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AK  作者: 回収人の部屋
全国逃亡編
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EP76:兵庫の物型霊

東へ向かい、兵庫県へと辿り着き「で、今回は?どっちなんだ?」ともう正直何も感じまいといったテンプレのようなことを最後まで繰り返しますが、ご了承を。すみません。

気を取り直して、セルキがいうと「今回は向かう方だ。行くのは、『姫路』だ。」とアビスがいうと、「ってこたぁ、今回の物型霊やつは…」とセルキは言いながら向かっていき、姫路へと着いた。

そして、兵庫県姫路市へとついたセルキの前に立ちはだかったのは、立派にそびえ立っている姫路城の姿と、その天守閣のところに一人の女性の姿だった。

「おい、予想はしてた。予想はしてたが、天守閣のとこにいるあの女性ひとは誰なんだ?」とセルキが言うと、「ああ、あれがこの城…姫路城を形成した亡霊だ。彼女は現世むこうで姫路城が築城されてからここにずーーーっとここにいる。やがて、そこにはこの地で死んでいった亡霊武者が住みつき、彼女を守る要塞のように立ちはだかっている。彼らはそんな彼女のことを姫路城の別名からなぞって『白鷺嬢』と呼んでいる。今じゃ、彼女はこの姫路城と一体化しちまってるから、彼女を倒さねえといけねえんだ。」とアビスは言った。

それにセルキは「そうなんか…ただ、やることはなんら変わりはしねえ。ただぶちのめすだけだからな!新しく生み出した双舞こいつが多数相手にも通用するのか、試してやるぜ!」とセルキは早速『双舞:黒炎邪蛇剣』を取り出すが、見た目が変わっていたので「へぇ、見た目を変えたんだな。」とアビスが言うと、「ああ、あの状態なんか攻撃し辛かったんだよ。だから変えた。二つの〈じゃ剣〉の間に鎖を付けて回しやすく・リーチを長くすることにしたんだ。これなら、遠くのやつまで攻撃が届くしな。」とセルキは言い、「よっしゃ!それじゃあ早速行くぜ!てめえらの実力見せてみろよ!戦場で戦っていた武者ぼうれい共!」とセルキは颯爽と姫路城へと攻め入った。

うわぁ!、グハッとどんどんなぎ倒されていく武士たちを天守閣にいる少女・『白鷺嬢』が恐ろしいものを見るような目で見ていた。その傍らにはいかにもな闘気を発して白鷺嬢を見守る青年が白鷺嬢と共に下を見ながらギリッと歯を食いしばっていた。

そんな中、セルキは猪のごとく突撃し、向かってくる武士たちをなぎ倒しながら天守閣へと登っていく。セルキの隙を狙って間合いに入った武士も中にはいたが、そんなことはお構い無しと言わんばかりにセルキは「てめぇら全員、冥界むこうに送ってやらァ!」と武士たちを『双舞:黒炎邪蛇剣』で一蹴してぐんぐん階段を駆け上がっていき、ついには全員が成す術なく冥界に送られ、武士たちはただただ己等の役立たずさを嘆き、「あとは、お前さんが頼りじゃ…弥太郎…」と言葉を残して散っていった。

その様子を見ていた青年・弥太郎は「貴様…何の要件がありてこのような残虐な行いをし、姫の命を狙う!」とセルキに突っかかる。そんな彼にセルキは、「ちぃとばかし、俺の計画の遂行のためだ…つぅか、てめぇらもてめぇらだ。なんで冥世こんなところにずっと居座り続けてるんだ?こんな何もねえところによぉ…」と言い、続けて「冥界むこうのほうが冥世ここより断然いいと思うんだけどよぉ…ほら、おめえの武士なかま冥界むこうに行ったわけだし…」と言うと、弥太郎が斬り掛かってきて、セルキは瞬時にそれを躱す。「あっぶねえな!人が話してる時だろうが!」とセルキが言うと、「黙れ!貴様が武士なかまたちを葬っておきながらよくもそのようなことを!それに我らがここにおるのは、姫がここに残るとおっしゃられているからだ!貴様の謀略のために姫を犠牲にするなど、この鴻池弥太郎が許さぬ!」と弥太郎は言った。

「へえ…じゃあ、てめえを冥界むこうに送ったら白鷺嬢そいつ冥世ここに残る理由もなくなるだろうな?誰も仲間がいねえとこでずっと一人で居座るよりは、冥界むこう武士みんなと再開したほうがいいだろうよぉ?」とセルキが言うと、「その汚らしくさえずる口を今すぐに閉じろ!これ以上その口を開くのなら、俺が貴様を斬る!」と弥太郎が言い、「ほーん…なら、やってみろや!」とセルキは弥太郎の方には目もくれず、白鷺嬢めがけて突撃すると、弥太郎は瞬時にセルキと白鷺嬢との間に入り、セルキの攻撃を受け止めた。「へえ…やるじゃねえか。」とセルキが言うと、「黙れ!貴様は俺の手で斬り伏せる!」と今度は弥太郎が斬りかかり、セルキはその斬撃を躱したり受け流していた。

ーこいつ…何も能力持ってなさそうだけど、結構やりやがる。こいつらが生きてた時代の若え武士やつらってのは、こんなもんなのか?とセルキが考え込んでいると、「戦ってる時に考え事か!どこまでも舐め腐った奴め!」と弥太郎が更に攻め込もうとした時、セルキはぎろりと血に飢えた獣の如き眼で睨みつけ、『双舞:黒炎邪蛇剣』の一振りで弥太郎をズバッと斬り伏せた。だが、弥太郎も攻撃が当たると瞬時にこれ以上傷が深くならないように肘と刀で必死で止め、飛んで間合いを離れた。

だが、それでも威力は凄まじく弥太郎はガクッと膝をつき、じわじわと広がっていく血を見つめーまずい…このままでは俺は!と思っているとセルキが「終わりだ!」と近づいてきて、ー申し訳ありませぬ!姫!と思っていると「おやめください!」と白鷺嬢が弥太郎を覆ってセルキに言った。

「私を冥界てんへと送ればよろしいのでしょう!?でしたら…それでよろしいのでしたら、速やかに私の頸を刎ねてください!」と白鷺嬢が必死にセルキに訴えた。しかし、弥太郎は「いいえ、なりませぬ!刎ねるのであれば、この俺の頸を刎ねろ!」と弥太郎が言うが、セルキは立ち尽くしてただ「はあ〜〜〜〜〜〜〜…殺り辛えぇぇぇぇぇ!」と言い、「あ〜やめだやめだ!悪役演技はたくさんだ!」と言った。

「あのなぁ、てめえら状況分かって言ってんのか?武士なかまはもう弥太郎てめえだけ、ぽつんと立った静寂の城、そんなところでてめえらこれからもずっと居るって言うんじゃねえだろうな?」とセルキが言うと、「そ、それは…」と弥太郎が言うと、白鷺嬢は少し黙っていた。

「なあ、姫さんよ。あんた本当は今すぐにでも冥界むこうに行きてえんじゃねえのか?知ってんだろ?冥界むこうがどんな感じなのかってのは?」とセルキが言うと、「ええ、そのとおりでございます。ですが、私は姫路城ここの主として皆が冥世ここで過ごしていくということを受け入れて冥界てんへ行きたいという我儘を押し殺して今日こんにちまで冥世ここに留まっておりました…」と白鷺嬢が言うと、弥太郎は「姫…」と呟く。「ですが、私は美しく・賑やかなところとお聞きしていた冥界てんで皆と楽しく過ごしたかった!それを少しでも早く伝えていたら、皆付いてきてくれたのだろうか…」と白鷺嬢が言うと、「…俺は、生活に同仕様もなくなっていたときにあなたに拾ってもらったときから俺はずっと死にしものになっても姫の傍にいようと誓っておりました。少なくとも、貴方様のそばにいた武士われらは、貴方がどこにいようとそばに仕えるでしょう。」と弥太郎は言った。

その瞬間、白鷺嬢は涙が溢れ出し「すまぬ…!本当に、今日まで何も、何も…!」と言うと、「大丈夫です。」と弥太郎は一言いう。

「…これからも冥界むこうに行っても私のそばにいてくれるか?弥太郎。」と白鷺嬢が言うと、「もちろんです。俺はこれまでもこれからもたとえ冥界むこうでも俺は貴方の側にお仕えする騎士ぶしでございまする。」と弥太郎は言い、セルキに向かって「さて…待たせてすまぬな。我らの我儘で冥世ここに閉じ込めてしまった姫をどうか、お前の手で解放してやってはくれぬだろうか?」と言うと、「いいのか?だってこういうのっててめえがやるもんじゃ…」とセルキが言うと、「なら、俺も含めてならいいか?」と言ったのでセルキは、「まあ、てめえも加わるんだったらいいか…じゃあ、一瞬でいくからな…冥界むこうで平和に過ごしとけよ。」と言うと、「ああ、忝ないな。」と弥太郎は言った。

そんな弥太郎にセルキは近づき、「けどまぁ、てめえの姫さんに対する本心きもちは本人に伝えたほうがいいぞw」とセルキが言うと、弥太郎は明らかに動揺して「な、なななななななな!なんでそれを…!」と慌ててるときにセルキはさくっと終わらせて「よし。じゃあ行くぞぉ」と行ってその場を離れた。「おめえ、タイミング…」とアビスが言うと、「こんな感じのタイミングでやったほうがいいんだよ。こんな事する作品あったはずだしなぁ♪」とセルキが言うと、アビスは呆れて「まあいいわ。次はこのまま東だ」と言った。

一方で白鷺嬢と弥太郎が目を覚ますとそこには、えにもいえない美しく賑やかな景色が広がっていた。「姫、ここが…」と弥太郎が言うと、「ええ、冥界てんのようですね。」と言い、続けて「さあ、行きましょうか弥太郎。」と微笑みかけると弥太郎は何やら険しい表情をしていて「…弥太郎?」と白鷺嬢が聞く。

弥太郎は、セルキが最後に自分に向けて言ったことを思い出していた。「…『本心きもちは本人に伝えたほうがいい』…か。」と弥太郎は呟き、突如「姫。」と白鷺嬢に話しかけ「なんです?弥太郎。」と白鷺嬢が聞くと、「実は…俺!」と弥太郎は自分の本心きもちを白鷺嬢に伝えた。白鷺城は驚き、少し戸惑いながらも、弥太郎に頷き二人は冥界に広がる賑やかな街並みを背に彼岸の花畑の中で抱きしめ合うのだった。

やっとこさ…やっとこさ出来た〜!皆様大変お待たせいたしました!(もしかしたら、待ってないかもだけど…)色々忙しくて…wとにかく、これからはなるべくなるっっっっっっっべく週更新したい!(願望)今後ともよろしくお願いいたします!

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