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冬の国まで殲滅戦をする

寒境の烽火:呂布の覇業征路


大陸の最北の地、至冬国は年中厚い氷雪に覆われ、荘厳な城郭が氷原に霞がかるように見え隠れしている。そこは愚人衆の核心拠点である。勇猛さと野心を併せ持つ覇王・呂布は、麾下に鉄騎無数、策士雲集し、軍営に高く掲げられた戦旗が寒風の中ではためき、その輝かしい威名を物語っていた。


もともと呂布は至冬国と盟約を結び、共に外敵に対抗し、資源を共有することを約していた。しかし呂布の勢力が日増しに拡大するにつれ、彼の野心も燃え上がる炎のように膨らみ、一隅に安んずることに満足しなくなった。策士・陳宮が進言する。

「主公、至冬国は寒地にあるものの鉱物資源が豊富であり、愚人衆は神秘的な力を握っております。これを呑み込めば、主公の覇業は必ずや成し遂げられます」


呂布の瞳に冷徹な光が宿り、机をたたいて立ち上がった。

「よし!命ずる、軍を整え戦いに備え、盟約を破棄し、至冬国に攻め込め!」


呂布の軍勢は濁流のように至冬国へ押し寄せた。先鋒・張遼は白馬に銀槍を携え、行く先々で氷雪を蹴散らし、先鋒軍を率いて至冬国の第一防衛線を突破した。至冬国の兵士たちは奮闘抵抗したものの、呂布軍の鋭い攻勢の前に次々と敗退していく。


至冬国は急いで愚人衆執行官を召集し対策を協議した。

「この呂布、信義を踏みにじるとは、実に憎むべきだ!全力で反撃せねばならぬ!」

道化ピエロが怒りを込めて吼えた。しかし周到な計画が練られる間もなく、呂布の大軍はすでに城の下に迫っていた。


城門は呂布の攻城兵器の激しい攻撃を受けて轟音と共に崩れ落ちた。呂布は赤兎馬にまたがり方天画戟を手に、真っ先に城内に突入した。その姿は鬼魅のごとく敵陣を駆け抜け、方天画戟の振るう所に冷光が閃き、至冬国の兵士たちは次々と倒れていった。


愚人衆執行官たちは相次いで戦闘に加わった。

公子チャイルドは双刀を振るって呂布に襲いかかり、刃の光を躍らせてその歩みを阻もうとした。呂布は冷笑して言った。

「貴様ごときが俺を止められるとでも?」


方天画戟を横に構え、公子の攻撃を容易に防ぎ、続いて一気に力を込め、公子を数歩退け震わせた。


人形マリオネット」は精妙な機関術を駆使し、機械傀儡を四方八方から呂布に襲わせた。しかし呂布は少しも怯まず、赤兎馬を躍らせ包囲網を飛び出し、そのまま傀儡の群れに突入し、戟を乱れ舞わせて傀儡たちを次々と打ち砕いた。


戦いは白熱化し、呂布軍は次第に優勢に立った。至冬国の城郭内は混乱に陥った。「放浪者スカラムーシュ」は虚空の力を利用して戦局を覆そうとしたが、呂布の策士たちはすでに先んじてその動きを見抜き、妨害陣を仕掛けていたため、放浪者の力は大幅に削がれてしまった。


激戦の中、呂布はついに愚人衆執行官の核心拠点を突き止めた。単身で中に乗り込み、残る執行官たちと戦慄の対決を繰り広げた。道化を筆頭に執行官たちは総力を挙げて応戦したが、呂布はまるで戦神に憑かれたかのように無敵であった。激闘の末、愚人衆執行官たちは相次いで血の中に倒れた。


至冬国の王は事態が既に挽回不能であると見て、やむを得ず呂布に降参した。呂布は城郭の最上部に立ち、自らが征服したこの地を見下ろし、大きく笑い上げた。

「今後より、至冬国は俺の領土となる!」


ここに至り、呂布は見事に至冬国を占領し、勢力圏を一層拡大させ、この大陸において最も強大な存在の一つとなった。そしてその名は、この地に人々の間で語り継がれ、伝説となった。

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