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AK  作者: 回収人の部屋
全国逃亡編
59/77

EP58:大阪府の物型霊

和歌山県から北へと進んだセルキは徐々に大阪府へ近づくとともにどんちゃん騒ぎかのような音が大きくなってきた。「結構騒がしくねえか?大阪ここ。本当に冥世か?」とセルキが言うと、「まあ、元から冥世ここ冥界てんに向かうまでを待つ停留所みたいなもんだからな…」とアビスは言った。

「で、今回はどっちだ?」とセルキが聞くと、「ああ、それはだな…」とアビスが言いかけたとき、騒ぎ立てる音が徐々に聞こえなくなってきた。すると、どこからか機械音が流れてきた。

「な、何だ!?」とセルキが言うと、「あー…やっぱ、向こうが動き出したか…セルキ気ぃつけろ。ここにいる亡霊たちが一斉に襲いかかってくるぞ。」とアビスは言った。

「…は?一体何を言って…」とセルキが言うと、「アーアー…死神『AK』リーダー、セルキ・マッカントリー聞コエテイマスカ?」という機械音が聞こえると、「私ハ、『ウェザーオブライト』光ノ天気予報ナノダガ、私ノ場合ハ光ノ危険信号台トナッテイル。皆サン!本日ノ予報ハ、セルキ後二AKメンバー一行デアル!非常二危険!非常二危険!直チニソコニイルセルキヲ倒セ。ソウデナケレバ此処ハ失クナッテシマイマス!始末!始末!」と『ウェザーオブライト』が言うと、そこら辺にいた彷徨う亡霊たちが何故か人型霊になりセルキに襲いかかってきた。

「な、何だ!?一体こいつらなんなんだ!おい、アビス!どうなってんだ!」とセルキが言うと、「わからねえよ!んな事言われたって!」とアビスが言うと、「セ、ルキ…お、前は、倒さねば…!」と人と化した亡霊たちが一斉にセルキに群がってきた。

「てめえら…邪魔だ!どけ!『ウェザーオブライト』のところにいかせろ!『極舞:百手怨弾撃』!」とセルキは群がる亡霊たちを吹き飛ばした。だが、「どうなってんだ!あいつらからは核が感じられねえ!」とセルキが言うと、吹き飛ばした亡霊たちがすぐに再生し再び群がり始めた。

「当然ダ。冥世ここデノ大阪ノ別名ハ、『亡霊ノ快楽園』ダ。此処二居ル亡霊タチは全テ、核ヲ私二預ケル代ワリニ楽シク冥界てん二行ケルノヲ待ッテイルノダカラナ。」と『ウェザーオブライト』が言うと、「ならなおさら!てめえのところに向かうだけだ!」とセルキは亡霊たちを吹き飛ばながら言うが、「だが、どうやって行くんだ!ここにいるやつらは相当いんだぞ!そんな中を掻い潜ってあいつのところにたどり着けるのか?」とアビスは言った。

「ああたしかにそうだ。普通のやり方なら亡霊こいつら掻い潜って行くのは無理だ。…普通のやり方ならな。」とセルキが言うと、「じゃあ、どうやろうってんだ?セルキ。」とアビスは言った。

「ああ、手ならあるにゃあるが…アビス。もっかい、絶望神おまえのちからやってもいいか?」とセルキが聞くと、「無茶言うな!確かに多少は慣れ始めてかなりコントロールは出来てるって言えるが、それでも15分が限界だ。ゴーキンたちが結構近いところまで来てんだから時間もかけらんねえのは分かるが、いくらなんでも…」とアビスが言うと、「じゃあどっちがいい?計画すっぽかして時間かけて『ウェザーオブライト』を倒すか、計画を続けるために多少のリスク背負って早く終わらせるか。アビス、どっちがいい!」とセルキは言った。

アビスは答えに悩んでいた。安全にだが計画を破綻させるか、リスク承知でだが計画が続行する可能性が高くなるか。そして、決断した答えは「…分かったよ。だが、15分だからな。それ以上過ぎたら諦めろよ。」だった。「あんがとよ。15分ありゃ十分だ!」とセルキが言うと、絶望神へとなった。

「絶望しろ、『ウェザーオブライト』の力を失ってしまい、冥界むこうに行くまで何もできなくなっちまった無力になる己に。『極舞:百手怨弾撃』で左手増やしてからの、『絶舞:絶望と混沌に染められし棺』!」とセルキが言うと、全て左手になった『百手怨弾撃』から鎖が出てきてセルキを襲い囲む亡霊たちに触れて、元のさまよう亡霊の姿に戻り何もできなくなってしまった。

「ア、アリエナイ!アイツハマダ完全ニハ力ヲコントロール出来ルハズガナイハズ!マ、マズイ…マダ未完全ダガ…仕方ナイ!」とその光景を遠くから眺めていた『ウェザーオブライト』はなぜか上へと飛んでいった。

「さてと、これで亡霊こいつらは片付いたな。おい、『ウェザーオブライト』…って、あの野郎どこ行きやがった!」とセルキが言うと、「此処ダ!セルキ・マッカントリー!コレガ、私ノ真ノ姿ダ!」と『ウェザーオブライト』は上から落ちてきた。そして、その姿は形的にも近かったのであろうキリンのような姿になっていた。

「おいおい、どうなってんだよ!てめえはよ!」とセルキが言うと、「本来ナラモウ少シ馴染ンデカラノ方ガ良カッタノダガ、コノ際仕方ナイ!」と『ウェザーオブライト』は言った。

それに続けて「アアソウダ。イツモノヨウニ私ノ核ヲ破壊スレバイイト思ッテイルナ?ダガ、コノ姿ノ私ニハ核ハ…ナイ!」と言った。「な、んだとぉ!?ざっけんじゃねえぞてめえ!」とセルキが言うと、「待て、セルキ!あいつは今『私には』と言ってただろ?だから、どっかに核を置いてあるはずだ!絶望神おれのちからならなるべく速く見つけられるはずだ!急げ!」とアビスは言った。

「そっか、分かったぜ!じゃあ、行くぞ!」とセルキは『ウェザーオブライト』には目もくれずに街中を探索し始めた。すると、セルキの頭上ギリギリを何かが通り過ぎた。「うおっ!あっぶねえな!てか今のは…『ウェザーオブライト』か!まじでキリンのようだな!」とセルキは言った。

ーマズイ…モウバレタノカ?イヤ、コウヤッテ街中ヲウロチョロシテイルトイウコトハ何処二アルノカは分カッテイナイハズダ!と『ウェザーオブライト』は考え、セルキを追い攻撃を続けた。

一方でセルキは街中を探し回ったが、核を見つけることが出来ずに時間だけが過ぎていっていた。「くそっ!何処にあんだよあいつの核は!」とセルキは『ウェザーオブライト』の攻撃を避けながら言うと、「そういや、あいつがいたところはまだ見てねえよな?」とアビスが言うと、セルキはあ、確かに…といった表情をした。

すぐにセルキが『ウェザーオブライト』がいた場所に向かうと、「ヤ、ヤメロ!ソレ以上ソコニ近ヅクナ!」と『ウェザーオブライト』が焦って言うと、「嫌に決まってんだろ!時間ねえし、みすみす見過ごすなんざ出来るわけねえだろうが!これで、てめえはおしまいなんだよ!」とセルキは言った。

セルキは、『ウェザーオブライト』がいた場所に向かうと、核が見えたが、それまでには何層にも重なった核の膜を張っていた。「なんじゃこりゃ!核を薄く広げてんのかこれは!つうかこれ…ここにいる奴らのじゃねえのか!」とセルキが言うと、「アアソウダ!私二預ケタ核ハ、私ノ核ヲ守ルタメニ使ッテイルノダヨ!サアドウスル!ソノ膜ハソンジョソコラノ技ジャ突破ハ不可能ダ!」と『ウェザーオブライト』が言うが、セルキはそんなのお構いなしに『乱舞:鬼殺し』を使って核の膜を何度も何度も破っていった。『ウェザーオブライト』は絶望神の力をセルキは所持しているということだけしか知っておらず、技の詳細はあまり知らなかった。

次々と大阪に集まっていた亡霊たちの核で作った膜は次々と剥がされていった。「マ、待テ!ヤ、ヤメロ!ソレ以上核ヲ…大阪ここデ集メタ核ヲ破壊スルナ!」と目の当たりにしている『ウェザーオブライト』は必死に懇願するが、「忘れたのか?『ウェザーオブライト』。俺は、絶望神である前に死神…亡霊を冥界むこうに送るもんだ!」とセルキは当たり前のことを言った。

そうこうしているうちに、あっという間に核の膜をすべて剥がし終わった。「ヤメテクレェェェェェェ!」と必死になって言う『ウェザーオブライト』を尻目にセルキはむき出しになった『ウェザーオブライト』の核めがけて『仏断斬流』で核を一刀両断し『ウェザーオブライト』は鉄骨がガラガラと崩れていきながら消えていった。

「危ねえな、セルキ!時間ギリギリだったぞ!」とアビスが言うと、「まじか…ほんとに危なかったな。って、んなこと言ってる場合じゃねえ!急いで次に向かうか!」とセルキは言って飛んでいった。

それから少しした後、ゴーキンたちがたどり着き、「大川、セルキは?」とゴーキンが言うと、「ええーと…………西!」と大川は言い、向かっていった。

「で、次はどこなんだ?」とセルキが言うと、「ああ、次は…香川だ。」とアビスは言った。

ウェザーオブライトの特性:敵が近づくと、アラートを発し大阪に集まっている亡霊たちを洗脳状態のようにし、対象に向かって襲わせる。更に、大阪に集まった亡霊たちの核を自らが回収し膜を作り自分の核を守りつつ、亡霊たちの核は体内に入っていないため、核を破壊しようとしても破壊できずに攻撃を受けても倒れない亡霊軍団を完成させる。

また、それが突破されても自分の望遠台のようなところを伸ばしてキリンのように攻撃することも可能。

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