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冒険者として

大変申し訳ありません。投稿が遅くなりました。


 ギルドを出てすぐのところに中央広場があり、今日はそこで市が開かれている。俺たち一行は屋台で軽食をし市を見て回っていた。


「ん~、ここはポーションでこっちは防具・・・あっちは武器か。武器はいらないなぁ・・・ライフルあるし作れるからなぁ。あんま店舗と変わらないな、行商だから珍しいものあるかと思ったんだけどな。」


「お兄さん、勘弁してくれよ。珍しいものなんてめったにないから珍しいんだぜ?そんなのは、すぐ売れちまうよ。でも、お兄さん武器作れるなら・・・これなんかどうだい?鉄鉱石、ここらじゃ珍しいと思うぜ。」


 行商のおっちゃんは、懐から拳大の鉄鉱石を出して見せた。


「確かに珍しいけど、懐から出すってことは・・・高いんでない?」


「まぁ、それもあるが・・・ここじゃ、出しても飾っとくしかしない奴が買うんでな。懐で温めといたんだよ。お兄さんみたいに使ってくれる奴のためにな。どうだい?」


「・・・う~ん。鉄鉱石があれば、色々作れるか・・・?散弾は石で作れるし、てかショットガンから作らないとならんしな。手甲弾にしても、獣や魔物じゃぁオーバーキルで勿体無いし・・・アサルトライフルの材料になるか。でも、スナあるしなぁ・・・あっ、SMGサブマシンガンにしよう。おっちゃん、鉄鉱石買うことにするわ。」


「まいど。お兄さんありがとね。」


「ねぇねぇ、ヒロ~。こっちに面白い武器あるよ、なんか槍の先っぽに斧が付いてるの。これなんて武器?」


 ユーリに呼ばれて覗いてみると、確かに槍の先に斧が付いた武器が売っていた。


「へぇ~、珍しい。ハルバートなんか売ってるのか。これは、槍の突と斧の横薙ぎが合わさった武器だよ。槍の弱点を斧で補ってるんだ。てだし、かなり上級者向けだけどね。」


「あんちゃん、詳しいね。この武器はね、重心が前のほうにあるから・・・かなりの力が必要になるんだよね。だから、仕入れたはいいけど売れ残っちゃって。はぁ、失敗したなぁ。」


「あぁ、おじさん。きっと良いことあるよ。だから、頑張ってね。」


「ん?ユーリまだ向こうに店があるよ。そこ見て、宿に戻ろうか遅くなりそうだ。」


「あっ、本当だ。もうそろそろ日が落ちちゃうね。じゃぁ、最後にあそこ見て戻ろうか・・・ここは、雑貨かな?あっ、このネックレスかわいい。いいなぁ~・・・(チラッ、チラッ)」


「・・・。さて、ユーリ戻ろうか。」


「えぇ~、ちぇ仕方ないな。」


 買ってくれないヒロに文句を言いつつも宿に戻っていったユーリを尻目にヒロはおじさんにだけ断わってさっきの雑貨屋に戻ってきた。


「お姉さん。さっきのネックレス頂戴。」


「あら、さっきのお兄さんじゃない。買ってあげないのかと思ってたのに、一人で戻ってきて買うなんてサプライズプレゼントかい?にくいね。じゃぁ、これはおまけであげるよ。ネックレスとおそろいのヘアピンだよ。早く戻ってあげないとせっかくのサプライズが台無しになるよ。」


「ありがとう、お姉さん。じゃぁ、戻るね。」


 あまり、長居するとユーリを待たせるし、何より雑貨屋のお姉さんにからかわれるのが恥ずかしかったのでいそいそと宿に戻ったのであった。



「あぁ~、やっと帰ってきた。ヒロおっそ~い!!なにやってたのよ~?私、お腹すいたんだから早くご飯食べようよ。」


「ん?あぁ、まぁちょっとね。それに、俺だって腹減ってるよ。でも、おじさんが着てないんでないか?」


 周りを見ながら、ユーリに答えた。


「おじさんなら、部屋にいるよ。呼んでくる~。お~じ~さ~ん~、ご飯た~べよ~。」


 ユーリは走っておじさんを呼びにいった。


「おぉ、ヒロ帰ってきたか・・・遅かったなヒロ。女将、飯3人分こっちによろしく。」


 部屋から出てきて女将に注文しながらテーブルについた。

 晩飯を食べ終わりお互いの部屋に戻っていた。


「さて、これいつ渡せばいいんだ?プレゼントなんて初めてだからわからんな。なんか、勢いだけで買ってしまったがどうしよう。まぁ、村に帰ってからでもいいか。」


 すぐにプレゼントしてしまうと、別行動の意味がばれてしまうし恥ずかしさが大きかったので、村に戻ってからと問題を後回しにして、ヒロは寝るのであった。


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