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土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第5章 聖地シャーロット

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閑話 クリスタ 空腹

今日の組手はヴィーネ様との訓練の成果が出せた気がする。

でも、まだまだ強くならないと駄目だね。


それに、気付けていなかった。

私は甘えていたんだね…。


普段シャーロット様やヴィーネ様が簡単に人の魔力量にしているから考えていなかったけど、普通に考えればとても難しい事をしてもらっている。


ジェラルディーン様も途中までは魔力量が定まっていない感じだった。

私と同じ魔力量にすると言葉で言うのは簡単だけど実行するのは相当大変な作業だと思う。


私が基準にしてしまっていたお2人が間違いなくおかしいだけだね。

一瞬で私の魔力量に合わせて下さるのだから…。


でも、強くなったと言って下さったので良かった。

最終目標までは遠いけど近付いている感じがしたからね。


今日の反省は終わり…。


お腹空いたー!

空きっ腹にお酒は効き過ぎるよ。


屋台で食べ物でも買ってこようかなー。


「あら、クリスタは何か欲しいものが別にあるの?お祭りは土地神リンゴ飴と土地神りんご酒だけで十分じゃないのかしら?」


早速きたよ…。

性格の悪い姑のような女だね。


「あのねー、私は朝から何も食べてないの。そんな状態でお酒飲み続けたら大変な事になるの分かっているでしょ?もしかして組手したいの?ジェラルシィーナ様なら相手して下さると思うわよ」

「私はシャーロット様のお役に立ちたいのでご遠慮させていただくわ。少しの遠慮もせずに組手に行ったのは楽しみだったのでしょ?何がシャーロット様に言われたらよ。何も言われなくても自分の意思で行ったでしょ?少しは孤児院の仕事をしなさい」


昔からネチネチと煩いのよねー。

少しは成長したのかと思ったけど気のせいだね。


「ごめんなさい。私は仕事しませんでした。空腹だから食べ物を買ってきます」

「全く心がこもってないわね。まあ、いいでしょう。行ってきなさい」


絶対におかしいよね?

何でカーリンの許可が必要なの?


他の皆は何も言わないよ?


「本気でお腹空いているから行ってくるよ」


屋台がたくさん出ているね。

子供の玩具からお酒まで幅広いよ。


催物組合の全力だね。

お祭りだけは手を抜くつもりがないと伝わってくるよ。


迷うね…。

ここまで色々あると迷うよ。


肉か魚かお米かパンか…。

個別にも売っているし合わせても売っているね。


あー、あの肉汁が染み込んだお米が食べたくなってきた。

調味料は何を使っているのかな?


食べる前から美味しいと鼻に訴えてくるよ。

決定だね!


ロータルもいい仕事をするようになったじゃない。

研究室に就職したのに屋台をしている理由は不明だけどさ。


「やあ。大盛1杯ちょうだーい!」

「クリスタ姉ちゃん。珍しいね。鉄板焼きでは足りなかったの?」


「違うよ。朝から組手していて何も食べていないのよ。カーリンが煩くて参っちゃうね」

「朝から竜王様と組手していたの?凄いね…。大盛は600ギルになります」


600ギルをロータルに手渡す。


「はい。その匂いに負けたよー。完敗だね!」

「そうでしょ?研究しているからね。次のお祭りでは更に進化しているよー」


「来年も買いに来る事になりそう。楽しみにしているよ」

「任せてよ。調味料の研究に終わりはないからね!」


「それじゃあ、またねー」

「はい。ありがとうございました!」


宣伝が上手いね。

絶対に次のお祭りも買いに来よう。


研究室で調味料の研究をしていたとはね。

とても素晴らしいじゃない!


ホカホカの肉飯を持っていつもの場所に戻る。


「匂いを嗅いでいるだけで食べたくなるでしょ?あげないからね。いただきまーす!」

「何で食べてから戻ってこないのよ!あなたの持っている料理の匂いが充満しているじゃない」


口の中に涎が溜まってきたよ…。

会話を続けるよりも肉飯を口の中に入れるのが最優先だね。


「パク、モグモグモグ。おいひー!大盛り600ギルは安いよ。美味し過ぎる!パク、モグモグモグ」

「あなたは料理の宣伝をしに来たの?何よその料理は。お祭りの雰囲気を壊し過ぎよ!」

「神の試練ですか?小腹が空いてきましたよ。その匂いは反則です!あー、食べたいです!」

「誰が作ったのですか?孤児院で再現できるのですか?」

「我慢できそうもないよ…。買ってこようかな…」

「とても良い匂いですね!味付けが知りたいです」

「私は土地神リンゴ飴と土地神りんご酒で大満足ですが…、食べたいです!」


孤児院のお祭りの雰囲気を変えてしまったね。

ロータルの力は凄いじゃない。


「みんなで買いに行けばいいじゃない。ロータルが調味料を研究して屋台を出しているから本気で美味しいよ。パク、モグモグモグ。来年は更に美味しくするんだって。パク、モグモグモグ」

「食べるのか話すのかどちからにしなさい。行儀が悪いわよ。子供たちに悪影響だわ。それにしても、ロータルが研究した料理であれば食べる必要がありますね。孤児院長として確認してきます!」

「それならば、皆で確認するべきよ。早く行かないと売り切れてしまうかもしれません。急ぎましょう!」


孤児院長として確認するって何かな?

食べたいって素直に言えないから成長してないよね。


あー、美味しかったー!


あらら、私だけになっちゃったよ…。

もう1杯食べられそうだから買いに行こう!

2杯はいけますね!

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