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土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第2章 多種族国家シェリル

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閑話 ジャラルディーン 後始末

本当に話を聞かないわね。

どいつもこいつも私を見たら逃げる。


ただの暇潰しだけど嫌になって来たわ。

魔力量を見て逃げていると思うけど、それなら勝ち目がないくらい分かるはず。


何故話を聞く気もないのかしら…。

私を怒らせれば確実に殺されると思わないのかしら?


ああ、面倒くさいわ!


でも、招待すると言ったばかりだし…。

止めたなんて言ったら、どんな顔して笑われるか。


もー、想像するだけでむかつくわ。

2人の小馬鹿にした笑顔がそっくりで本当に双子みたいよ。


ん?

この異常な魔力反応は何なの?


ヴィーネ!


ワイバーンの巣にいるのね。

何故たかがワイバーンにそこまで怒っているの?


古代種(エンシェント)ドラゴンとして止めに行かないと。

本当に手間のかかる娘だわ。


あれ?

ああ、シャルが先に行ったわね。


本当に甘えん坊だわ。

すぐに機嫌が直っちゃう。


誰に似たのかしらね。


今駆け付けると喧しいから2人が去るまで待ちましょう。

お姉様は気が利くんです!


まあ、私が警告した相手がいるからね。

結末だけは確認しておかないと。


巣から社に帰ったわね。


一緒にお風呂にでも入って寝るんでしょう。

知識はあっても、やっぱり赤ん坊ね。


さて、転移(テレポート)


洞窟の入り口に来たけど誰もいないわね。

以前は中まで案内してくれたんだけど。


まあ、いいわ。

歩いて行きましょうか。


本当にこの洞窟は嫌だわ。

空気も地面も汚いし湿気も凄い。


私も帰ったら蒸気風呂に入ろう。


奥まで行くと多くのワイバーンが集まっていた。


2人の絶叫が聞こえるわね。

あの状況から2人で許したんだ。


奇跡的だわ。


ヴィーネは古代種(エンシェント)ドラゴンとして仕事をしに来たみたいね。

「おい!今の族長は誰だ?」

「お前ら邪魔だ!申し訳ありません。私であります」


多くのワイバーンを掻き分けて、1人のワイバーンがやって来た。

昔もいた気がするな。


「お前の名前は?」

「ブルクハルトです」


「ブルクハルト。何故2人は喰われているんだ?」

「子供だけを食べていた為でございます」


やはり、私の言い付けを守らなかったか。

許さずに殺しておくべきだった。


私は甘過ぎたようだな。


「女の子が2人来たでしょ?ヴィーネで伝わるかしら。何で怒ったの?」

「恐らくですが、母親と祖母を馬鹿にされたからだと思います。あと、ブルーノがヴィーネ様の着ている服を馬鹿にしていました。それも、原因に含まれているかもしれません」


それほど馬鹿にして良くワイバーンは生きていられたな。

確実に殲滅される状況だぞ。


シャルは相当気を使ってヴィーネの気配を把握しているようね。

お陰で助かったわ。


「お前たちは相当に運がいいな。母親が駆け付けなければ確実に殲滅だ。余波でこの大陸は消えるかもしれない。最悪地上からほとんどの生命が消えたぞ。今後は自分たちの手で殺せ。お前は力量も分からない馬鹿ではないだろ?あの子がこの星で一番強い。ワイバーンのせいで他種族まで滅ぶところだったんだ。肝に銘じておけ」

「畏まりました。それ程のご令嬢を何故吸血鬼に預けているのですか?」


やはり理解していないようだ。

種族として力を見る目が弱いのは人間や獣人と一緒か。


「馬鹿か。母親は私と同じくらいに強いよ。だから、私の子を任せたんだ。どれだけ力を抑えているのかも理解できないのか?この洞窟なんて力を少し解放しただけで崩壊するぞ。だから、母親も娘も相当に力を抑えていたはずだ。それでも、お前たちを殺す事は容易い。転がっている馬鹿を見れば分かるだろ。二度と同じ事をさせるなよ。今度は私が滅ぼしに来る。ブルーノが馬鹿にした内容は禁忌だ。2人に絶対言ってはいけない言葉だ。殺されたのが2人で済んで良かったな」

「申し訳ありません。種族は分かるのですが力量までは把握できませんでした。以後気をつけます」


状況からしてシャルも激怒していい気がするけど…。

何故ヴィーネを抑えるだけで済んでいるんだ?


「おい。母親がヴィーネに言った言葉を思い出して教えろ」

「はい…。別の服を着てもいい、服よりもあなたが大事。服が無くなっても、あなたがいればそれでいい。と母親は言っておりました」


シャルが母親の服よりもヴィーネを選んだという事か。

シェリルと一緒かも知れないね。


母親になろうと頑張っているかもしれない。

もう、可愛いじゃないのよ。


「いい情報だ。本当に奇跡的に助かったようだな。母親がお前たちを皆殺しにしてもおかしくない状況だ。お前の態度が良かったから助かったと思うんだな。種族を個人で判断されないように気をつけろ。馬鹿は必ずいるが、なるべく身内で処理するように心掛けろ」

「畏まりました。母親の言っていた、子供を殺され続ければ、どうなるのかも理解できない馬鹿は、身内で処理するように致します」


「ああ、それは種族の絶滅に繋がる行為だ。分かっているならいい。私を呼ぶ事が無いようにしろよ。じゃあな。転移(テレポート)


蒸気風呂に入って嫌な気分を洗い流そう。

シャルも我慢して種族を個人で判断しないようにしているね。


世界を見て周れば確実に馬鹿に遭遇する。

そいつだけ殺せばいいんだよ。


念の為、産卵前に姉の封印の重ね掛けをしてきた。

間違いなく封印が解ける事は無い。


解けても問題はないね。


私1人でも大丈夫だけど3人で相手にすれば余裕だから。

つまらない世界だったけど、シャルと出会ってから少しずつ楽しくなってきているわ。


地上世界の発展はシャルに任せましょう。

お姉様は仕事を丸投げする事も得意なのよ。

ジェラ姉ちゃんは優しくて賢いですからね。

以前は更生すると考えていました。

今は瞬殺するようになりました。

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