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解説と言う名の訳者のいいわけ

 

 仏典の勝手な解釈シリーズ20作めにご紹介しますこの「無量義経」は、大乗仏教の経典で法華三部経のひとつめにあたります。

 その内容は……、ブッダの晩年のとある朝に、すでに高度な部分まで理解済みな弟子たちに対して話されたものとされておりまして。その日の午後に有名な「妙法蓮華経(略して法華経、または法花経)」が説かれた……ことになるわけでしょうか。


 法華経は「究極の大乗仏教、すべての仏教を含んだ教え」とされてます(注:宗派や学派により諸説や異論はあるかもですが、そのへんも紹介してると話がすごく長くなるので、この作品ではそういう前提でお願いします;)。

 ですがそれだけに解りにくく、お釈迦さんでさえ四十年くらいかけて、すでにかなり深いとこまで仏教を理解できた弟子にでないと教えられなかったというほどの難解さなのでした。

 その難しい講義の前フリで語られたとされてるのがこの無量義経でありました。


 法華門という、仏教の中でも諸概念が最もスパゲッティ状態に絡まって熟成されちゃった分野(注:個人の感想です;)のお経ということもあって、表現がしつこく専門用語が多く話が長く、「てきとー訳」にしてさえもまだとっつきにくい部分のある文章です。このジャンルはウンチク語りにはネタが豊富で嬉しいのだけど、いっぺんにやるにはちょっと多すぎる。(汗)


 そんなわけで、これを「誰にでもわかるように簡単に説明する」のはお釈迦さんでも難しかったみたいだから筆者になぞもっと無理ゆえ、「なんかよくわかんないけども、あらすじだけなんとなく掴めればおっけー!」という方針で、全3章を翻訳してみます。

 雨あられと降り注ぐ専門的な言葉についてはひとつひとつ確認して解説してたら話が進まなくなるから、ウンチク語りは特に興味を引きそうなものだけにしたいと思いますんで、「わからないけど興味ある」という方はご自身でお調べくださいませ。


 例によって素人によるてきとー訳でありますので、不正確や説明不足な点はご勘弁いただいて、物語として楽しむのみにしていただけますよう。

 また、もし致命的な間違いをみつけたらこっそりとお教えください、もういつでも人知れずひっそりと訂正する準備がありますので。


 これはあくまで「読んでみたら面白かった古典をネタに述べる、趣味レベルのおばかノベル(踏韻?)」というシリーズであって、物語や内容を紹介してウンチク語りを楽しむことを目的としております。

 学術研究用の正確な翻訳や信心のための詳細な解説が必要な方は、専門の先生方が書物でもブログでも動画でも翻訳や解説をてがけておられますからそっちを探していただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。



 では、南無なん妙法蓮華みょーほうれんげーきょー~。

 (訳:とにかくすげえ蓮の花のような教えに、帰依きえっちゃうぜ~)


 蕭齊天竺三藏 曇摩伽陀耶舍ダルマカーダヤーシャ 漢譯

 令和日本素人 阿僧祇 てきとー訳

 


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