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魔纏士の英雄譚  作者: つくね天
4/4

3話

かなり遅くの更新になってしまい申し訳ありません

★★★


「な、何が起きたの...」


とりあえず、チート能力で身体能力上昇とかあったから多少の足止めくらいはできるかと思ってたけどここまでとは...下手したら化け物扱いじゃないか


「倒しちゃったみたい、だね?とりあえず魔法解きなよ」


「え?ああ、うんそうね」


と言ってレナはようやく我に返った


「あんた魔法使えないんじゃなかったの?身体強化魔法とか魔法の中でも高難度でしかもかなりMPを喰う魔法よ!?

 アレ?でもさっき詠唱も無かったしそもそもMPが足りないから倒れたんでし...」


ヤ、ヤバイ。レナが魔法じゃないって気づき始めた。ばれたら実験動物みたいになるかもしれない。ここは誤魔化さなきゃ、でもどうやって誤魔化そう...


1固有魔法って言って誤魔化す

...そもそも固有魔法って何!?固有魔法なんてないとか言われたら即アウトじゃん!!

2正直に話す

...それが一番無い。実験動物になる未来しか視えない


3故郷の伝統的な武術と言う

...これしかないな!!


 「実はこれは故郷の伝統的な武術である特殊な呼吸法と歩法で...」


って僕のバカヤロー!!何勝手に設定持ち出してるのさ。ただでさえ誤魔化さなきゃいけないのにこれ以上秘密増やしてどうするんだよ!?


 「へぇ、なるほど。それならあの速さと力にも納得だわ。でも、あんな凄いものがあるなら魔法なんていらないんじゃない?」


なんとか誤魔化せたかな...


 「それもそうだけど、やっぱり魔法の適性があるって言われたら使ってみたいでしょ?」


 「む、それもそうね。私も小さい頃そう思っていたもの。それで、あんたの魔法の適性はどの属性なの?」


やっぱり聞かれたか...身体能力のこともあるけど全属性適正もよくよく考えたら化け物扱いされそうだ。とりあえずこっちも誤魔化す方向で


「うーんと、火属性と風属性だよ」


と言うとレナは驚いた顔をした。あれ?2属性でも珍しいの...?


「あんたってダブルだったの!?それなのに初級魔法も打てないくらいのMPだなんて、どこから突っ込めばいいのかしら...というかその才能私が欲しいくらいよ」


驚いたり落ち込んだり忙しい子だな。さっき言ってたダブルについて情報を集めようかな


「ねえレナ、ダブルって凄いのかな?」


「あんた何言ってんのよ!?凄いなんてもんじゃないわよ!!ダブルだった人はみんな歴史に名を残してるわ」


「そ、そんな凄いんだね...ってことは僕も歴史に名を残しちゃったり

しちゃうかもね!」


「さあ?MPの少ないあんたには難しいんじゃないかしら」


僕の期待が一瞬で崩れた...


「ええー、そこまで言うかな...とまあこの話はこのくらいにしてそろそろ街へ行かないかい?」


「ええ、そうねそうしましょ。さっきよりも暗くなってるしはやく行くわよ」


「うん、そうしよう」


そうして僕たちはリフレクティアルへと向けて再び歩き始めた


★★★


「ふぅ~、やっとついたわね。」


「リフレクティアルに着いたけど暗いからか感動が少ない...」


「ほら、ぼさっとしてないで行くわよ、ハクビ」


「あ、ちょっと置いてかないでってば!!」


歩きだすレナを慌てて追いかける


でも今日どこで寝たりするんだろう...あ、よくよく考えたら僕お金がなくない?どどどど、どうしよう!転生初日に野宿!?盗賊とか襲われたら困るしそれは嫌だ!しかし、このことをレナにどう言えばいいんだ。いくらなんでも会って数時間の男にお金を貸してくれとか言うのは迷惑だろう、どうしたものか...


「ね、ねえレナ。街へ着いたのはいいけどどこへ行くんだい?」


「え?そうねぇ、とりあえず、酒場かしら。お腹がすいちゃったもの」


「酒場、うん酒場ね酒場。えっとあの、その...」


「なによモジモジして!何か文句あるわけ?ま、まさかっ!?ト、トイ...って、なんてこと言わせるのよ!!」


「っ、違う!違うよ!!トイレじゃない!」


「じゃあによ、言ってみなさい。まったく、恥かいたじゃない...」


「えっとね、そのお金が無いんです、一銭も...」


「はあ!?お金がない!?そんなんであんたどうやってこっちまで来たっていうのよ!!」


「うっ、それはその...い、色々と?頑張ってですね...はい、すいません...」


「はぁ~、てことは宿代とか生活日も全て無いって訳なの?」


「はい...全くありません...」


「ったく、でもまあそうね、一応命の恩人だしね。私が酒場と今晩の宿代は出してあげるわ」


「え?命の恩人?僕が??」


まったく心あたりが無いんだけど僕なにかしたかな...?


「そ、そうよあんた以外に誰が居るのよ。あの魔獣に会った時あんたと居なかったら私はあの場で確実に殺されていたと言えるわ、だからよ」


「そ、そうなんだ。でもありがとう!本当にありがとう!助かったよ。レナも僕の命の恩人だね!」


「い、いいわよそんなこと言わなくて!恥ずかしい...」


「レナ、もしかして照れてる?」


顔を背けているけど耳まで真っ赤だ、とても可愛らしくて頬が緩んでしまう


「っ!照れてなんかない!!いいから行くわよ!!」


レナは声を荒げて早歩きで行ってしまった


「だから待ってってば!!置いてかないでよ!!」


こうして色々ありすぎて大変だった僕の転生初日は終わりを迎えた


_____________________________________

ハクビ・ミナセ  Lv.8


性別 男 種族 人族


職業


HP 1020/1800


MP 30/30


筋力 80


敏捷 86


魔功 300


魔耐 300


スキル

身体能力上昇・全属性適正・鑑定

_____________________________________


誤字・脱字、ご意見・ご感想などありましたら是非

読んで頂けるだけでも嬉しいです

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