表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

さあ、でかけよう

作者: ちよ

――ハイキングに行こう――


自然は僕らの友達だ。


そうだ。お弁当をもたなくっちゃね。

帰るときに楽なように紙のパックに弁当を詰めよう。

食べたら捨てれば楽チンだよね。


――ゴミ箱いっぱいだなぁ。横においとけば誰かが掃除してくれるさ。


ここにしか咲かない珍しい植物があるらしい。

旅の想い出だ。

一輪持って帰って押し花にしよう。


――良い土産話になるだろうなぁ。


いい天気だ。

日差しと、目前に拡がる草原が絶好のアングルだよ。

写真を一枚撮ろうかな。

順路にいると後続の人が来るなぁ。


この順路幅がが狭いし、ちょっと好みのアングルからずれてるぞ。

ちょっとだけだ、順路から降りてみよう。


――なぁに、写真を撮る間だけのことさ。


あぁ……楽しかったなぁ。

また次の休みも出かけることにしよう。


::


都会の喧噪と人としてのモラルを逃れ「ハイキング」


自然は壊れ逝く運命を飲み込んで 人間観察を続ける


邪魔だからと 害虫を駆除する術を模索する ボクらは


美しい蒼の星にパラサイトする淘汰されるべき 蟲 そのもの……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 自然問題がテーマの良い短編でした! [一言] 次回作にも期待です!
2019/01/31 21:28 退会済み
管理
[一言] 悪意なく自分本位。 その降り積もりがよもや別の何かの生き死にを左右来るとは思いもせず。 ありがとうございました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ