お祭り(後半)
ヴィーネはクリスタを見守ってくれている。
私が買って持って行こう。
今回もみんな街の決まり事を守っているね。
皆が守るから楽しいお祭りになるんだよ!
それでも土地神リンゴ飴の行列は凄いよ。
やっぱりマリアンネとディアナが手伝っているね。
「おじさん。土地神リンゴ飴を5つ下さい」
「シャーロット様がお1人とは珍しいですね。何かあったのですか?」
「今日はヴィーネが訓練場でクリスタを見守っているんだよ。双子の竜王と訓練中なんだ」
「とんでもない状況ですね。クリスタはそんな事になっているのですか。強くなり過ぎても問題はあるのですね。1000ギルになります」
おじさんに1000ギルを手渡して土地神リンゴ飴を5つ受け取る。
「強くても弱くても不幸はやってくるからね。この国にはなるべく不幸が来ないようにしているけど、大人たちにも努力して欲しいよね」
「申し訳ない話です。戦える大人が少な過ぎますよね。子供に守ってもらおうと思っている大人までいる始末です。私たちで何とか意識改革をしなければいけませんね」
「おじさんは今のままで十分だよ。子供たちの笑顔を守ってくれているからね」
「ありがとうございます。シャーロット様にそう言って頂けると日頃の努力も報われます」
子供たちはおじさんのお菓子で毎日笑顔だよ。
十分に子供たちを守ってくれていると思っているからね。
この世界は強くなっても不幸は笑顔でやってくる。
酷い話だけど乗り越えたらクリスタは人間の限界点に到達する。
現状でも最強なのに隙が無くなっちゃうね。
まあ、それが楽しみでディーン姉ちゃんはクリスタの事を話したのだろうけど…。
種族の進化は流石に人間にしたら駄目だよ。
進化する訳じゃなくて、種族で越えられない壁を無理やり越える事だから。
私が通常より強い真祖である理由の1つもそれだね。
秘儀を生み出した事により私も強くなっている。
ヴィーネは私の能力と特性を受け継いでいる。
強化された肉体も受け継いでいる。
だから、最強だよ!
おじさんに手を振って訓練場に転移魔法する。
「ヴィーネ、お疲れ様。はい、リンゴ飴だよ」
「母さんありがとう!クリスタの覚悟はやっぱり凄いよ。ここまで耐えるとはね」
訓練場に血の跡が物凄いある。
2桁は確実に破裂している。
それなのに笑顔で組手をしているよ。
意識は朦朧としているのに体が勝手に動いている感じだね。
クリスタは本当に特別だよ。
「シィーナ姉ちゃんもリンゴ飴食べてよ。美味しいよ」
「ありがとう。やっぱり問題なかったよ。鍛錬の仕方をみれば大体どれくらいの覚悟があるのか分かるからね。あの子の覚悟はディーンを超えているよ」
クリスタの魔力の動きを見てから耐えられそうな訓練にしたんだ。
クリスタができる訓練なんてほとんど残ってないからね。
ディーン姉ちゃんはシィーナ姉ちゃんを見て強くなったから、クリスタのように覚悟を持って鍛えていないと思う。
だから、今でも姉に勝てないんだよ。
それでいいと思うけどね。
お互い楽しそうに組手をしている。
血だらけの訓練場で笑顔で組手をしている2人は血狂いに見えちゃうよ。
「シィーナ姉ちゃんは人間が動きながら魔力を吸収できると思う?」
「魔力を吸収するだけなら可能だと思うよ。ただし、戦いながら常に魔力を満たそうと思うと、2方向の魔力の動きが必要になる場面があるから不可能だね。上位種族が鍛錬して到達できる技術だから。ディーンもかなり鍛えたけどまだ甘いね。5000年遊んでいたのでしょ?何していたの?」
言ってもいいのかな?
ディーン姉ちゃん死なないかな?
双子の姉妹だから大丈夫だよね。
「ヴィーネ、教えてあげちゃいなさい!」
「勿論だよ!私を産んで母さんに向かって投げ捨てた。100年に一度の勝負とか言って母さんが住んでいる村や街を破壊しようとしていた。直近の勝負の時は地上に向かってオメガバーストを放った。普段は気ままに空を飛びながら目に付いた城に火を吹いて遊んでいる。冒険者に魔石の剣を渡して勇者と勘違いさせてこの国を襲撃させた。一番凄いのは隠れている魔人を探すのが面倒だからと世界樹を吹き飛ばした。私が植えて母さんが成長させなければ世界が滅んでいたよ。あと、竜王の仕事なんてしていないよ。地上に近い場所を住処にしていたからね」
「ふ、ふーん!ありがとう。面白い情報だったよ。半年後のディーンはもっと鍛えておくよ」
これは死んだかな?
説教じゃなくて拷問かな?
しーらない。
夕暮れが近付いてきたね。
そろそろ終わるかな。
「クリスタは本当にやるわねー。今日はここまでにしましょう。半年後を楽しみにしているわ」
「はい。半年後には普通の組手をよろしくお願いしますね」
「2人ともお疲れ様。はい、リンゴ飴」
クリスタは訓練で朦朧としていた意識を組手をしながら回復させた。
脳が激痛を忘れていないはずなのに、本当に凄いよ。
「疲れた体にはいいね。頂くわ」
「ありがとうございます。夜にまた食べる事になりそうですけどね」
「ディーン姉ちゃんはお酒どうするの?いつもの場所で飲む?社で飲む?」
「そうね、姉さんはお酒飲めないしお酒買って社に行くわ。お金も持たされたからね」
ディーン姉ちゃんがお金を持ってくるなんて奇跡だよ。
土地神りんご酒は社に置いてあるけど勝手に飲みそう。
全部飲まれないようにある程度は隠してあるけどね。
「ヴィーネは噴水前にいて。流石にクリスタをこの姿のまま人に見せられないから孤児院に連れていくね」
「分かったよ。母さんを待ってるね」
「姉ちゃん達は屋台で買い物したり好きに行動してね。ドラゴン族も住んでいるから説教してもいいよ。クリスタ行こうか。転移魔法」
孤児院に移動した。
「クリスタ、着替えを持ってお風呂に直行だよ。流石に今回は特別報酬をあげないといけないね。何が欲しいか考えておいで」
「おー!流石シャーロット様ですね。すぐにお風呂に行ってきます」
訓練場はあのまま国防軍に見せよう。
恐怖するのか奮起するのか、もしかしたら心が折れるかもしれない。
それでも、クリスタに追い付けると言った言葉の重みを知る必要があるよ。
クリスタは今回の訓練で全身に魔力を満たす事ができるようになった。
戦闘前に魔力を吸収する必要があるけど、人間が到達できる限界まで来てしまった。
ここまで鍛えたクリスタに到達点を変えろとは言えないよ。
言えば確実に変えると思うけどクリスタの努力を消すような事はできない。
本当に優し過ぎるんだよ。
クリスタが欲しがるものは分かっている。
それを渡すとヴィーネが忙しくなる事も分かっている。
でも、私の為に努力し続けるこの子にはあげてもいいと思う。
さて、先に作っておこう。
魔石に感情を見る事ができる魔法を入れる。
以前に渡した探知魔法と同じ範囲にいる人の感情を把握できるようにする。
そして、クリスタにだけ情報を送るようにする。
完成した魔石をハート型に削って完成だよ。
ちゃんと紐を通す穴も開けてあるよ。
「シャーロット様。特別報酬を決めました。感情を把握する魔石が欲しいです!」
「はい。半年間は我慢する事とヴィーネの仕事を増やさないでね」
クリスタが苦笑いしているよ。
「既に用意してあるという事は分かっていましたか…。シャーロット様にはバレバレですね」
「分かるに決まっているじゃない。クリスタは秘儀の鍛錬をどうするの?」
「鈍らないように続けますよ。今日の訓練の意味がないですからね。子供たちの前で全身を光らせてやりますよ。戦闘中じゃなければ魔力を満たせるようになりましたから。それ以外では普通に魔力の移動の鍛錬をします。常に魔力が満たせる訳ではないですからね」
今日は奮発して40万ギルを手渡した。
「そっか。クリスタらしいね。私はクリスタに秘儀を教えた事を後悔していないよ。例え止める事があったとしてもね。少しの時間だけど子供の面倒を見てきてね。みんな心配しているからさ」
「おーー!ありがとうございます。すぐに行きます!」
逃げるように走って行ったクリスタの目に涙が見えたのは忘れよう。
私たちはそんな関係じゃないのだから。
さて、私もヴィーネの横に行こう。
噴水の縁に座っているね。
転移魔法。
「ヴィーネ、お疲れ様。自分から監視に行くとは思わなかったよ。クリスタじゃなかったら行かなかったでしょ?」
「そうだね。クリスタだから監視しないといけないと思った気がするよ。カーリンだったら母さんに監視を指示されそうだけどね」
「それは間違いないね。カーリン軍の一員として双子の竜王の好きにはさせられないからね。カーリンからしてみれば、クリスタがまた遠くなっちゃった。限界点だから引き分けにはできるけど、相当厳しい状況だよ」
「今日見ていて確信したよ。クリスタは母さんと同じ回数の破裂は覚悟している。普通は耐えられないよ。痛みで発狂してもおかしくなかった。それなのに、クリスタは常に笑顔だったよ。母さんの痛みを知りたかったという感じだね。秘儀の鍛錬では失敗できないから今日は都合がいいと考えたのかもしれない。どちらにしても、あの子は特別だよ」
なるほどね…。
極小の魔力操作に苦戦していたのは破裂させられないから。
痛みを恐れていたのではなく、私に止められたくなかった。
本当に優しくて不器用な子。
「今日の訓練場はそのままにして、明日国防軍に見せる。自分たちが追い付けると確信していたクリスタの努力する姿を見せる事はできなかったけど、感じる事はできるはずだよ」
「どんな風に感じるんだろうね。やる気がでるのか、恐怖するのか、心が折れるかもしれない。国防軍は母さんに甘えていた事には気付いたはず。もしかしたら国防軍の希望者が0になる可能性もあるね」
「それならもういいよ。何かあった時に守るべき大人を厳選させてもらう。子供たちが動いてしまうかもしれないけど、そこまで大人が腑抜けているなら仕方がないよ」
「そうだね。秘儀を覚えれば国は守れる。テスト内容は周知した。内容が分かっていれば鍛錬もできるはず。それでも、テストが怖くて参加者が減ると思うけど仕方がないね」
残念だけど仕方がないよ。
私を崇めている人は守ってもらおうと考えていない。
純粋に私を崇めているだけで、お願いをされる事もほぼない。
子供が大人になるまでに、何も組織できないようでは大人はいらない。
子供が大人になった時に守るのは自分の子供であって欲しい。
この国は自由であり、私たちも国の発展に協力する。
利益を享受するばかりで何もしない大人は必要ないよ。
マリアンネのように必要なものを感じてそれに挑戦して欲しい。
子供を残して死ぬ事ができないと感じつつ、国防軍の隊長になったのだから。
努力して失敗してしまった姿を笑おうとは思わない。
何も成果が得られなくても行動に移した気持ちを大切にして欲しい。
そろそろ夕暮れだね。
噴水前にセイレーンが集まって歌い始めてくれた。
安全な国であれば、ここで歌ってくれるセイレーンも増えていくんだから。
歌っている間中、光魔法で街中を色鮮やかにしたよ。
歌を聞いていると感傷的になるね。
クリスタの覚悟を見せてもらった。
あの子は私の事を土地神だと思っているけど、私は友達だと思っているよ。
初めてできた人間の友達。
歌が終わちゃったね。
皆から盛大な拍手が送られているよ。
セイレーンは照れ屋さんで決定だね。
時間も夕暮れだし完璧。
念話。
「子供は家に帰る時間だよ。大人は引き続き楽しんでもいいけど、お酒の飲み過ぎには注意してね」
いつも通りこれで大丈夫だね。
「皆、孤児院に帰るよー」
「「はーい」」
孤児院に子供たちと一緒に入る。
今日はヴィーネも隣にいるよ。
カーリンたちに子供が揃っているか確認をお願いしないとね。
「皆揃っているか確認をお願い」
「「分かりました」」
・・・・。
「皆揃っています」
早過ぎるのは分かっていたけど、子供の人数が増えても早いね。
孤児院の大人たちは流石だよ。
「ありがとう。範囲睡眠魔法、転移魔法」
子供たちが倒れる前に寝る場所に移動させたよ。
「さあ。子供たちは眠らせたから飲みに行っておいで」
「本当にありがとうございます」
「今日のお酒は心に沁みそうだよ」
「ありがとうございます」
「・・・・」(拝んでいる)
「お祭りが始まるね!」
「本当に素晴らしい国ですね!」
みんな笑顔でお酒を飲みに行ったね。
「ヴィーネ、子供たちに布団を掛けるの手伝って」
「はーい。こんな平和なお祭りは初めてだよ」
ヴィーネと一緒に布団を掛けていく。
これだけの数の子供を6人で世話しているのは凄い。
カーリンが孤児院長だから可能なのだと思う。
布団を掛け終わった後、1階に戻りヴィーネとゴロゴロする。
「ディーン姉ちゃんから呼び出されていない?」
「静かだよ。きっと竜の国に帰ったら拷問だよ。姉はギリギリを攻めてくるからね」
「ギリギリ破裂させるとか異常者だよね。何回くらいクリスタは破裂に耐えたの?」
「数えていないけど20回以上だね。頭おかしいよ。人間の精神力で耐えられる痛みだとは思っていなかったからね」
「そんなにも破裂していたんだ。訓練場が物語っているけど、人間が耐えられるとは思えないよね。カーリンも耐えちゃうのかな?」
「どうだろう?今のカーリンでは無理だと思う。クリスタの覚悟を知った時にどうするかで決まると思うけど、人間が耐えるのはおかしいよ」
普通の人間なら腕や脚が破裂すれば激痛で動けない。
即座に回復してもらっても痛みの記憶は刻まれる。
それに怯える事なく組手を続行する事は難しい。
20回以上は拷問でもやり過ぎていると思う。
精神が壊れてもおかしくないのだから。
「もう言えなくなったよ。死なない秘儀の到達点にしてと。あの子は喜んで変えるから」
「今日のクリスタを見たら私も言えないよ。そして、これから私が忙しくなるのでしょ?特別報酬を渡しているに決まっているからね。クリスタが欲しがる物なんて分かっているし、母さんは渡すと思うから」
「不意打ちも嘘も見抜く最強の戦士だよ。私の為に動く可愛い女の子だよ」
「ほんと殺人鬼にとんでもないもの渡すよね。国長大変過ぎるよ。マリアンネも頑張っているけどクリスタは止められないからね。半年後が大変だよ」
「再試験はどうなるんだろうね。この国の未来が少し見えるかも」
「そうだね。この国は誰の国なのかちゃんと理解して欲しいよ」
「とても大切な事だよね。私たちの国ではないと理解しているのが子供だけなのは駄目だよ」
「中途半端な大人は駄目だね。子供がいるけど覚悟も責任感もない」
「人が増えればそういう人もいるけど、守ってもらえると思っているなら消えて欲しいね」
「そうだね。子供に守ってもらおうと思っている大人は消えて欲しいね」
本当に駄目な考え方だと思う。
自分の子供に守ってもらおうなんておかしいよ。
私より弱いお母さんは私を守り続けてくれたのだから。
ヴィーネとゴロゴロしながら会話をしていると眠たくなる。
そろそろ帰ってくる頃かな?
「ただいま帰りましたー!」
カーリンはいつも通りの可愛い敬礼。
カーリン軍の一員として侮辱した男は死刑にしなきゃね。
毎回クリスタとビアンカにレナーテは担がれていないかな?
お祭りの日は倒れるまで飲むと決めているのかな?
「ありがとうございます」
「何回目?半分残せばいいじゃない。学習しようよ!」
「恒例恒例。お祭りだから楽しいのさ」
「とても楽しめました。ありがとうございます」
「みんな楽しめたみたいだね。じゃあ、私たちは行くね。またねー。転移魔法」
ヴィーネと一緒に社に移動した。
ディーン姉ちゃんは正座して飲んでいるよ。
確実に説教中だと思うけど…。
アルコール中毒なのかな?
「遅い!遅過ぎるわ!どれだけ待たせるのよ。姉さんの説教が終わらないじゃない」
「シャルたちの到着と何か関係があるの?竜の国ではこれ以上の説教が待っているよ?」
「母さん、最高だよ!こんなに気持ちのいいお祭りはないよ」
「ディーン姉ちゃんもヴィーネの気持ちが分かったんじゃない?」
「姉さん、みんな揃ったしお風呂に入って寝ましょうよ?」
「そうだね。待たせてしまうのも悪いよね」
「え?全然気にしなくていいよ。むしろ見学したい」
「どんどん説教しちゃってよ。今後の勉強にさせてもらうから」
「お・ふ・ろ!行くわよ。早く行くわよー!」
「本当にせっかちな妹。説教も聞けないなんて、説教がまた増えたよ」
「竜の国まで見学に行きたくなったよ。最高だね!」
「まあ、この辺にしておいてあげよう。竜の国に帰ったら地獄が待っているんだからさ」
私とヴィーネはご機嫌で、4人一緒にお風呂に入って、布団に入る。
布団をかなり大きくしたから、遂に誰もはみ出していないよ。
「今回も楽しいお祭りだったわ。何故か私の秘密が漏れているけどね!」
なにかな?
私とヴィーネを睨んでいるよ。
もっと言って欲しいのかな?
「はいはい。竜王の行動に秘密がある訳ないでしょ。帰るよ!」
「そうそう。誰よりも目立つんだからね。火吹きドラゴンさん」
「そうだよ。今度は仲間の勇者も連れて来てよ。呪われたドラゴンさん」
「あ、あんた達ねー。これから始まる私の地獄を分かっているの?」
「何を言っているの?地獄があるの?説教をするつもりだったのに地獄が希望だなんて困った子!」
「流石竜王!自ら地獄を選ぶ勇気に称賛を送りたいね」
「そうだね。説教では物足りないらしいよ。シィーナ姉ちゃんの腕の見せ所だね」
「藪蛇過ぎるわ。姉さん、もう帰りましょう。まったねー。転移」
逃げたよ。
流石に危機管理能力は高いね。
「母さん、竜王が逃げたよ。半年に1回もこれが見れるだなんて、最高だね!」
「ヴィーネが我慢してきた結果だよ。ついに報われたね!」
「ゴロゴロしようよ。念話でマリアンネにはお願いしておいたからさ」
「そっか。じゃあ今日はゴロゴロしよう」
本当はこの国にいる全ての大人に見せたい。
だけど、理解できない人ばかりだから意味がない。
強くなる為にどれ程の努力をしたのか知って欲しい。
私の我儘であり願望だね。
誰も布団からはみ出さなくなりましたね。




