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土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第2章 多種族国家シェリル

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閑話 ユッタ 働く娘たち

明らかにおかしいわ。

何がこの娘たちを本気にさせるの?


シャーロット様とヴィーネ様がお話しに来て、砂糖の生産工場も出来た。

魔法と身体強化まで使える今の妖精には簡単な作業です。

魔石までたくさん提供してもらったので、万全と言っていいでしょう。


しかし、珍しい程に真面目に働いているのです。

何故?


今まで食べたいお菓子の分だけ稼げばいいと言っていた娘たち。

明らかにそれ以上を稼ごうとしている。


何を買うつもりなの?


「ユッチ、何故そんなに真剣に働いているの?」

「女王様。砂糖の使い道はお酒だけじゃないんですよ?ジュースにもお菓子にも使われているのです。つまり、私たちがたくさん働けばたくさんお菓子が増えるんです。さらに、お金も増えてたくさんお菓子もジュースも買えるんですよ。損する事が何も無いのです」


なるほど。

そういう理由でしたか。

土地神りんごジュースは間違いなく絶品でしょう。

私たちが頑張れば、それだけジュースの生産本数も増えるはずです。


余った砂糖は調味料にもなりますが、お菓子の原料にもなります。

お菓子屋のフーゴさんが新しいお菓子を開発してくれるかもしれませんね。


それが、この娘たちの本気に繋がっているのですね。


でも、私は知っているのですよ。

それが理由だとするならば、確実に別の理由も入っているはずです。


学校に通うようになって、友達がたくさんできましたからね。

魔石を探す時も、お菓子を買う時も、お祭りの時も、子供たちと一緒になって行動する事がとても多くなりました。


つまり、友達の為に頑張っていると言ってもいいでしょう。

本当に変わりましたね。


お菓子の派閥を作り、自分たちだけでお菓子を楽しめればいいと思っていた頃とは違います。

皆で食べるお菓子の美味しさを知ってしまったのですね。


妖精は長命種です。

つまり、今の子供は先に大人になってしまうのです。

しかし、大人になった友達の子供とも友達になれるのです。


それが、ずっと続くのです。

妖精女王は別ですが、娘たちは違います。

長命種ではあるのですが、心は子供のままなのです。


常に純粋で無邪気なのです。

だから、頑張るのでしょうね。


この国に来て正解でした。


名前を付けた事も間違っていませんでした。

娘たちは個性を身に着け新しい人生を楽しみ始めています。


妖精女王として、娘たちの成長はとても微笑ましく可愛いものです。

妖精の頑張った結果が、より妖精の目に入るようになりましたからね。

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