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おまけ)略式の読誦

 

 二種の経本を参照しつつ現代人に音読しやすいよう表記しました。が、宗派や団体等によって読み方や文言が違うかもしれません。これはあくまで参考ていどにということでお願いいたします;



■漢文で読む場合


無量義《むーりょーぎー》経《きょー》十《じゅー》功徳《くーどく》品《ほん》第三《だいさんー》。


仏言《ぶつごん》。

善男子《ぜんなんしー》。  第一是經《だいいちぜーきょう》。

能令《のーれー》菩薩《ぼーさー》  未発心者《みーほっしんしゃー》  発菩提心《ほつぼーだいしん》。

無慈仁者《むーじーにんしゃー》  起於慈心《きーおーじーしん》。

好殺戮者《こーせつりくしゃー》  起大悲心《きーおーひーしん》。

生嫉妬者《しょーしっとーしゃー》  起隨喜心《きーずいきーしん》。

有愛著者《うーあいじゃくしゃー》  起能捨心《きーのーしゃーしん》。

諸慳貪者《しょーけんどんしゃー》  起布施心《きーふーせーしん》。

多憍慢者《たーきょーまんしゃー》  起持戒心《きーじーかいしん》。

瞋恚盛者《しんにーじょーしゃー》  起忍辱心《きーにんにくしん》。

生懈怠者《しょーけーたいしゃー》  起精進心《きーしょーじんしん》。

諸散乱者《しょーさくらんしゃー》  起禅定心《きーぜんじょーしん》。

於愚痴者《おーぐーちーしゃー》  起智慧心《きーちーえーしん》。

未能度彼者《みーのーどーひーしゃー》  起度彼心《きーどーひーしん》。

行十悪者《ぎょーじゅーあくしゃー》  起十善心《きーじゅーぜんしん》。

楽有為者《らくうーいーしゃー》  志無為心《しーむーいーしん》。

有退心者《うーたいしんしゃー》  作不退心《さーふーたいしん》。

為有漏者《いーうーろーしゃー》  起無漏心《きーむーろーしん》。

多煩惱者《たーぼんのーしゃー》  起除滅心《きーじょーめつしん》。

善男子《ぜんなんしー》。

是名《ぜーみょー》是經《ぜーきょー》  第一《だいいち》功徳《くーどく》  不思議力《ふーしーぎーりき》。



■書き下し文で読む場合


無量義《むりょうぎ》経《きょう》十《じゅう》功徳《くどく》品《ほん》第三《だいさんー》


仏《ほとけ》の言《のたまわ》く。

善男子《ぜんなんし》。第一《だいいち》に是《こ》の経《きょう》は。

能《よ》く菩薩《ぼさつ》の未《いま》だ発心《ほっしん》せざる者《もの》をして菩提心《ぼだいしんん》を発《おこ》さ令《し》め。

慈仁《じにん》無《な》き者《もの》には慈心《じしん》を起《お》こさしめ。

殺戮《せつりく》を好《この》む者《もの》には大悲《だいひ》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

嫉妬《しっと》を生《しょう》ずる者《もの》には随喜《ずいき》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

愛著《あいじゃく》有《あ》る者《もの》には能捨《のうしゃ》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

諸《もろもろ》の慳貪《けんどん》の者《もの》には布施《ふせ》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

憍慢《きょうまん》多《おお》き者《もの》には持戒《じかい》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

瞋恚《しんに》盛《さか》んなる者《もの》には忍辱《にんにく》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

懈怠《けたい》を生《しょう》ずる者《もの》には精進《しょうじん》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

諸《もろもろ》の錯乱《さくらん》の者《もの》には禅定《ぜんじょう》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

愚痴《ぐち》多《おお》き者《もの》には智慧《ちえ》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

未《いま》だ彼《かれ》を度《ど》すること能《あた》わざる者《もの》には彼《かれ》を度《ど》する心《こころ》を起《お》こさしめ。

十悪《じゅうあく》を行《ぎょう》ずる者《もの》には十善《じゅうぜん》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

有為《うゐ》を願《ねが》う者《もの》には無為《むゐ》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

退心《たいしん》有《あ》る者《もの》には不退《ふたい》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

有漏《うろ》を為《な》す者《もの》には無漏《むろ》の心《こころ》を起《お》こさしめ。

煩悩《ぼんのう》多《おお》き者《もの》には除滅《じょめつ》の心《こころ》を起《お》こさしむ。

善男子《ぜんなんし》。是《これ》をこの経《きょう》の第一《だいいち》の功徳《くどく》。

不思議《ふしぎ》の力《ちから》と名《な》づく。

 


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