三国同盟抗呂
異世界の連盟
不思議な光に包まれた転移の中、旅人は張飛の荒々しい吼え声、関羽の落ち着いた気配、そして諸葛亮と龐統が羽扇をそっと揺らす姿と共に、スメールの神秘の大地に踏み入れた。
背後では、モンドの風車は戦火に黒く焦がれ、ツァイスト氷原は血に染まり、稲妻の桜は焦土の中で散り、璃月の岩峰さえも呂布の鉄蹄に震えていた。
民たちは家族を連れ、恐怖と疲労に染まった瞳で、この緑豊かな神秘の国に希望を託していた。
スメールの街では、香料と魔術の気配が入り混じる。
旅人が足を踏み入れるや否や、スメールの民たちの好奇と警戒の視線が一斉に注がれた。
張飛は八丈蛇矛を地面に突き立て、大きな声で言った。
「ここは一体どこだ? 俺たちよそ者を受け入れてくれるのか?」
諸葛亮はそっと扇を揺らし、微笑んで言った。
「翼徳、焦るな。まず亮がこのスメールの賢者たちと交渉しよう」
この頃、呂布の勢いは絶頂に達していた。
赤兎馬に騎り、方天画戟を手に、征服した四国の大地を我が物顔に駆け巡り、配下には猛将が雲のように集い、兵は蟻のように多かった。
彼の野望は膨れ上がり、すでに視線はスメール、フォンテーヌ、ナタへと向けられ、異世界のすべてを自らの版図に収めようと企んでいた。
諸葛亮は龐統と共に長袍をまとい、スメールの叡智の殿堂へと足を踏み入れた。
殿堂の中では賢者たちが座し、厳しい視線を向けている。
諸葛亮は手を拱いて礼を述べ、声を大きくした。
「賢者の皆様。今や呂布は暴虐にまかせ、四方を乱しています。
モンド、ツァイスト、稲妻、璃月はすでに敵の手に落ち、次はスメールです。
唇亡びて歯寒し。連携せずとも、必ず個別に打ち破られるでしょう」
一人の賢者が眉をひそめて言った。
「言うことはもっともだ。だが、連合が勝てるとどうして確信できる?
呂布は勇猛で、軍勢も膨大なのに」
龐統が続けて言った。
「呂布は勇はあれど知略なし。軍は多くとも、厳格な規律も長期の計略もない。
我々が手を結び、知恵を補い合い、資源を分かち合えば、必ず彼の隙を突けるのです」
一方、旅人はスメールの外で、スメールの守り手たちと語り合っていた。
旅人は呂布の暴挙を語り、各地から持ち出した傷付いた品々を見せた。
モンドの風印、稲妻の神の眼の欠片……それらが守り手たちの心を揺さぶった。
諸葛亮の尽力により、スメールは連合に応じることとなった。
その後、旅人と諸葛亮一行はフォンテーヌへと向かった。
フォンテーヌの機械都市では歯車が回り、蒸気が立ち込めていた。
フォンテーヌの人々の疑念に対し、諸葛亮は戦術協力の案を細かく示した。
張飛は胸を叩いて誓った。
「俺張飛が必ず先頭に立って、奴らを殲滅してみせる!」
関羽も静かに頷いた。
「関某、全力を挙げて連合を守り通そう」
最終的にフォンテーヌは説得され、連盟に加わった。
ナタの灼熱の大地にはマグマが流れていた。
諸葛亮と龐統は炎と熱気の中、ナタの指導者たちに利害を説いた。
呂布の拡大する脅威を語り、連結後の光明を描いた。
旅人は各国の民が平和を渇望する姿を伝え、ついにナタの心を動かした。
三国の旗が、スメールの空の下で旅人たちの旗と共に翻った時、連盟は正式に結成された。
諸葛亮は高壇に立ち、確かな瞳で宣言した。
「今こそ、我々は手を取り合う。
自由のため、故郷のため、呂布の圧政に宣戦を布く!」
張飛は吼え、関羽は髭を撫で、旅人は手の剣を強く握りしめた。
スメール、フォンテーヌ、ナタの勇者たちが一斉に声を上げる。
異世界の運命を決する戦いが、いま幕を開けようとしていた。




