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短編小説集  作者: 裕澄
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オレンジ色の空

ある少年の冒険のお話です。


こういうタイプの話は久しぶりですね。


制作キーワード

少年×旅前夜

この世界が夜だけになって数百年


今年は数十年に一度のオレンジ色の空

夕方 がある日だ。


僕にとっては、はじめての夕方

空はどんな風になるんだろう?


お父さんやお母さんにとってもはじめての夕方かな?

もしかしたら、おじいちゃんとおばあちゃんは、何回も夕方をみたことあるのかな?


この世界は普段、空に月が見えている 夜しかない。

数百年前には、夜だけじゃなくて

夜が終わった後 朝っていうのがきて 昼っていう太陽が空の一番高いところにある時間があって夕方になって、夜になる。

っていうのが毎日の空の変わり方だったらしい。


数十年に一度しか夕方がないから 太陽っていうのを、僕は実際に見たことがない。


普段はずーっと夜だから、植物とかも外じゃ育たない

だから、この世界では大体のものが建物の中にある。

畑や農園も建物の中。 最近は森も凄く大きい建物の中に出来た


そんな夜だけの世界だけど、太陽を見れる方法はいくつかある


図書館に置いてある分厚い歴史の本とか、

教科書とかの写真でしか、僕は太陽を見れるんだけど、本物の太陽は夕方の時にしか見れないから凄く楽しみなんだけど…


お母さんやお父さん 学校の先生からは

「夕方は危ないから家から出ちゃダメだ」って言われてる。

なんでなんだろう。

オレンジ色の空はそんなに危ないものなのかな?



夕方が来ることは、悪いことなの?


夜も深夜って言われる一番暗い時間は、外に出ちゃダメって言われてるし。


深夜と夕方になにがあるんだろう


夕方っていうのは急に空がオレンジ色になるんじゃなくて、

ちょっとずつオレンジ色になっていくらしい。


オレンジ色になる前にほんの少しずつ夜じゃなくなって、夕方になっていくんだって図書館の本で読んだ。

夜じゃなくなるだけで、何が危ないのかわからなかった僕は夕方についてお父さんに聞いたことがあった。


そうするとお父さんは

「夕方がある日は危ない。急に動物が暴れ出したりするんだ。それに夕方がある日は、空が赤くなるだけじゃないんだ…とにかくお前みたいな子供は窓をしっかり閉めて、ゲームでもしてろ」

って僕が質問すると必ずそんな答えだった。

学校の先生に聞いても

「夕方は危ないから外に出ないで、窓をしっかり閉めて家にいるように」

としか、言われなかった。


大人たちはなんでそんなに、僕たち子供に夕方を見せたくないんだろう?






それを確かめるために僕は旅に出た

明けない夜とかをテーマにした作品って多いですよね。


扱いやすい題材ですが、短編小説となると実は難しいです。

次回は「僕」のその後をかけたらなぁ…と思っています

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