武器づくり 2
狼牙に武器を作り終えたヒロは、次に琥珀の所に様子を見に行った。
「琥珀はどういう武器にするか決めたかい?メインがハルバー
ドだから、軽いサブ武器にするのかな?」
琥珀が見ていたのはMGだったので、琥珀には小さいのではないかと思ったが、何も両手でMGを持つことはない。なら琥珀は片手で持っても普通に撃てるだろう。だから、軽い武器にするのかとヒロは思った。
「ヒロ先輩、僕の武器ハルバートって重くて頑丈じゃないですか。だから、破損しにくいと思うんですよ。しかも、体格のわりにビビりだから防御を固めたいんですよね。なにか、そんな武器ないですか?」
「う~ん。琥珀は、狼牙みたいに器用でもないし・・・珠代みたいに素早さがあるわけでもないと、ならばいっその事メインを盾にサブにHGにしてタンク職をやってみるかい?大楯装備に大型の拳銃はタンク職に向いてると思うけどね。俺のスキルLvが上がれば、ガトリングとかキャノン砲とかも作れるようにはなると思うけど・・・まだ時間がかかりそうでね。もしくは、大楯を前面の地面に突き立ててRRにするのもいいね。どうするかは、琥珀次第だよ。決まったら、教えてね。」
ヒロの中で、琥珀はいろんなスタイルが出来るのでとりあえずのこういうスタイルがあるよと教えて珠代の方へ向かった。
*****
珠代はユーリと一緒に武器を考えていた。
「軽い武器が良いんですけど・・・HGくらいしか無いですかね?連射したいんですけど、MGだとちょっと重くて良い武器ないですかね~。」
「そうだね、ヒロに聞いてみるね。多分、大丈夫だと思うよ。確か、実験とか言ってコンパクトなMGを作ってるのを見た気がする。」
ユーリに相談している珠代の所にヒロがやってきた。
「珠代は武器を選んだかい?ユーリに相談していたみたいだけど何か問題でもあったかい?」
「実は、連射系の武器にしたいんですけど・・・重たくて動きにくくなる問題があって、もっと軽い武器ないですか?連射系の」
珠代の所に来たヒロに気づいた珠代はちょうどいい武器がなくて動きを犠牲にしてMGにするか、連射系をあきらめてHGのみにしようか迷っていることをヒロに相談した。
「確か、昔に小さいMGって作ってなかった?実験とか言ってさ。」
「あぁ、SMGのことか。そうだね、あれなら作れるよ。軽量で連射出来るけど装弾数がMGより少ないから気を付けてね。もしくは、連射出来るHGを2丁持ちとかでも良いと思うよ。珠代はどっちがいい?」
ヒロはSMG1丁よりフルオートのHG2丁持ちという方法もあるよと教えて、どっちが好みかを聞いた。
「私としては、HG2丁の方がいいですね。HGとSMGの2丁持つくらいなら・・・ですけど。」
「なるほど、じゃぁ持ってるHGを頂戴。改造しちゃうから、あと追加で作ってあげるね。」
珠代の持ってるHGを貰い、H〇Kの〇SPそっくりに作り変えて同じのをもうい1丁作り渡した。
「ありがとうございます。」
珠代は嬉しそうにHGを2丁貰った。
「さて、あとは琥珀だけなんだけど・・・まだかかりそうなんだよね。こう言っちゃぁ悪いんだけど、慎重を通り越して優柔不断なだけな気がするよ。」
ユーリに琥珀がまだ決まってないことを愚痴り、琥珀のもとへ戻るのだった。