表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
土地神様は吸血鬼  作者: 大介
第3章 神国シェリル

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

178/425

閑話 ダミアン 錆びにくい金属

エルダードワーフの持つ知識は実に素晴らしい。

5000年以上費やした様々な研究結果を惜しげもなく披露してくれる。


2種類の金属を混ぜ合わせる事により錆びにくい金属を作り出す事ができる。

これは最高の研究結果だよ。


金属を溶かす際に有毒ガスが発生するがお2人には関係ない。

必要な金属と配合率さえ分かれば直接作れるに違いない。


上水道の配管を全て変えてもらうべきだろう。

今だからできる事は今してもらうべきだね。


配合率は鉄8割とクロム2割。

しかもお2人が作る金属には不純物が含まれない。


より錆びにくい金属、ステンレスができる訳だね。


「という訳で全ての上水道の配管を新しい金属、ステンレスに替えて下さい」

「相変わらず遠慮が無いね。マリアンネに分けてあげて欲しいよ」

「これは国長の仕事だね。ステンレスを直接生み出して切り替えるだけだから簡単だよ。念話(テレパシー)、今から上水道の配管を錆びにくい金属に切り替えるから水の使用を中止して。すぐに終わるから、終わったらまた伝えるから少しだけ待っててね」


流石神様だね。

街の配管を全て切り替えるなんて簡単な事だよ。


ヴィーネ様は社にいながら配管を切り替えるみたいだ。

本当にとんでもないよ。


これは魔法といえるのだろうか?

魔法で金属が生み出せるのだからお金も作りたい放題だね。


まあ、必要ないけどね。

お2人はこの国で一番のお金持ちだから。


賽銭箱の撤去が許されないという訳の分からない状況だからね。

シャーロット様が賽銭箱を撤去しようとしたら、反対運動が起きたのだから。


念話(テレパシー)、上水道の配管の切り替え作業は終わったよ。水を使っても大丈夫だからね」

「流石ヴィーネだね。仕事が早過ぎるよ」


10分も掛かってないね。

神業だよ。


「ありがとうございます。では、新しい研究に励みますので失礼しますね」

「本当に自由過ぎるね。流石ダミアンだよ」

「本当だよ。母さん、もう寝ようよー」


研究室に戻り、次の目標を考える。

やっぱり国防を意識した研究をするべきだろうね。


生活は豊かになって行くけれども、国防は相変わらずお2人頼りになっている。

一番重要な箇所が全く成長していないのは戴けない。


私は研究しかできないからね。

何か役に立つものを生み出さなければいけないよ。

国防は大切な事ですからね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ