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子羊令嬢とナルシスト王子  作者: もちうさぎ
2/10

いざ、王都へ

王都へ行くらしいです


シャーとカ-テンを開く音がした。

薄らと目を開くと、朝日が差し込んで一気に視界が明るくなった。……眩しいくらいにいい天気。


「おはようございます、リア様」


朝日に照らされた赤茶色の髪がキラキラ輝いている女の人。

メイドのメアリだ。


我が家のメイドは、メアリだけで、家事などをこなしてくれているから、毎日顔を合わせる。


有休、とっているのかしら。


「今日は、パーティーですよ!」


落ち着いている彼女にしては、テンション高めに言う。


「ええ、そうねぇ」


いやだなー。いーきーたーくーなーい。


「着替えますよ!」


「ええ」


「髪を整えますよ!」


「ええ」


「楽しんでいってらっしゃいませ」


「ええ」


「ええ」と言っていたら、いつの間にか馬車に乗っていました。


朝食はどうしたの!?

って思ったでしょ?

朝食は、何食べていたのか覚えていない。

寝ぼけながら食べていたのだろう。

たまにあることだ。


「パーティーだなんて何年ぶりでしょうね」


「そうだな、王都へ行くのも久しぶりじゃないか」


両親は私の前の席に座って、のんびりとした会話をしていた。


私は、流れいく景色を見ながら


まだ着くな――


と祈っていたけど着いてしまった。


昨日の夜は、眠たくてどうでもいいと思っていたけど

朝になったらスッキリしたおかげかパーティーなんて無理!

って感じに。


今は、朝以上に無理だ。

だって着いたんだよ?王都に!

母が窓の外を見て、うっとりとする。


「キレイな街並みねぇ。やっぱり王都は違うわ」


そう、窓から見える景色は緑の草原ではなく、建物だらけの街並み。

人で賑わっている。

お祭りみたい……


悪くない、かも。


パーティーは別だけど!






パーティーはあともう少し

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