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短編小説集  作者: 裕澄
5/40

一流の執事

バトル展開のお話です。

…ですがほぼ会話中心です。

っていうかバトルしてません(笑)


制作キーワード

執事×バトル

「お嬢様を傷つけようとする者は、誰であろうと容赦は致しませんよ…“旦那様“??」

ある貴族の屋敷で、睨み合う 屋敷の主と執事。

執事の傍らには、16歳の少女が手首を縛られ、眠らされた状態で床に横たわっている。


「おやおや…。一流の執事であるお前が

守りたくなる様な娘なのか??この“小娘“は」

そう言って、執事に主人は執事にピストルの銃口を向けた

「マカロフですか…“ご友人から譲られたもの“とお見受け致します。それにかなり、使い込まれてらっしゃいますね。」

執事は動揺する素振りもなく、主人に近づいて行く

「“ご友人“か…。今はそうだな。この小娘は、妻になるんだよ…このピストルを私に送った男のね…。

晴れてあの男の妻となれば、私は最強の後ろ盾を得る事が出来るッ!!」

主人は高々と笑いはじめた

「傷1つ 余計なうじ虫1つ 付けずに育てあげさせた、“最高の商品“になっただろ??」

主人は横たわる娘を蹴飛ばす

「ぐはっ…えっ!?どう言うことなの…!?」

蹴飛ばされた拍子に娘が目を覚ました

「お嬢様っ!?大丈夫ですか??」

執事は娘の元へと駆け寄った、後方にただならぬ殺気を身に纏って

「…大丈夫。ねぇ…玄斗(くろと)!! お父様っ!! どうしたの??」

娘の叫びは、主人には届かない

「大丈夫ですよ、お嬢様。(わたくし)が、命に代えてもお守りすると決めたのは、貴女だけですら。お嬢様は私のお側に居て下さい。」

と、玄斗は娘の手首の拘束を解き側に寄り添った

「この計画を!! この小娘…いや、この商品を!! 準備するのに、どれだけの時間と金を、費やしたと思っているんだ!!

解らないだろうな…

貴様の様な、雇われの執事風情の人間があ"ぁぁぁ!!」


「…計画??…商品??」

娘は状況が読み込めず、単語を繰り返し発している


「“執事風情“そんな、評価だったのですね…いいでしょう。

お嬢様、この部屋を出たすぐの所に嵩虎(たかとら)さんが、

居るはずです…!!早くここから逃げて下さい!!」

執事は娘を、部屋の扉の方へと誘導した

「嵩虎ぁ…!!私を裏切るのかぁぁぁぁ!!忠実なる(しもべ)のはずだ!!…裏切るなど有り得ないっ!!」

そう主人が叫んだ時、ギギギと大きな音をたてて扉が開いた

「さっきから聞いてたらさぁ…。

誰が、お前の“忠実なる(しもべ)“だよ…。俺は金で動くタイプの雇われ人ですよ。忘れてたんですか??“ご主人様“??」

扉の外から、玄斗より少し年上のスーツに身を纏った男性が現れた


「嵩虎さんっ!?」


娘は、びっくりしながらも何処か警戒をしている

「大丈夫ですよ、お嬢様。警戒しないで下さいって言っても

無理ですよね、この状況は

…でも。我が子にピストルを向けて見たこともない様な邪悪な顔をした、何を企んでいるか解らないお父様の側に居るよりは安全ですよ。俺の今の雇主は、貴女の執事 玄斗ですから。」と、ニコリと話しかけ手を娘へと伸ばした

「…わかった。貴方達を信じるわ。」

そう言って娘は嵩虎の手を取り、部屋から去って行った


「これで気負う事無く、貴方を仕留める事ができる…」

ついに次回

バトル展開予定(笑)

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