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AK  作者: 回収人の部屋
全国逃亡編
52/77

EP51:愛知県の物型霊

セルキは愛知県に向かったあと、アビスに「なあ、アビスこっからどこに向かえばいいんだ?」と聞くと、アビスは「ああ、それはだな…そろそろしたら来るんじゃねえか?」と言った。

アビスがそう言うので、セルキは待っていると、向こうの方からドシンと響く音がしてきて、だんだんと近づいてきていた。その姿が段々と見えてくると、三角形のフォルムに黒色の物が巻かれ、てっぺんにはどでかいフライが見えた。セルキが「なあ、これピーナッツヴァイよりもでけえんじゃねえのか?この『天むす』。」と言うと、アビスは「ああそうだな。まさかこんなにでかいもんだとは俺も思わなかったがなぁ…はっはっはっはっは…ふぅ」と言った。

「で、名前は?こいつにも名前はあるんだろ?」とセルキが聞くと、「ああ…これはだな…そのまんまなんだよな…」と言った。「ってことは…『テンムス』?」とセルキが言うと、「…そうなんだよ。」とアビスは言った。

すると、『テンムス』はセルキに向かって急に倒れ込んできた。セルキは既のところで回避して、攻撃態勢に入ったが、『テンムス』は、元に戻って今度は三角形という転がりにくい体を頑張って転がしながらセルキへと突撃してきた。セルキは鎌で受け流そうとするが、弾かれてセルキは『テンムス』に轢かれてしまい、吹っ飛んでいった。

「くそっ…こうなったら、あいつをどこかにぶつけてピヨったところを叩くしかねえが…近くにぶつけれそうなもんあるか?これ。」とセルキが言うと、「いや…あんまりねえような気がすんぞ?」とアビスは答えた。そう言われたセルキは、あたりを見渡すが、確かにどこにもぶつけれそうなものがなかった。ただでさえ、早く戦闘を終わらせて次の場所に行きたいというのに、すぐには終わらせられるような感じではなかった。

「じゃあ…どうすっかなぁ。しばらくこいつ引き連れてぶつけれそうなもんを探すか。」とセルキが言うと、セルキは北へと向かっていった。そのセルキを見て『テンムス』はセルキに標準を合わせて、転がりながらついてきた。

「よし、ついてきたな。さてと…どっかに何かねえかなっと。」とセルキは探すが、ほとんどがすでに荒らされたあとだったり、すでに『テンムス』が通ってぶつかったあとが残っていた。セルキは愛知県内をかなり飛び回ったが、ほとんどぶつけれそうなものがなかった。セルキは、「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?まっっっったくって言っていいぐれぇにねえんだが!?どうすりゃあいいんだよ!これはよぉ!」と叫ぶと、「これ…おめえ自身で止めるしかねえやつじゃねえのか?」とアビスが言った。

「うっそだろ?結構めんどくせえんだが…はぁ、やるしかねえのかよくそっ…」とセルキが言うと、セルキは立ち止まり、『テンムス』と対峙した。

「…にしても、こんなばかでけえやつをどうやって止めるよ?」とセルキが考えている間にも、『テンムス』はセルキに向かって突撃してくるので、セルキは避けながら考えなければならない。それでも、セルキは解決策が浮かばず、正面でやりあってみるも、『乱舞』では多少削れるが意味はなく、『聖舞』では一部が一気に削れるもすぐに再生してしまい、一番止めれそうな『極舞』でも十数秒しか止めれないという始末だった。

「くそっ!どれもこれもだめじゃねえか!そもそも、なんで削った米がまたくっつくんだよ!こうなったら、『乱舞』と『邪舞』の『末多無死』を体力尽きるギリギリまで続けて出しまくって、ばらばらに削ったあとすぐに『仏断斬流』で核を破壊するしかねえよなぁ!」と作戦が決まったセルキは、今自分が言ったとおりに体力がギリギリになるまで『テンムス』のからだを削っていった。『テンムス』も負けじと削られていったからだを徐々にくっつけていく。

そんな攻防戦を繰り返している一方で、ゴーキンたちも愛知県へと近づいていっていた。そして、少ししたあと、ゴーキンたちも愛知県にたどり着いた。「ん?なんだこれ…米粒?なんでこんなところに米粒が飛んでくるんだ?」とゴーキンが言うと、「ゴーキン、そっち!そっちの方向で戦っている音がするよ!」と大川が叫んだ。

「なんだって!?分かった、剣道、魔導すぐに行こう!」とゴーキンが言うと、剣道と魔導は頷き、その方向へと走っていった。

ゴーキンたちが走っている間にもセルキは徐々に『テンムス』のくっつく速度より早くなっていき、『テンムス』のからだを削っていき段々と核の姿が見えてきた。「やっぱ、核を梅干しをあたりにやってくるよなぁ!もう少し…あともう少しでてめえの核をぶっ壊してやるぜぇ!」とセルキが言うと、『テンムス』の海老天あたまが赤くなって、海老天あたまを飛ばしてきた。

セルキは飛ばしてきた海老天あたまを避けながら『テンムス』を削っていって、とうとう『テンムス』のからだを完全に削ってあたり一面にふっとばした。その瞬間に向かっていっていた途中でふっ飛ばされてきたからだを被ってしまった。

「ぶふっ!なんか急に大量の米が飛んできたんですが?」と剣道が少し苛つきながら言うと、「でも、それだけセルキに近づいているってことだよ!急ごう!」と大川が言う。「…そういうことだな!よし急ごう!」とゴーキンが言うと、他のみんなは頷き走っていった。

その頃セルキは『テンムス』をとどめに差し掛かっていた。セルキは最後に『邪舞:黒炎邪剣』の『仏断斬流』で浮き出てきた『テンムス』の核を一気にぶった斬って『テンムス』を消滅させて、そこら中に散らばっていたからだもまた消えていき、ゴーキンたちにもかかっていたからだも同時に消えていった。

セルキはアビスに言われる前にもうゴーキンたちが近くにいていることを薄々分かっていたので、セルキはすぐに離れていった。その後すぐに走ってきていたゴーキンたちがセルキが飛んでいったところを目の当たりにしていたので、急いでセルキの後を追った。そのことに気づいたセルキは、スピードを上げてゴーキンたちと距離を離していった。

セルキは「で、次はこっちでいいんだよな?」と聞くと、「ああ、北東こっちであってるぜ。次は、長野だ。」とアビスは答えた。

テンムスの特性:異常なまでの再生力で、分裂したところがわずか3〜4秒で完治する

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