表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我が一生に一遍の悔いなし  作者: 五臓六腑
2/3

風雲児、現実を見る。

会話が少ないの容赦しとくり…。

初めてなんよ…(´・ω・`)

天文10年 朽木谷


「父上!」

「 若様お待ちください。」

この頃幕府は、管領細川晴元と対立しており京と近江朽木谷を行ったり来たりしていた。

「おぉ、菊幢丸か!どうかいたしたか?」

「父上、いつになれば都へと帰れるのですか?」

この言葉を聞き義晴は顔を歪めた。

自分とて帰りたいだが、晴元と対立しておるゆへに帰京しようにもできぬ…

だが菊幢丸は言葉を続けた、

「みなが泣いております、いつ都へと戻れるのか嘆かわしいと。」

これは菊幢丸の良いところでもあった、だがしかし悪いところでもあった。

史実を見ても義輝に空気を読める力があったのならかなり違かったであろう。

だが義輝はそれを理解することは難しかった…。

「菊幢丸、それは無理なのじゃ…、我ら公方家には力がない、あるのは名誉だけじ。」

「なぜなのですか父上、公方とはみなが頭を下げるものではないのですか?」

菊幢丸には父が言っていることが理解できなかったいや、理解したくなかった…。

だがしかし、父はただただ悲痛な表情で菊幢丸を見ていた。

この子には、必ず苦を歩ませたくないと…。

その日から菊幢丸は己が力をつけるため修練へと身を捧げた。

「私は必ず強くなりそしていつか天下を!!」

その思いを胸に菊幢丸は励むのである。

それを見る幕臣はあたかも嘲笑する顔であった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ