表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第4章 神国シャーロット

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

238/425

ジェラルヴィーネ お掃除

本当に馬鹿な人たちだよ。

生きる機会を与えたのに自ら死にに行くなんて。


新しい仕事を探すか国から逃げるだけ。

飛ばされても死ぬかどうかは分からない。


今まで仕事もせずに税金で楽をしていたんだから、反省して仕事をすれば良かったのに。

そんな簡単な事すらできずに院長の口車に乗った。


国長を代えるなんて、この国で行った場合はどうなるか想像できないのだろうね。

院長は自暴自棄になって、1人で死にたくないから大勢を巻き込もうとした。


病院関係者全員に生きる機会を与えた身としては不愉快で仕方ない。

私や母さんを侮辱した院長は精神が壊れる程の拷問を受けたようだね。


自業自得。


レナーテとクリスタを激怒させて、ただで済む訳がない。

自分の行いを痛みと共に後悔していたようだけど遅過ぎたね。


訓練場に連れて行かれてから程なくして院長の感情が動かなくなった。

精神が壊れた事によって拷問から逃れたと考えれば楽な死だったと思うよ。


母さんが行ったからレナーテはご機嫌だね。

予想通りだよ!


さて、私も後処理をしよう。

子供たちは東の森に埋めたみたいだね。

転移魔法(テレポート)


綺麗に頭だけ出ているよ。

花壇の花のように頭だけ出ているのは恐怖だね。


子供たちの仕事は職人芸だよ。

カーリン軍は人を痛めつけて埋める事に慣れ過ぎ。


全員気を失っているね。

この状況で1人も死んでいないのが逆に怖いよ。


埋める時に意識があると面倒だからかな?

手加減するのが上手過ぎるね。


カーリンは他国の人に声を掛けられる事が多い。

カーリン軍は何人も埋めた経験で手加減を覚えたんだろうね。


死刑にする私の身にもなって欲しい。

とても悲しい仕事だよ…。


念力(サイコキネシス)

100人以上の埋まっている人を全て空中に集める。


3重(トリプル)結界。

火魔法(フレアサークル)


結界で囲んで燃やして灰にする。


召喚魔法(サモンマジック)

念力(サイコキネシス)


遠巻きに様子を見ていた病院関係者や賛同者を呼び出して固める。

この人たちも院長の口車に乗った人たちだね。


「逃げられると思っていたの?院長に共感していた人は全員殺すよ。ああ、院長は拷問でおかしくなった後に死んだよ。君たちはどうしようかな?燃えているのが何か気になるの?演説を盛り上げていた人たちだよ。君たちも後から参加する予定だったのでしょ?院長は国長になる気がなかった事を知らなかったみたいだね。本当に愚かだよ。言い訳は聞かないよ?だって不愉快だもん。バイバイ」


3重(トリプル)結界。

火魔法(フレアサークル)


後から参加する予定だったのだから一緒の方法で殺してあげる。

私なりの優しさだね。


少しの時間の後、2つの結界の中は灰だけになった。

闇魔法(ブラックホール)


君たちは灰も残さない。

だって、この国に必要ない人たちなんだから。


森にできた穴も埋めないといけないね。

範囲土魔法(エリアソイル)


転移魔法(テレポート)

社に帰り母さんを待つ。

食事場所で盛り上がっているから当分帰って来ないね…。


カーリンが物凄い喜んでいるから、何かご褒美が提示された気がする。

母さんが言いそうなのは組手の相手かな?


子供たちも喜んでいるから、条件は鬼ごっこで子供たちから逃げ切れたらだね。

しばらくはカーリンの負けが続くと思う。


鬼ごっこは甘くないから。

そして、孤児院の子供たちが一番強いからね。


楽しそうでいいなー。


・・・・。


うーん…、不正をしている病院を潰すだけでこの騒ぎか。

人の気持ちはよく分からないね。


知識と実際の人の動きはやはり違う。

ある程度分かってはいたけど、予想通りの行動はしてくれないね。


感情や理屈だけで人の行動を予想しないようにしよう。

人は時に、理に適わない事を平気でするのだから。


今回の件も含めてそれが良く分かったよ。

これも1つの勉強だね。


楽しみながら国長をしよう。

母さんもそれを望んでいるのだから。

知識だけではなく経験する事が大切ですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ