稲妻反撃戦、呂布の終わり(正史線)
ナレーション:前回の話の続き。なんと呂布は度を越して帝君を暗殺し、一気に璃月を支配下に収めた。しかし幸いにも、勇猛果敢な旅人・空とその仲間たちは、重傷を負った鍾離を無事に窮地から救い出した。刻晴までが残りの兵たちを率いて、呂布の魔の手から逃れることに成功した。今や情勢はますます緊迫しており、呂布は満を持して三十万の精鋭部隊と、袁紹・袁術ら強力な勢力を率い、稲妻へ遠征しようとしている。果たして旅人・空たちは呂布より先に稲妻に到着できるのだろうか。そして呂布の膨れ上がる野望を食い止める力はあるのだろうか。
旅人・空は焦りにかられて叫んだ。
「みんな、急げ!絶対に呂布より先に稲妻に着かなければならないんだ!」
言うと、彼は仲間たちと共に北斗の船に素早く乗り込み、帆を揚げ、荒波を切り裂き、電光石火のスピードで稲妻へと疾走していった。
苦しい航海の末、旅人・空一行は念願かなって稲妻に一番乗りを果たした。
岸に着くとすぐ、何赤哲は即断即決で神秘的な術を発動し、知略に優れた二人の傑世の英才――龐統と諸葛亮、さらに蜀の三大将、関羽・趙雲・張飛を召喚した。
一同は一堂に会し、呂布大軍の来襲に備える作戦を目まぐるしく協議し始めた。
諸葛亮は羽扇を軽く揺らし、ゆっくりと口を開いた。
「呂布は軽率だが武力は極めて高く、配下の兵力も多い。稲妻は山林が多い。伏兵を仕掛けることができる」
一同は皆これに賛成した。
そして張飛が一団を率いて東の谷に伏兵を敷き、関羽は西の要所を守り、趙雲は精鋭部隊を率いて随時呂布の中軍への突撃を準備した。龐統は城内の防衛指揮・調整にあたった。
間もなく呂布大軍が迫ってきた。
彼は稲妻の城門が開け放たれているのを見て、敵が戦意を喪失していると思い込み、軍を率いてどんどん進軍させた。
谷の中に入り込んだところで、張飛が怒号を上げて襲いかかり、呂布軍はたちまち混乱した。
続いて関羽も側面から襲い来て、呂布は勇猛ながら両面から挟み撃ちにされて抗いがたい。
この隙に趙雲は好機を見計らって中軍に突入し、真っ先に呂布を狙った。
呂布は必死に抵抗するものの、前後から挟み撃ちにされる。
呂布が狼狽している隙に、空から突然大火が降り注いだ。
これは稲妻の兵士たちが蜀軍と協力して火攻めを仕掛けたのだ。
火勢は猛烈で、彼の大船団すら跡形もなく焼き尽くされ、呂布軍は無数の死傷者を出した。
呂布は万事休すと見て、わずかな残兵を連れて小舟でみすみす逃げ出した。
旅人・空は遠ざかる呂布の背中を眺め、ほっと息をついた。
この危機は一応収まった。稲妻は再び安らぎを取り戻したものの、呂布が生きている限り平和は訪れない。
そこで彼らは璃月の海辺で敗走する呂布軍を待ち伏せした。
旅人は大きな声で言った。
「かかれ!呂布の首を取れ!」
稲妻オールスター、蜀の臥竜・鳳雛、そして五虎将の三将が一斉に襲いかかり、呂布軍を包囲した。
呂布は鉢の水のように囲まれてしまった。
そこで呂布は奮起して反撃し、「無双乱舞」を発動し、包囲網に突破口を開いた。
呂布:フッ!この腰抜け共が、俺様を止められると思うのか。全く井の中の蛙だな。
包囲網を突破した呂布は軍師・陳宮、張遼ら残りの将兵を連れてモンドへ逃れた。
すると、どこからともなく現れた小兵が叫んだ。
「いけない!モンド城が北の至冬国に占領されました!」
これを聞いた呂布は激しく怒り、怒りに燃えた。
呂布:ああああああああ!!なぜだ!
そして呂布の残軍はモンド城近くの摘星崖へ逃れたが、伏せていた愚人衆と稲妻の連合軍に包囲された。
彼らは鉄鎖で呂布の両腕を縛り上げた。
呂布がもがいている隙に、関羽・趙雲・張飛、そして旅人・空が、それぞれの武器を呂布の胸と腹に突き刺した。
呂布は命を落とし、摘星崖から墜落し、水底で永遠に眠ることとなった。
旅人・空は剣を天に掲げて叫んだ。
「琴団長、アンバー、カイア、民の皆さん、璃月の仙人たち――仇を討ったぞ!」
こうして戦争は終結し、陳宮は斬首され、張遼は流罪となった。
呂布の愛馬・赤兎馬は関羽の騎馬となった。
テイワット大陸は平和を取り戻しただけでなく、後漢もまた平和となった。
ただしこれは呂布伝の正史ルートの結末であり、IFルートは現在制作中。続報を待て!




