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だってそれはそうだから  作者: 坂村すみれ


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7/10

夢をみた

その夜、香絵は不思議な夢をみた。

とても鮮明な夢だった。

香絵は一人っ子で兄弟はいないが、その夢の中では

兄がいた。


香絵はその兄が大好きで、いつも側にいた。

いつも兄にくっついて離れなかった。

おそらく、香絵が9歳ぐらいで、その兄であろう人が

11歳ぐらいだろうか。


その兄はいつも無口で、べったりとくっつく香絵に

目を合わすことは一切なく、前を見続けて

なにか怒りに耐えているような態度だった。

しかし、くっつく香絵を突き放すこともしなかった。


その日の夜のこと、

香絵が自分の部屋のベッドで眠りにつきそうに

なっていた時。

部屋のドアが開く気配がして、目が覚めた。

ドアの方に目をやると、兄が暗闇の中、月明かりに

ほんのり照らされて立っていた。

その兄は裸であった。

香絵はとても不思議だった。

気が付くと、その兄がベッドに上がって

香絵の上に覆い被さっていた。

兄は香絵の服を全て脱がせてキスをした。

その日の夜は、雷雨が酷かった。

雷が兄の顔を照らした。

兄の目は香絵の目をまっすぐ見つめていた。


香絵は目が覚めた。

はっとした。

今、何が?

あぁ、夢か、夢をみていたのね。

すごく変な夢だった。

でもあの男の人、何か知っているような。

誰だっけ。


香絵はそんなことを考えながら

生理の痛みに苦しみながらまた眠りについた。



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