優と美夕
SS風です。わかりにくくてすみません
教頭「奥さん残念だったね 」
優「いえ、もう大丈夫です」
教頭「教師復帰頑張ってね、」
優「はい、今までご迷惑をおかけしました。融通もきかせてもらって」
教頭「そんなことないよ、、、もっと時間を置いても大丈夫なんだよ」
優「大丈夫です。何かしている方が、・・・・気が、紛れるので」
ーーーーーーー
優「おーい廊下走んなよ」
生徒「はーい」
ーーーーー
美来「よかったね佳代ちゃん、義兄さん元気そうで」
佳代「別に、、よくない、」
美来「どうしたの?
佳代「あいつ嫌い、気味悪い」
(あいつは、泣いてない、一回も、なんであんなに平然と)
ーーーーー優自宅
母(電話)「優、ちゃんと食べてるかい?」
優「ああ、食ってるよ、」
母「あんた、無理するから、」
優「そんなことない、じゃあジャガイモありがとう、ちゃんと食べるから、また」
ーーーー美夕「ほーら義母さんからこんなにジャガイモ貰ったよ、今日からジャガイモ祭りじゃ」ーーーー
優「・・・・・・」
(美夕の荷物整理しないと)
ーーーーー
ダンボールの中のゲームを見つける。
優(このゲーム、あいつがクリアできなかった・・・)
ーーーーー
カチカチカチチ、
ーーーー死亡したーーー
コンテニュー?
はい・いいえ
優(ダメだ全然進まねー)
→いいえ
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数年前
佳代「美夕ネエ、なんであんな冴えないのと?」
美夕「そゆこと言わないの、あれでも私が惚れた旦那さんなんだから」
佳代「どこがいいの?」
美夕「んーそだねー、ほっとけないとこ」
ーーーーー
学校廊下
女生徒「ねえ、先生って結婚して何年目?」
優「え?まあえーと3年くらいかな」
女生徒「へえ、美人さん?」
優「まあな」
美来「あ、えりっち、トイレいこ!」
(先生にその話はまずい)
女生徒「えー、いまいいとこじゃん!
ねね!先生どっちっから告白したの?」
ーーーー美夕「ほーら、優、さっさっと告白してこんかい、流石にヘタレすぎるだろ」ーーーー
優
優「あー、どうだっけ、分かんないかなー、」
佳代「分からないって何?」
優「あ、佳代ちゃん、、」
佳代「それって、どうでもいいから忘れたってこと?」
ーーーー美夕「何言ってんの、向こうに告白させたに決まってるでしょ、やっぱ男からさせないと!」佳代の記憶
佳代「美夕ネエはあんなにお前のこと」
美来「佳代ちゃん、」
優「・・・・・」
佳代「あんなに幸せそうだったのに!
なんでそんなに平気なんだよ!!!」
優「・・・・・佳代ちゃん、美夕はもう死んだんだ。ちゃんと前を見ないと、美夕だってそんなの望」
佳代「うるさい!!!、お前が美夕ネエを語るなよ!!!」
佳代「なんで、なんで!こんなに悲しいのに、忘れられないのに、お前は笑顔で居られるんだよ」
優「・・・・・」
優「・・・・さあな」
佳代「さあ?なにそれ・・・・」優に歩み寄る
そのまま優を殴った。
ドゴ!
美来「か、佳代ちゃん!ダメだって!!」
・・・・
優は鼻血を出したまま倒れている。
ーーーーーー
佳代自宅
佳代父「大丈夫かい?」
優「はい、これでも男ですから」
佳代父「佳代は昔っから美夕が大好きでな、君が悲しんでないと誤解して悔しかったんだろう。私も妻も君が辛いのはわかってるつもりだ、すまない、佳代を許してやってくれ」
優「最初から恨んでなんてないです。俺の返しが悪かったんですから。
安心してください、謹慎もないですし」
佳代父「・・・・ありがとう、君には、本当に辛い思いをさせてしまったな」
優「いえ、そんなこと、義父さん方も・・・・御馳走様です
では、お元気で、また来ます」
ーーーーー
半年前
美夕「悪く思わないでね、父さんや佳代達のこと。
私のせいで迷惑かけたから、働かなきゃいけないし、佳代はね、こんな私見たら泣いてしまうから会えないんだよ。
優「思うわけないだろ、俺の生活費まで出してくれてるのに」
美夕「にしても優は泣かないね、
泣き虫なくせに」
優「そうか?ここ何年か泣いたの映画くらいだぞ、
てか、ゲーム飽きねぇな」
美夕「何言ってんの、ゲームこそ至極!
ゲームなければもう死んどる!」
優「じゃあまた何か買わないとな、それもうクリアしてんだろ?」
美夕「わかってないねー、クリアしてからが本番じゃん!」
優「わけわからん、」
美夕「そうだ、従者キャラあんたそっくりに作ってあげる」
優「いいよ、恥ずかしい」
美夕「遠慮すんなって!」
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学校廊下
女生徒「先生、いいですか?」
優「ん?どした?」
女生徒「昨日はごめんなさい、その、奥さんのこと知らなくて」
優「いいよ、知らなかったんだし、指輪してた俺も悪い」
女生徒「本当に・・・ごめんなさい」
優「いいって、悪いと思うならスカート下ろせ、短いぞ」
女生徒「は、はい」
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数ヶ月前病室
美夕「ゴホッゴホッ」
優「もうすぐ先生来るからな」
美夕「痛い、たい、痛い」
優「大丈夫だ!絶対に良くなる!!」
ゴホっゴポォ!ビチャ!!
優「美夕!」
美夕「・・・にたい」
優「・・・・!?」
美夕「・・・たい」
優「・・・美夕」
美夕「死に・・・・たい・・・ーーーーーーーー
優「!!!」ベットから跳ね起きる
優「はあ!!!あ、 はあ、はあ、はあ」頭を抱えこむ、
優「はあ、はあ、はあ、」チラ
目線の先にはゲーム
優「・・・・・・」
起き上がりゲームを起動する。
カチカチカチカチカチカチカチ、カチカチーーーーーーー
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数日後
学校、職員室
副担任「先生大丈夫ですか??」
優「え?」
副担任「クマがすごいですよ」
優「そうですか?歳ですかな?」
副担任「そんな、先生まだ若いじゃないですか」
(最近本当にげっそりしてる気がする顔色も)
優「いえいえ、10代に比べたら・・・・」立ち上がる。
優「あれ?」フラァと意識が薄れ視界が回る」
ドサァとその場で倒れる
副担任「え!?せ、先生!?先生!?」