いタだキまス
翌日の正午。
前回<葬祝>が行われた花園。
<替祝>も、そこで行われた。
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主賓席で立ち上がるスア。
自分を注視する少女たちに、顔を緩ませた。
「皆、ただいまぁ」
「「「お帰りなさい」」」
「私の前の体から作られた料理、美味しく食べちゃって下さい♪」
「「「いただきます☆」」」
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「ねえ?! オソ?!」
「ん」
「なんかスアの料理が、私達と同じな感じがするんだけど?」
「みたいだね」
「それ、不味くない!? だって── この料理の素材は!」
「紛うことなく、当人だよね」
「だよね!? じゃあ、なんで?!」
「スア、ソカ姉様にお願いしたらしいよ。『<替祝>では、私も自分の体から作った料理を食べたいです!』みたいに」
「…そうなんだ」
「仕方ないよ。スアだし」
「でも……全てをそれで片付けるのは………どうなんだろう…………」
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「ねえ、カタ」
「ぬ?」
「チキは、信じられない」
「─ 何が??」
「どうしてスアはあの料理を、あんなに美味しそうに食べてる訳!?」
「それは、<替祝>の料理が美味しいからでは?」
「で、でも…あの子が食べてるのは、自分の体なんだよね??」
「私達の体はみんな同じ素材なので、誰で作っても味は同じだと思う」
「じゃあ── チキの常識な『自分の体なんか食べても美味しくない!』って言うのは嘘なの?」
「まあ、人によるんじゃないかな」
「…」
「因みに、私は駄目だったけどね」
「……いつ試した訳?!」
「3周期の時だったかな。あの頃の私は、好奇心旺盛だったし」
「………カタって、チャレンジャーさん だったんだねぇ」




