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Be Color  作者: 七ッ橋
序章
6/9

6話 忘却だって、精神安定剤のひとつ

僕っ子ですよ?

そう。僕っ子。


いやー、久しぶりにみましたよ。

中学校の時は、いましたからねー

「俺は~」なんて言う子が。



ん?僕っ子じゃないか。俺っ子だね。



あの子は、元気にやってるかな~

あいかわらず、竹刀持って走り回ってそうだなぁ。

あぁ、でも高校は空手部に入るて言ってたからサンドバッグにでも、蹴りをいれてるかもしれないなぁ~

ますます、女の子離れ……………………………………いや、人間離れしてそう。






…………今度会う時は、覚悟が必要かもしれない。






「おーい、桜唄さん~

聞こえてますか~桜唄さん~」


…………はっ!


いけない、いけない。

雪花ちゃんが呼んでました。


「ごめんなさい。少し、昔のことを思い出しまして。」


「大丈夫ですか?顔が、引きつってましたよ?」




………よし。あの子のことはもう思い出さないことにしよう。

主に、私の精神安定のために。





「多分、大丈夫です。

それで雪花ちゃん、何かありましたか?」


「人間体になったので、改めてお話をしようかなと思ったんですけど………」


まじまじと、雪花ちゃんをみつめます。


キラキラと輝く白銀の髪、クリクリとしたピンクのお目。瑞々しくぷっくらとした唇。

透き通るようなお肌、少し色付いたぽっぺ。


何なんだ!この可愛い生物は!

殺人的に、可愛いですよ!



「………雪花ちゃん、可愛いですねぇ。食べてしまいたくなりますよ。」


「食べるのは、やめて下さい…………

この手も、どかして下さい………」


「あぁ、いけません。雪花ちゃんが、可愛いのでつい、ナデナデしてしまいました。」


「うぅ、そうですか………

あのそれで、桜唄さんはどうやってここに来たんですか?」


「………どうやって来たんでしょう?

自転車に乗っていて、信号が赤だったので降りたら、ここいましたね。

で、振り向いたら雪花ちゃんがいました。


そう言えば最初何であんなに、噛んでたんですか?今は、ちゃんとした話し方なのに。」



ちいさいのに、ちゃんとした話し方なんですよ?なのに何であんなにも、テンパっていたんでしょうか?

不思議に思います。





「それは、いきなり目の前に桜唄さんが現れたからですよ。ビックリして、混乱してしまいました。」


「………それは、驚きますね。」


私でも、驚くと思う。何も無いとこからいきなり目の前に人が現れたら。




現れたの私、なんですけど。






「はい。それで、話し方も変になっていました。

………ところで、あの、桜唄さんは日本の方ですか?」









日本の皆様。

ドラゴンにも、日本は知られておりました。

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