表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
短編小説集  作者: 裕澄
22/40

男装カフェ 星屑学園

男装カフェに行ったことないですが、

こういう話は書いてみたかったので、

チャレンジしてみました!


制作キーワード

男装×カフェ

「いらっしゃいませ。ようこそ、星屑学園へ」

ここは、歓楽街の雑居ビルの5階にある

【男装カフェ 星屑学園】

男装っていうぐらいだから、カフェの店員は男の格好をした、女の子。


まぁ…簡単に言えば、メイドカフェ…みたいなモノかな。

本気で男と間違えるぐらいイケメンの先輩とかいるけど…

おれ 桐夜(きりや)は、どっちかって言うと中性的かな。(決してぽっちゃりとかじゃない)


見た目も、ナベシャツ着て男っぽく見えるメイクしてるぐらいだしな。

ウイッグは付けず地毛だから、女の子のキュンと来る仕草とかも、さらっと出来るし。


メイクに関してはコスプレイヤーさんたちを参考にしてたりするけど(笑)


元々、男っぽい性格で変身願望も強かったから星屑学園に勤務(登校)中。


「おれのマドンナ来てくんないかなぁ~。」

店員(キャスト)用の待機(たまり)スペースでのんびりしてると


「ちょっとは真面目にしろよ、桐夜。そんな態度だから、お前にはマドンナが来ないんだよ。」って嫌味を言いに、同期の太雅(たいが)がおれに近づいてきた。


コイツは、スラッとしててイケメンで同期の中で一番人気。


ちなみに、マドンナってお客さんの事な。

んで、たまりスペースはお客さん(マドンナ)からも見える位置にあるからアピールの場所でもあるんだけど…

基本的に暇だからのんびり過ごしてる。

制服のブレザーもインナーをパーカーにしてるから、

Yシャツみたいにシワにならないし。ヤンチャな感じも出せて一石二鳥。


「…悪かったな。毎日ヘラヘラして、ヘルプばっか行ってて。」

嫌味を言って去っていく太雅の背中に返事をした。



固定のマドンナが、っていうかファンが

おれは太雅と違ってあんまり居ないからさ、しょーじき暇なの。

人気者の穴埋め(ヘルプ)が基本だからさ。

一部の先輩とかには、

「ヘラヘラすんな!!」ってめちゃくちゃキレられるけど、

カッコ付けてても、(人気者)になれないからヘラヘラしてるんだっつうの。


そんな時、

『桐夜。25番さんオーダー頼めるか??』耳に付けてた無線(イヤモニ)に他のキャストから連絡が入った。


奏時(そうじ)さん。りょーかいっす。』ブレザーに付いたマイクに話しかけて、25番テーブルに急いだ。


25番テーブルに着いたおれは

「お待たせしました。何をご注文ですか?マドンナ。」

とマドンナの顔を見ると…


「かおりちゃん!!」

かおりちゃんは、数少ないおれを応援してくれてる25歳(同い年)のマドンナ。


「久しぶり。相変わらず固定のマドンナさん増えないみたいだね(笑)」

二年ぐらいこうやって、会いに来てくれてるから、こんな台詞は聞きなれてる。


「かおりちゃん、相変わらずヒドいな~。…あれ隣のお姉さんは??おれ、はじめましてだよね?」

かおりちゃんの隣には、見慣れないアラサーぐらいのお姉さんが座ってる。


「うん。あたしの趣味仲間なんだけど、めぐみさんっていうの。学園の放送部で撮ってる動画見たら、登校したく(来たく)なったらしくて連れてきたの。」


「めっちゃ助かる!ありがとー。かおりちゃん!!」


「めぐみさん…はじめまして。

星屑学園 二年B組 放送部員の 桐夜です

かおりちゃんの友達って事は、おれの事少しは知ってるのかな?」

っておれは、ブレザーの胸ポケットから名刺を出してめぐみさんに渡した。


「…ありがとう。うん。かおりちゃんから、結構色んな話聞いてる。」

ってめぐみさんはニコニコ笑ってるけどさ

「かおりちゃん変なこと言ってないよな??」

おれが少しほっぺを膨らませて聞くと、


「変なことは、いってないよ…変なことは。」ってニヤニヤしてる。…この子確信犯だ。

気まずくなったおれは、とりあえず注文を取ることにした。


かおりちゃんは、いつも通りの

クリーム付きのコーヒーゼリーとハーブティー


めぐみさんは、一番人気のショートケーキ(デコレーション付き)とアイスコーヒー


うちのカフェは、クリーム絞ったり、お皿のデコレーションしたりって作業はキャストがやって、そのキャストらしさって言う付加価値を付けよう!!的な事らしい。


コーヒーとハーブティーの準備ができるまでにフードを作る。って言っても、乗っけてデコレーションするだけ。

超簡単だからこそ個性が必要。


かおりちゃんのコーヒーゼリーには、多め生クリームを絞ってチョコのカラースプレーをパラパラ散らして、横に星形の黄色に着色してあるホワイトチョコで作ったのを飾る。


ショートケーキは皿に乗っけて、てっぺんのイチゴの横にこっちも、星形で黄色のホワイトチョコ。

んで仕上げに、チョコソースで″めぐみさんへ″って描けば完成。


完成したメニューを二人に届けて、これから、忙しい時間だから少しだけ話せる。

ヘルプとか雑務が増える前に話しておきたいからね。



デザートを食べてる二人に、

「二人はさここのキャストでさ、

″この人今日、会ってみたい~″とかある??連れてくるよ??」

まぁ、めぐみさんに関しては、どうせおれじゃないだろうし。

多分、煌太(こうた)先輩か琥太郎(こたろう)でしょ。


動画サイトの動画に最近出てるの、三年の煌太先輩とおれと一年の琥太郎だからおれは無いな。


二人とも、おれより人気あるし(ひがんでる訳じゃなくて、事実なんだよこれが)

めぐみさんは照れながら

「わたしは、桐夜くんかな??」

えぇぇ!?おれ!?

「桐夜くんさぁ、そんなにびっくりしなくていいよ(笑)」

思わず顔に出てたみたいで、かおりちゃんにツッこまれた。


「おれ、顔に出てた??」


「うん。すっごいびっくりしてた。」

めぐみさんにまでツッこまれた。

まぁ…いいや。さっきから緊張してる顔してためぐみさんが笑ってくれたし。


『桐夜…話してる所悪い。他のテーブルにヘルプ行ってくれないか?』

イヤモニから聞こえたのは、先輩の匡宗(まさむね)さんからのヘルプ要請。


おれは、すかさず

「ごめん。今さ、他のマドンナ()の所行かなきゃ行けなくなっちゃった…」

ごめんって手のひらをあわせて、ごめんのポーズをした。


ほんとだったらまだ話してたいけど、そうもいかないワケ。…色々あってな。


「いいよ、いいよ。いってらっしゃい。

その間桐夜くんに聞かせられない女子トークでもしてるから。」

かおりちゃんは、こういう時嫌な顔せず送り出してくれる。

さすが、【人気ランク上位キャストより下位キャスト好き。】を公言してるだけあるな…わかってる。


『匡宗さん了解っす。今から向かいます。』

ぼそっとマイクに向かって喋ると、匡宗さんから

『30番さんヨロシクな。』ってだけの無線が入った。


「じゃあいってくる。終わったら戻ってくるから」って二人に言って30番テーブルに着くと、



…やっぱりな。

30番テーブルについて色々と納得した。


匡宗さん一派で、先輩の快斗さん好きの″モンスター″って影で呼ばれてるお客さんのかおるさん。


「ねぇ。遅いわよ??待たせないでよ!?それに私

匡宗さんに快斗くん呼んでって頼んだのに、何でアナタなの??」

…来たよ。相変わらず放送部のキャスト嫌いだよな…


煌太先輩と快斗さんがライバルで特におれ達 放送部のキャストに嫌がらせしてくる。


まぁ。お客さんが嫌がらせしてくるなら、マシだな。

…キャスト同士とかほんとねちっこいからな。


かおるさんは、わざと足引っかけてみたり

評判を下げてみたり ミスを誘導する系が多いけど一番厄介なのが…


『すないな、桐夜。マドンナたちが、そっちに向かわせてくれそうになくてな。』

ニヤニヤ笑ってる

快斗さんの声がおれのイヤモニに流れてくる。

そう、快斗さんと匡宗さんがかおるさんとグルって所。


あ"ぁ~うっとおしい!!

キャスト相手なら

やんないけど、やり返す手立てはあるんだけど、お客さんだとな…立場が邪魔してやり返せないんだよ。


守られてるからって、何してもいいってワケじゃねえっつうの。


「…申し訳ありません。」

おれが謝ると、

「まぁ、しょうがないからアナタでいいわ。せいぜい私を退屈させないでね。」

怒りたい所だけど落ち着け、おれ。…お客さんにキレるなよ。


…それに、ここがチャンスか??

おれは、髪をかきあげて久しぶりの本気モード


「…承知いたしました。マドンナ様。おれが、精一杯のおもてなしさせていただきます。」

椅子に座ってるかおるさんの目の前で、立て膝ついて執事みたいにお辞儀をした。


あんまりヤンチャキャラの手前やりたくないけど、″退屈させるな″ってオーダーだし、

…それにこれ以上やられるのもおれの性に合わないから。


「っ!!…ちょっとは、楽しませてくれるみたいね。」

かおるさんが、おれの顔みてびっくりしてる。


そりゃそうだろうな。

かおるさん、執事とかそう言う感じの態度とられるの好きっぽいのは、リサーチ済み。

リピーターのお客さんの好みは、接客してなくても大体把握してるのは、暇すぎてヘルプ行きまくってるから、自然と覚えたんだけど…こう言う時に武器になるし、これも一石二鳥。


「どうされました??そんなに、びっくりして??」


「だって、アナタいつもと違うじゃない!!」

予想通りの反応…これはこれで面白いな。


「いつものおれじゃご満足戴けないかと、思いまして…

趣向を変えてみました。」

ニコリと笑うと


「…ふんっ!!その、趣向がいつまで続くか楽しみね??」

怒ってるフリしてるけど、嬉しそうなのがバレバレ。


「ご注文は、何になさいますか??…マドンナ様。」

おれがそう言って、持ってたメニューを差し出すと


「温かい紅茶とスコーンのセットを。」

メニューも見ずにおれにオーダーした。


「…かしこまりました。温かいセイロンティーと

豆乳クリーム付きのスコーンのセットで宜しいですか??」


嫌味で細かいリクエストをした、つもりだろうけど…

なめてもらっちゃ困る。


「…よく知ってるわね、正解よ。」


「ありがとうございます。お客さまの好みを、把握するのも、おれたちの仕事ですから。

…今お作りして来ますので少しお待ちください。

失礼します。」

そうおれは、かおるさんに言ってキッチンに一旦引き上げるタイミングで


ブレザーのマイクに向かって

『快斗さん

30番さんはおれが、お相手しておくので、急がなくて大丈夫ですから。』

って無線に嫌味をのせた。

男装カフェは行ったことはないですが

やっぱり、女性の集まる場所ですから、いろいろあるでしょうねぇ。

ドロドロとしたものとか、色々。

続編を書こうか悩みましたが、これはこれでいいのかも?と思い1話完結にさせていただきます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ