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第1話

 プロローグ


 -20XX年 科学技術進歩の末に、人は何を求めたか。快適な環境、新たな娯楽、便利な家電・・・色々生まれたものの、最終的には心の拠り所に落ち着いた。それら全てを踏まえて生み出されたのが、人類の小さな友人、リトルバディである。

 リトルバディが開発されてから、日本国民の約七割がバディを持つに至った。人ならざる友と共に生きる彼らは、どんな人生を送るのだろうか。

 遂にこのときが来た!僕にもやっとバディが生まれるんだ!


 中学一年生の春、僕は入学祝いと称してリトルバディをおじいちゃんにせがんだ。でも、まさか本当に買ってもらえるだなんて!


 どんな子なんだろう。どんな事をしよう。どんな事ができるだろう。僕は布団にくるまって小さく歓喜の声を上げていた。


 ピンポーン


 来た!


 急いで玄関を開けるとそこには、「バディテック・コーポレーション」と記された大きなダンボール箱。

僕は堪えきれない程の喜びを顔に漏らしながら、大切に大切にそれを部屋に運んだ。


 ハサミを使い、丁寧に箱のテープを切る。


 中から白い梱包材に包まれて、赤く艶々とした、金属製の人形が現れた。

彼が今日から僕のバディ。

彼が今日から僕の一番の友達!

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