武器作り 1
「さて、まず君たちにあった武器を作るんだけどいきなりだと、作り直しになったときに材料が足りなくなるのでミニチュアから作っていくからね。まずは、ハンドガン(HG)。これは、ユーリが腰につけてる武器だね。後衛職のユーリなんだけど、今まで前衛をしてたから・・・近接に有利な武器にしたんだ。次に、中距離に有利なアサルトライフル(AR)。遠距離に強いスナイパライフル(SR)これは、俺が使った武器だね。同じく遠距離に強いけど取り扱いが面倒なロケットランチャー(RR)・・・くらいかな?今、作れる武器は。おっと、MGを忘れてた。」
ヒロは簡単な説明をしながらミニチュアサイズの武器をどんどん出していった。
「では、それぞれの有利な点と不利な点を説明しよう。まず、皆にはHGはもって貰う。これはいざと言うときの武器だと思ってくれていい。たとえば自分のメイン武器が破損した場合のサブの武器になる。サイズが小さいから体のどこの部分にも装備できるのが利点だ。逆に小さいからこそ威力はそこまで出ないからね。まぁ、時間稼ぎのけん制に使えるよ。あと、本当なら弾数の制限もあってそれも少ないのが欠点だけど、僕はオートリロード・・・つまりは自動で弾を入れてくれるように改造してあるから威力が小さいのが唯一の欠点かな?だからこそ、護身用に全員HGは持って貰うからね。デザインも変えれるから、自分の好きなデザインにするといい。」
HGの説明をしながら、種類の豊富さなどをつたえた。
「次に、ARだけど・・・中距離用なんだけど、最大射程が300Mと遠距離にも適しているが肉眼だと当てるのが難しいな。魔法使いが魔力切れのときに使う武器だと思ってくれていい。これもHG同様結構種類があるので、使いたい人は言ってくれ。三人の中では使いにくい部類になるかもしれないな。あぁ、狼牙は合ってると思うけどね。弓の代わりだと思えばいいんだし、これもオートリロードに改造するからね。」
「で、MGだけど、ARよりは小型で威力は落ちるけど軽く、HGより連射が出来て弾数も多い。これは近距離から中距離に向いていて軽いから、女性でも使いこなせるのが良いね。」
「次はSRだけど、これは俺専用になるかなぁ?オートリーロードにしてあるけど、武器の構造上で単発式で一撃必中でないと大変なんだよね。一番飛距離があるんだけどね。だから、遠くの魔物は狙撃で、状況に応じてMGやHGを使うのが俺のスタイルなんだよ。弾は、マジックバックに入っているからね。」
「で、最後なんだけどRRは爆発範囲攻撃になるんだよね。だから、周りに人がいると使えない武器だね。ソロのときに使うくらいかな?複数の魔物が固まっているときは使える武器だと思うよ。ただ、重たいから、琥珀あたりが使えそうかな?まぁ、基本パーティーでの行動だから使う機会は少ないだろうけどね。」
一通り武器の説明をしたヒロは皆にわからないことはないか聞きながら、個別に相談にのっていた。
「兄貴、俺は弓の代わりにSRをメインにしたいっす。」
「そうか、しかし1パーティーにSRは一人いればいいんだけどな。じゃぁ、ARにスコープって言ってもわからないか・・・覗き込むと遠くの物が見える筒を取り付けてみるかい?単発とフルオートの切り替えもできるのがARの強みだしね。」
「じゃぁ、それでいいっす。本当は兄貴と同じスタイルが良かったんすが・・・。」
少し落ち込みながら狼牙は言った。
「俺のスタイルだと素早さが生かされないんだよ。その点、ARなら、狼牙の素早さを生かすことも出来るし、遠くから狙撃も出来るから向いていると思うんだよ。まぁ、初めてだしこれでやってみてどうしてもSRにしたいなら転向してみるかい?」
「兄貴が俺のことを思ってのアドバイスっすから、ARにスコー・・・プ?だかをつけてくださいっす。」
「わかったよ。じゃぁ、白を基調としてM〇カービンにスコープを付けてっと・・・出来たよ。これが狼牙のARで名前は白狼だよ。」
こうして、狼牙のARが完成した。