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スレスレ
断崖絶壁すれすれの細い道
ガードレールはない
道路標識もない
そこを走る一台の車
俺が運転しているが
俺が運転しているわけではない
きみが運転しているが
きみが運転しているわけではない
誰かが運転しているが
誰も運転しているわけではない
向こうの空に渦巻く不安
自然と湧き出る不自然な高揚感
いったい何度覚悟を決めて
いったい何度諦めたのか
コンディションは最悪
なんもかんもがぶっ壊れてしまった
いつの間にやら
凄まじいスピードで進んでいるが
一体どこに向かっているのだろう




