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カゼツキの依頼


「そういや、カゼツキはなんで城に用があるんだ?」


「…」


少し俯くカゼツキ


「東の大陸が悪魔に進行されて、帝国が落とされたのだ。それを伝えるために大陸をこえてきた」


「落とされたって…。それじゃあ…」


「拙者は帝国近辺の小さい村に住んでいたが、4日前だ。帝国に傭兵として出ていた父が慌てて帰ってきた。ここから今すぐ逃げろと。だが父の後を追って悪魔がやってきた。父は拙者に、この事を南と西の大陸に伝えろと命令し悪魔と対峙して拙者の目の前で…、目の前で…」


刀を握りしめる手がギュッと強くなっていた


震えるカゼツキ


「だから拙者はそれを伝える為に今ここにいる」


「そう…か」


その後なんて声をかけたらいいのかわからなかった


アニーも空気を察したのか一言も発言はしなかった


「そうだキュクレアに着いたら、お主らも王に会うのに同席してもらう」


「え、俺たちもか?」


「ああ、昨晩の話…。もし本当ならじいが言っていた勇者なのかもしれないからな」


「いやいやいや、それはないと思うけど。」


「なんにしろ魔獣や悪魔と戦える戦力にはなるんだろ。それにアニーの事も隠したまま居るのも変に目をつけられかねない」


「アニーの事、言うつもりなのか?」


「誤解を産むような事はさけるべきだ」


《確かになぁ、隠してて後で疑われる展開はアタシは好きじゃねえ。前もって言っとけよって物語多すぎてあきあきだぜ》


「なんの物語の記憶だか知らねえが、まぁ確かにそうだな。早めに誤解されるような事は無くしとこう」


「うむ。それがお主らにとってもいい選択だ」


「でもさ、簡単に王様に会えたり出来んのか?」


「それは心配ない…と思う」


《あ、これ一悶着あるパターンの発言だぜ》


「おいおい、勘弁してくれよ…」


そうこう話しているうちに城門が目前へと迫ってきていた

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