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AK  作者: 回収人の部屋
全国逃亡編
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EP61:高知県の物型霊

西に向かい高知県へとたどり着いたセルキは「で、今回は?」と言うと、「今回は…向こうからやってくる方だ。」とアビスは言った。「ってことは、食べ物系ってことだろ?高知で食べ物つったら、あれだが…いやでもなぁ、香川の件があるしな…」とセルキが言うと、「おい、来たぞセルキ。」とアビスは言った。

近づいてきたその姿は…全身から煙が立ち、色は濃い赤色。今にも外れそうなグローブをなんとか持っている魚の姿があった。「なあ、やっぱこれってよぉ、『鰹のタタキ』だよ…な?」とセルキが言うと、「ああそうだ、おめえの予想通りだぞ。名前は…『パンチードボニト』だ。」とアビスは言った。

「なあ、あのカツオすっげぇ不気味なんだが?相変わらずでけえしよ。魚の頭ってさ、けっこう不気味なやつ多いだろ?でけえし、魚だしで明らかに恨みを持ってそうな感じがするんだが…」とセルキが言うと、「ああ…あいつも珍しいタイプでな…あいつは今までタタキにされちまったカツオたちの集合体なんだ。ほら、物型霊って前に言っただろ?水の塊だって。恨みを持ったやつはこれ以降にも出てくるからな。ほんと、物型霊の定義って曖昧なんだよな。」とアビスは言った。

すると、『パンチードボニト』はパンチを何度も何度も何も無い空気中に打ち続けていた。「…あいつは何してんだ?」とセルキが言うと、「意味ねぇ行動に見えるが、相手は物型霊だ。油断はすんなよ!?っおい!なんだ!?何があったんだセルキ!」とアビスが言うと、「俺だってわかんねえよアビス!何もねえとこから急に打撃のようなもんを受けたんだよ。なあ、まさかこれってよぉ…」とセルキが言うと、「ああ…『パンチードボニト』のあの意味ねぇと思ってたパンチだろうな。…気ぃつけろよセルキ」とアビスが言うとセルキは頷いた。

『パンチードボニト』は繰り返しパンチの素振りをしていた。そのたびに何処から来るかわからないパンチに警戒しているあまりにセルキは『パンチードボニト』が近づいてくるのに少し気づかなかった。近づいてきていることにセルキは気づくと、パンチしてきた『パンチードボニト』に対し『極舞:百手怨弾撃』でパンチし返して吹き飛ばした。

そしてそのまま抑え込んで決めにかかるも、『パンチードボニト』はその巨体に見合う力で抑えを振りほどくと先程のセルキ同様にパンチし返した。その威力はセルキの『百手怨弾撃』よりも強くセルキは地面に強く打ち付けられて抜け出せなくなっていた。

その間にも『パンチードボニト』は地面から生えているセルキの体をパンチしていた。そのときセルキは地面に『乱舞:鬼殺し』で『パンチードボニト』が気づかないように徐々に『パンチードボニト』の足元に亀裂を入れていた。やがて、その亀裂は大きくなりセルキが抜け出したと同時に「おーらよっ!」とセルキが『黒炎邪剣』で強く地面を撃ち、穴を作り出して『パンチードボニト』を穴にハマらせた。

「今回は前回グダりすぎてゴーキンたちとの距離が縮まっちまったと思うからな。早く終わらせてもらうぜ!ちゃっちゃと捌いててめえででけえタタキを作ってやるぜ!いくぞ!『黒炎邪剣』!」とセルキは『パンチードボニト』のヒレを落としエラを取り除き埋まっている『パンチードボニト』を『百手怨弾撃』で気絶させてその間に動画サイトで見た捌き方を見様見真似で捌いていっていた。また『黒炎邪剣』で捌いているため黒炎の炎で炙り状態になり捌きながらタタキにしていた。徐々に『パンチードボニト』の目は白くなっていきセルキはセルキで捌いている途中で核を破壊しており、捌ききってタタキにする前に消えていった。

…とそう思っていたのだが、突如セルキは正面から殴られた衝撃を受けた。下を見るとそこには小さくなった『パンチードボニト』がいた。「おい、どうなってんだこりゃ!?」とセルキが慌てると、「おそらく白目になっている途中で何体かは体から脱出していてそこからまた再集合したんだろ。」とアビスが言うと、「小さくなったから狙いづらくなっちまったが、抑え込めることが出来りゃそれだけで十分だ!」と再び『百手怨弾撃』で捉えようとするが、『パンチードボニト』は先程までとは打って変わって逃げ回っていた。

「てめえ!逃げ回んじゃねえ!ざっけんじゃねえぞ!こちとら時間がねえんじゃ!」とセルキは叫びながら逃げ回る『パンチードボニト』を可能な限り追いかけ続けた。

そうして少し時間が過ぎたあとようやく捕まえることに成功した。「やっと捕まえたぞクソが…前にも分裂して逃げ回る野郎がいたが、それよりも厄介だったぜ…けどまあ、捕まっちまえばこっちのもんだな。さあ、もう分裂すんじゃねえぞ。」とセルキが言うと、『パンチードボニト』はぶんぶん体を振り回しながら助けてほしいと懇願するかのようにしていた。

だが、相手はセルキなので「命乞いか?そいつはな…『末多無死』だ!」とセルキは『パンチードボニト』を斬り刻んで『パンチードボニト』は消えていった。

「はあ…なんとか勝てたな。最後まで面倒くせえやつだったぜ…」とセルキが言って飛んでいったあと、少ししてからゴーキンたちがたどり着き、「大川!」とゴーキンが言うと、「ええと…北!」と大川が言うと、向かっていった。

「で、次は何処なんだ?」とセルキが言うと、「次は…愛媛だ。次はサクッと終わりゃいいな。」とアビスが言うと、「それが一番いいんだよなぁ…まだあいつらに追いつかれるタイミングじゃねえし。」とセルキは言った。それに対して「…あそこに着く前に多分一回は会っちまうと思うがな。」とアビスはぼそっと言った。

パンチードボニトの特性:パンチをしてそこの空気を使って空気弾を放つ。そして単純にパンチの威力も高い。かなり強い格闘家と張り合えるほどには強い。

ただ、カツオ…ひいては魚なので剣撃や電気・炎系統の攻撃にはめっぽう弱い。

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