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夫
香絵は久々にランチを外で食べることにした。
いつもは家でテキトーなご飯をひとり食べている。
そんな香絵に昨晩、
たまには外食でもして気分転換してきたら?
と夫が言ってくれたのだ。
なので、今日は少しお洒落して、
お気に入りの少しお洒落なご飯屋さんで
ひとりランチをした。
お気に入りのお店が、駅地下街に入ったと思ったら
すぐに撤退していた事が以前あった。
しかし久々に地下街に行くと、
そのお店が復活していた。
香絵は迷わずそのお店に入って注文をして
席に着いた。
食べ始める前に、スマホで写真を撮って夫に送った。
お気に入りのお店が復活していて、
迷わずそこでランチしたこと。
嬉しくて伝えずにはいられなかった。
夫はすぐに優しい返事をくれた。
その時香絵はふと思った。
なんでもない日常を、でも
ちょっとしたきらきらの日常を
すぐに共有して共感してもらえる相手がいること。
当たり前のようだけど、とても輝かしいことだ。
その日香絵は夫の存在をとても温かく感じた。




