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眠い子

作者: 碧巴

あー、眠い。眠すぎるよ。

でも僕は寝ていたいのに世界は急いで活動する。


少し日を開けると増える課題

いろいろなことが起きてる世の中

それを報道するもの

流行を追いかけていく者

コツコツと頑張っていく者


いっぱいいろんな人が行動してるんだ。

僕よりずぅっと早くね。そうすると僕、思うんだ。

待って、待って、置いていかないで?

起きなきゃ、ついていかなきゃ。

急がなきゃ、って思うんだ。

思うだけでなかなか行動はできないけどね。

だって眠いんだもの。


そんなこんなで始まる僕の一日。


◎月●日

寝るためだけに行う行動。

それを見てみんな

「君は真面目だね、そんな早く行動できてうらやましいよ」

って言ってくる。

やめてよ、やめて、僕は寝るためだけにやってるだけだよ。

真面目とか、そう言うんじゃないよ。



▲月●日

「はぁ、眠い〜」

「またそれ言ってるねぇ、寝たら?」

「これでも寝てるんだよ?昨日だって、8時間寝たし、お昼寝も4時間はしたんだよ」

「それは寝過だよ、起きなきゃ」

そう言われても無理なんだもん



◎月□日

今日も眠い、眠すぎる。

いいよね、寝てたって。

僕ずっとねてたい。

大人になっても寝てたい。

僕っておかしいのかな?


□月●日

怒られた。寝すぎだよ、って怒られた。

じゃあ一体どうすればいいの?

無理矢理起きなきゃダメになる。



▲月□日

無理矢理起きてみた。

お絵かきしたり、ゲームをしたり起きてみた。

友達と電話もした。

そうするとすっごく楽しかった。

起きていられたんだ。

これはいい、すっごくいい。


✖︎月□日

今日も起きてたんだ、お絵かきとかして起きてたんだ。

夕方から始めて気づいたら朝になってた

こんなに起きれるなんてすごい!!

けどダメだ、これ以上は眠いや。

寝ちゃおう。


●月◎日

いつまで寝てるの、起きなさい!!って言われちゃった。

だって寝るの遅かったんだもん…

じゃあ早く寝なさいって言われちゃった。

そうだね、そうしなきゃ。

いつもより早く布団に入って目を閉じた

だけど、あれ?なんでだろう?

眠れない。

友達との会話が気になる。

おかしいな、僕、眠れなくなっちゃってる?


□月✖︎日

僕、昼夜逆転みたいになっちゃった。

とは言っても最近は朝も昼も寝っぱなしだけど…

けどね、最近はみんな怒ってこないんだ。

呆れられたのかな?でもいいんだ。

今、僕すごく幸せだから。

眠たいときに寝る生活ができてるんだもん。

自分にあった生活になったからいいんだもん。

僕はずっとこの生活がしたい。

ずっと、ずっと、この生活でいいよ。








おーい、何してんだよ?

ん?昔の小説っぽい日記を見つけた、て?

ああ、本当だ、昔の俺の文字みたいだな。

ふーん。幸せそうだな。

まだページが空いてんな?昔の俺へメッセージでも書いてやろうかな。







昔の俺へ

幸せそうで何よりだ。

けど幸せは続かないぞ。

いや、俺は幸せだと思ってるが…今のお前にとってはそうじゃなくなるかもしれない、と捉えてくれたらいい。

大人になるにつれて起きなきゃいけなくなった。

無理矢理朝起きて、仕事とかに行って、帰っての毎日。

それでも夜の楽しみはやめれずに寝不足でそれを続けてる。

眠気と戦う生活を送ってる。

キツそうだろ?けど俺は幸せだ。仕事をしつつばかやってる友達を喋る毎日。

寝る時間は減っちまったがな。

まぁ、この生活になるまで今の生活を楽しんだ方がいいと思うぞ。

自分の好きに生きたらいい。

まぁこれくらいか?

それじゃあな、眠い眠い過去の自分。

静かに眠って幸せに。


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