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土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第4章 神国シャーロット

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閑話 フェニックス 最高ですね!

流石私の初めての友達ですね。

どんどん面白い国になっていきます。


この勢いはまだまだ止まりませんね。

友達の行動を期待して楽しみましょう。


まずは、フェンリルさんに挨拶しないといけませんね。

早速世界樹から下りましょう。


バサバサ、バサバサ…。


「こんにちは。私はフェニックスです。よろしくお願いしますね。これから楽しく生活しましょう」

「ああ、今日移住してきたフェンリルだよ。名前はまだ決めてないんだ。よろしく頼むよ」


可愛い子狼がいますね。

とても癒されますよ。


「せっかくですし皆でお風呂に入りませんか?フェンリルさんの子供たちも喜ぶと思いますよ?」

「それはいいですね。是非お風呂に入りましょう。私は土地神りんごを取ってきますのでエマは案内をお願いします」

「分かりました。それでは、お風呂に行きましょう」


エマさんは上手く念話(テレパシー)が使えますね。

私は何故そんな事を思うのでしょうか?


不思議ですね…。


エマさんに付いて後ろをちょこちょこ歩いて行きます。

フェンリルさんは秘儀を覚えたら強くなりそうですね。


王者の風格があります。


本当に楽しいですね!


「ここがお風呂です。温かいお水ですから気持ちがいいですよ」

「そうなんですよ。一度入るとなかなか出られなくなりますからね。シャーロットの考えるものは素晴らしいものばかりですよ」

「そうなのかい。じゃあ、入らせてもらおうかね」


フェンリルさんには少し浅いかもしれませんね。

しかし、子供には丁度いい深さですから安心ですね。


「なるほど、これはいいね。私には少し浅いけど寝転がればいいだけさ。子供が溺れないから安心だよ」

「そうですね。寝転がって下さい。ここは最高に心安らぐ場所ですからね。いつ来ても気持ちがいいですよ」


フェンリルさんの子供たちも喜んでいますね。

温かいお水を元気いっぱいにバシャバシャして遊んでいます。


とても癒されますよ!


「お待たせしました。土地神りんごを取ってきましたよ。フェンリル様も一度食べてみて下さい。きっと驚きますから」


最高の果物ですね。

私の友達が植えたりんごは格別ですよ!


「肉食の私が食べても驚くのかい?まあ、せっかくの厚意だからいだたくよ。ガブ…。な、なんだいこれは?力が漲るようじゃないか。こんな食べ物があったんだね…」

「凄いでしょー?シャーロットが植えたりんごは魔力が回復するのです。私の友達ですからね。これくらいは当然できますよ!」

「子供たちは食べられますか?一応持ってきましたけど?」


まだ乳飲み子ですね。

ですけど、潰した汁なら飲めるはずです。


一度味を知ってしまったら大変な事になりそうですけどね。

それもまた楽しいからいいですね。


癒される光景が予想できますよ。


「一度私が口の中で砕いてから食べさせるよ。まだ乳離れをしていないから歯がしっかりしてないのさ」

「そうでしたか。では、食べさせてあげて下さい」

「実に素晴らしい光景ですね。本当に移住して良かったですよ」

「そうですね。この国は素晴らしいです」


フェンリルさんが子供たちに土地神りんごの汁を与えています。

子供たちがもっと欲しいと要求していますね。


フェンリルさんの口に飛びついていますよ。

予想通り、とても癒される光景ですね。


最高ですね!


「これは困ったね。私の乳よりこちらの方が好みのようだ。母親として負けた気分だよ」

「流石シャーロットですね!小さな子でも食べられるのですから完璧ですよ。私の初めての友達は凄いですからね!」

「美味しいですよね。フェンリル様も食べていいと言われましたから子供には毎日あげるといいですよ」

「私がフェンリル様の子供の分まで取ってきましょう。一緒に生活するのですからお手伝いしますよ」


様々な種族が自然に協力して生活する。

本当に素晴らしい国ですね。


「すまないね。これは子供たちにあげないと拗ねそうだ。私は手が使えないからね。お願いするよ」

「最高ですね!どんな種族も関係なく楽しく暮らせる国ですよ。フェンリルさんも学校に通いますよね?凄い事になりますから。魔獣なんて楽勝ですよ。この国の子供は強過ぎますからね。今世界で5番目に強いのは人間ですよ。今までの常識が壊れますよね」

「クリスタ先生の強さは異常です。人間であそこまで鍛えられる精神は並みではありませんね」

「本当に途轍もない覚悟の持ち主ですね。私も努力していますがまだまだ追い付けそうにありません」


彼女の覚悟は並みではありません。

普通の人間では決して到達できないでしょう。


偉ぶる訳でも無く平等に接して下さりますからね。

学校は本当に素晴らしい施設ですよ。


皆が秘儀を鍛えても殺し合いなんてしません。

全力で使って楽しく遊ぶのです。


最高ですね!


「そこまで強くなるのかい。魔獣に苦戦する事はなくなるね。シャーロットが生み出した技術なんだろう?まあ、異常に強くなるのも頷けるよ」

「私の初めての友達ですからね。この国では土地神様と呼ばれているのですよ。私も鳥神と呼ばれています。フェンリルさんも狼神と呼ばれた方がいいのではありませんか?」

「それはいいですね。伝説の狼ですから狼神ですよ。今度社に行ってお願いしましょう」

「伝説ばかりで不思議ですね。この国が伝説の国になりそうです」


そうですよね。

ここまで神が集まれば伝説の地ですよね。

聖域シャーロットになるかもしれません。


嫌な過去ばかりでしたけど、この地に来てから嫌な事は一度もありません。

たくさんのお友達ができて毎日のように学校で楽しめますし、休日は皆でお買い物です。


色々な地を旅してきましたけど、ここが終着点のような気がしますね。

世界がこの国のようになれば幸せなのですけど、簡単にはいかないでしょう。


この国は少しずつ広がっていく気がしますから問題はありませんね。

他国の人々どうするのでしょうか?


この国への移住条件は厳しいですからね。

私もそれに大賛成です!


神の国に簡単に移住をさせるべきではありません。

皆の努力を享受するだけの人は不愉快ですからね。


この国で努力している人たちは本当に美しいです。

同じ種族なのか疑いたくなってしまいますよ。


お風呂に入ると嫌な記憶が解けて体から抜け出ているようです。

素晴らしい仲間に囲まれてお風呂に浸かって会話を楽しむ。


勢いで移住しましたがシャーロットを信じて良かったです。

私の判断は間違っていませんでしたね。


んー、最高ですねー!

種族に関係なく協力して生活する。

最高ですね!

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