4話 挨拶は、世界共通です。
挨拶をしよう。
例え、
それが何も言わないドラゴンだとしても。
挨拶は大事って、学校で習ったもんね。
ドラゴンでも挨拶されたら、嬉しい筈だ!
きっと、たぶん、恐らく…………
まぁ、とりあえず
「今日は。
はじめまして私、桜唄彩月と言います。
とりあえず、よろしくお願いします。」
…………今、思ったけど何を『よろしくお願い』するんだ?
食べてもらうお願い?
食べられちゃう可能性を、忘れてたなぁ。
ま、いっか………………
…………にしても、このドラゴン綺麗だな。
真っ白。一ミリの汚れも無いよ。
洗濯用洗剤も、漂白剤も驚きの白さだね。
目は、赤じゃないですね~。
赤だったら、アルビノ間違い無しなのに。
何と言うか、桃色?桜色?ピンク?薄紅?
みたいな色なんですよ。
雪の中に、二枚の花びらがあるような………
綺麗ですね、本当。
というか、ドラゴンって言葉話せるのかな?
基本的なこと忘れてたよ………
どうしましょ?
『こ、こ、今日は!
えっと、えっと、僕の名前は、雪花です‼
よ、よ、よ、よろしくお願いしましゅ‼』
………話せました。しかも、日本語。
正直、唸り声か咆哮ぐらいだと思ってたのですけど。
テンパってますけどね~
声を聞く限り、幼子?
何か、小学校低学年くらいな感じかな~
てか、『僕』?
女の子の声の様な気がしたよ?
まぁ、ドラゴンの性別なんて、
私が判断できるモノでは無いと思いますけどね~。
……………挨拶を返されたら、とりあえず話をしないといけないですよね。
ついでに、基本的なことも聞いておいた方がいいと思いますし。
先ず、一番最初に聞くのは当然…………
「雪花さんとおっしゃるのですか。
綺麗な、良い名前ですね。
ひとつお聞きしたいのですけど、
食事は人間ですか?」
当然の質問だよね。
アレ?違う?
ドラゴンちゃんは、雪花ちゃん。




