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土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第2章 多種族国家シェリル

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閑話 クリスタ 私の変化

子供たちと接していると良く分かる。

シャーロット様は変わった。


悪い意味で変わったとは思わないよ。

国の周りを温厚な種族で固め始めている。


リザードマンを移動させたのは敵対するかどうか分からないからだと思う。

高台にいる相手が敵対すると危険だから。

実際は温厚だし国とて友好関係を持てると判断し近くに移動させた。


ハーピィの国を作ったのはハイディの存在が大きいと思う。

接してみて友好かどうかの判断はしてるはず。


孤児院にいるハイディは少し寂しそうだった。

でも、国が出来てからのハイディは毎日が楽しそうだ。


集めている種族も人間や獣人の被害者ばかり。

子供たちと仲良く勉強し遊べばこの国で争いは起きない。


この国に何かしようとしたら確実に皆殺しだろうね。

私はそれを想像してスッキリした感情になった。

殺されるのは人間や獣人なのに。

同族が殺されるのを喜んでいる。


私が変わったんだ。


子供たちを見ていると未来は本当に明るいものになる。

名前負けしていない多種族国家シェリル。

多くの種族が仲良く暮らせる国ができつつある。


世代交代を待つだけだ。

そう思っていたが街長の目は曇りきっていなかった様だ。


街が綺麗になったよ。

こんなに人が減るんだね。


国防隊の人は全員消えていると思う。

区長だろうが関係なく消えている。


マリアンネさんは税理官として街の税金を管理する立場になった。

ディアナが秘書なのは一緒だね。


国長としてヴィーネ様を立てた。

建前かもしれないけどいい判断だと思う。


これで、この国に手を出す馬鹿を皆殺しに出来る。

大人の教育も必要無い。


私たちが頑張ればそれだけ未来が明るくなる。

マリアンネさんの目が曇り切ってなくて良かったよ。


あのままだったら失望する所だった。

違和感をずっと感じていたんだろうね。

でも、街長になってしまい汚染されたんだ。


最後の悪あがきでお願いをしたんだ。

未来の為に邪魔な人を消して欲しいと。

元冒険者らしいと思う。

最期まで諦めない心。


子供たちは特に何とも思っていない。

国防隊の子供が消えたのは可哀想だけど前回の選別と一緒。

つまり、前回の選別から大人は成長していないという事なんだよね。


レナーテなんて今回の件でヴィーネ様も神様認定しているから。

ビアンカにもそんな雰囲気があるね。

チェルシーは驚いているけど関係ない人たちだから特にって感じかな。


私は中立だと思っていたけど凄く気持ちがいいから信者に傾いてるね。

この国では中立ですが、他国からみたら信者です。

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