2日目
「HAHAHA、あの赤髪ヤロ〜」
う〜腹へった〜餓死する〜
つか、何だよアイツ執事長から話し聞けっていったのに
「誰もこねぇじゃねぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁぁ!!」
オマケに鍵もかかってるしさぁ
何アイツ、こういうのがすきなのか?Sなのか?ドSなのか?
つか、俺スゲ−な一日中この部屋にいたぜ
さすが俺、さすが俺の精神力
……………
YEAH!鍵をあける音がきこえたぜ
やっとこの地獄から開放される
……はいってきたのは男だった。しかも、かなりのイケメン
長身で青髪でカッコイイ!!
「君か?お嬢様に召喚されたのは」
声までカッコイイぜぃ!
「は、はい、多分そうですね」
「そうか、執事長のリートだ……君の名前は?」
「僕は雄です」
「よろしく、ユウ」
「よ、よろしくお願いします」
「君は今の状況をわかっているかい」
「い、いえ」
「やっぱりか…君はお嬢様に召喚されたんだよ召使いとしてね」
「召使い…ですか」
「うん、この国では貴族は14歳になると自分の召使いを召喚する習わしがあるんだよ
………君はこの国の人間じゃないね」
さっすがぁ〜☆やっぱり若手エリート執事はちがうなぁ〜
他に執事見たことないけど
「そうなんですけど、もしかしたらこの世界の人間じゃないかもしれないんですよね」
「あぁ、そうか」
何を納得したんだ…つか納得出来るのか?
「疑わないんですか?」
「うん、まぁ大抵はこの国の人間が召喚されるんだけど、たまに他国の人間だとか、君の様に異世界の 人間の場合もあるんだよ」
「僕は帰れるんですか?」
帰りたくはないが、まぁいちおうきいとこ
「365日後に帰れるよ、それが召使いの期間だからね」
はぁ、ふざけんなよ!帰ったら高校どうすんだよ俺。
どうせならずっとここにいたいんだけど俺
「そう、心配そうな顔をするなよ。大丈夫、きっと帰れるさ僕が保障する…前例もあるしね」
そっちの心配してんじゃないけどな
「さて、召使いについて説明するよ」
「はい」
俺、異世界にきたのに落ち着いてるよな
なんでだろ?………まぁいいか☆
「仕事は簡単、主の身の回りの世話をすること、主の言うことは絶対聞くこと、外出の時は常に主の傍 にいること、主をお守りすること、えーとそれから………」
彼の話は3時間続いたとさ、めでたしめでたし。
まぁ、リートさんの話を聞いてひとつわかったことがある
召使いって
……奴隷じゃねーの?