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三譲玉璽、吕布は帝と呼ばれる

提瓦特大乱:戦鬼・呂布、覇王として帝位に就く


テイワット大陸の果てしなき大地に、戦火燃えさかり、硝煙立ち込めていた。

各勢力は覇権を争わんと、絶え間なく角逐を繰り広げていた。


呂布――比類なき勇猛を誇る武将は、手にする方天画戟をもって配下の鉄騎を率い、

難関を打ち破り、先ずは稲妻を占領した。


稲妻において彼は、雷元素の不思議な力を目の当たりにした。

配下の将兵は、稲妻の反抗軍及び幕府軍と熾烈なる殺し合いを繰り広げ、

火の手は海面を赤く染め、血は大地を紅に染め上げた。

最終的に稲妻は、彼の鉄蹄の下に陥落した。


その後、呂布はさらに璃月に目を向けた。

璃月の古き岩元素の力は強大なれど、呂布には臆するところなく、

凝光が率いる千岩軍と平原にて大戦を繰り広げた。


帰終機が放つ巨岩と、呂布軍の矢は空で交錯し、

呂布は自ら先頭に立ち、敵陣に無人の境を進み、千岩軍を次々と敗走させ、

最終的に璃月をも自らの手に収めた。


続いてモンドもまた、災いを免れなかった。

モンドの騎士団は勇壮なれど、呂布の怒涛の攻撃の前に、次第に太刀打ちできなくなった。

風元素の力さえ、彼の進撃を阻むことは叶わず、

モンド城の門は破られ、街の至る所に殺し合いの声が響き渡った。

ここに、モンドも呂布の支配下に収まった。


最後に彼は、軍を率いて冬国へと進めた。

冬国の寒烈な気候と、愚人衆の頑強な抵抗は、呂布を後退させることなく、

愚人衆の執行官たちと、幾度となく魂の奮える戦いを繰り広げた。


氷雪の地にて、呂布の方天画戟は冷たき光を描き、

彼の軍は鉄の奔流の如く、冬国の防衛線を打ち破り、見事に冬国を占領した。


この時の呂布は、すでにテイワット大陸において最強の勢力となり、

その威名は遠くまで届いていた。


一方、袁術――元より大陸において一定の勢力を持つ人物は、

この時、病に卧し、命は風前の灯火となっていた。

自らの余命が短いことを悟り、

呂布の大陸における躍進を見て、一計を思い描いた。


袁術は使者を遣わし、呂布を自らの営幕へと招いた。

呂布は大股に営幕へと入り、病床の袁術を眺め、瞳に一抹の疑惑を宿した。


袁術は苦しみながら身を起こし、語った。

「吕将軍、貴様はすでに稲妻、璃月、モンド、冬国を占領し、実力は天下に冠する。

このテイワット大陸は、遅かれ早かれ貴様の天下となろう。

我の手には玉璽がある。これは無上の権力を象徴するものだ。

我はこの玉璽を三回にわたり貴様に譲り、

皇帝として即位し、テイワット大陸を統べることを助けよう」


呂布はこの言葉を聞き、心中驚いた。

まさか袁術がこのような提案をしてくるとは思ってもみなかった。


一度目、呂布は辞退した。

「袁公、我は幾つかの国を占領したとはいえ、

即位の事はあまりに重大であり、我には務まりません」


袁術は呂布の辞退を見て、強要はしなかった。


数日が過ぎ、袁術は再び使者を遣わして呂布を招き、

もう一度、玉璽を譲ることを申し出た。


呂布は眉を寄せ、言った。

「袁公、この大陸にはまだ多くの勢力が存在する。

我が即位すれば、各方の怒りを買い、禍を招くことになりかねません」


袁術はただ微笑むばかりで、言葉を発さなかった。


袁術が三度、呂布を招き入れ、

泣きながら玉璽を受け入れて即位してくれと願い求めた時、

呂布の心は揺らぎ始めた。


我が身のこれまでの道のりを思えば、無数の戦いを経て、

今や広大な土地と多くの軍を持つに至った。

皇帝となる誘惑は、あまりにも大きかった。


しかも袁術がこれほど執着して譲ろうとする。

これはもしや、天の意志なのかもしれない――


最終的に、呂布は袁術の玉璽を受け入れた。


衆人に囲まれ、呂布はテイワット大陸において壮麗な即位式を挙げた。

その日、天空には五色の瑞雲たなびき、

号角の音、歓喜の声が続々と上がった。


呂布は冠を戴き、龍袍をまとい、高き帝位に端坐し、

下方の臣民を見下ろし、心に誇りと自豪に満ちた。


彼は誓った。

必ずこのテイワット大陸を自らの統治の下、より一層繁栄させ、

新たな時代を切り開こう――と。

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