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稲妻海域で遭遇戦

呂布船団、稲妻へ向かう道中


稲妻の透き通っていながらも激しいうねりを秘めた海域では、海風が唸り、波は奔る馬のように逆巻いていた。

北斗姐は「南十字」船団の旗艦の船首に立ち、颯爽とした姿で、炯々とした眼光を海面に注いでいる。

側の水夫たちはそれぞれの役割を果たし、忙しいながらも秩序立っており、帆は風になびいて威勢よく音を立て、まるで「南十字」の勇名を語っているかのようだ。


突然、見張りの者が大声を上げた。

「前方、不明な船団を発見!」


北斗は心を引き締め、望遠鏡を手に取り眺める。

すると一団の見知らぬ船団が波を切ってやって来る。

先頭の巨大な艦船には、方天画戟を手にした男が船首に堂々と立っていた。

まさしく呂布である。


呂布の船団の船は造形が奇抜で、大きく頑丈、船体には異国の獣紋が描かれ、太陽の下で冷たい気を放っている。

呂布は目の前の「南十字」船団を眺め、口元に冷笑を浮かべた。

彼の瞳には勝利しかなく、璃月で名を馳せるこの船団に対し、少しも怯みは見せない。


「戦闘準備!」


北斗の一喝のもと、「南十字」船団はたちまち戦闘態勢に入った。

水夫たちは一斉に武器を手にし、大砲は舷まで運ばれ、黒々とした砲口が呂布船団に向けられた。


呂布も負けじと方天画戟を振り回し、配下の船団に扇形に展開するよう指示し、「南十字」を包囲しようとした。


両船団は次第に接近し、海面はいっそう荒れ狂った。

「南十字」船団が先に砲撃を開始。

砲弾は流星のように海面を滑り、呂布船団に叩きつけられる。


しかし呂布は動じず、彼の船は身軽に砲弾を避けつつ、急速に「南十字」との距離を詰めていった。


船同士が接近し、白兵戦となった瞬間、戦いは一気に勃発した。

呂布はまるで戦神が降臨したかのように、方天画戟を手に一躍、直接「南十字」の旗艦に飛び乗った。

彼の戟の一振り一振りが千钧の力を帯び、瞬く間に多くの水夫が戟に倒れた。


北斗はこれを見て、長刀を手に呂布に向かって立ち向かった。


「ぬらりくら! この狂人、今日こそが汝の墓場となる!」


北斗は大喝一声、長刀は鋭い気勢をまとって呂布に斬りかかる。

呂布は冷笑し、方天画戟であっさりと受け止めた。

二人は打ち合い、応戦し合い、激闘を繰り広げた。


周囲の水夫たちも混戦に巻き込まれ、殺気立つ叫びと、兵器の激突音が入り混じる。

「南十字」の水夫たちは勇敢で無敵ではあったが、呂布船団の兵士は一団となって訓練され、しかも数が多く、「南十字」は次第に劣勢に立たされていった。


北斗と呂布の戦いも白熱化し、二人とも全身に傷を負いながら、誰も退こうとはしなかった。

呂布は突然力を込め、戟を一振り、北斗の腹部を突き刺した。


北斗はうめき、片膝をついた。

それでもなお体を支え、刀を地面に突いて呂布を睨みつける。


「北斗姐!」


水夫たちはこれを見て、我先に救いに駆けようとするが、呂布の兵士たちに阻まれてしまう。


呂布はひざまずく北斗を眺め、瞳に一抹の蔑みを宿した。


「お前は勇敢ではあるが、今日、お前とお前の船団は滅ぶべき運命にある」


北斗は最後の力を振り絞り、空を仰ぎ、瞳に無念の念を湛えた。


「俺…… 無念だ……」


言い終わらぬまま、ゆっくりと瞳を閉じた。


北斗の戦死と共に、「南十字」船団は完全に抵抗の意志を失い、ことごとく降参した。

呂布は旗艦の船首に立ち、自らが征服した海域と船団を眺め、狂気の笑いを上げた。

その声は海面に長く響き渡った。

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