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AK  作者: 回収人の部屋
全国逃亡編
51/77

EP50:静岡県の物型霊

セルキは南へと向かい、静岡県へと着いた。「で、こっからいつもの流れだろ?この繰り返し…見てる奴らも分かりきってるぞ。」とセルキが言うと、「それは俺も分かりきってるが、まあ、そんなことより、裾野市へ行ってくれ。」とアビスは言った。「まあ、こうしねえといけねえしな…」とセルキはつぶやきながら裾野市へと向かった。

ちょっと飛んで裾野市へとたどり着いたセルキは「なあ、ここも有名なとこだろ?犠牲って…」と言うが、「ここは動物がウロウロしてんだ。ちょっと注意とかをしなかっただけでやられちまうんだ。十分、犠牲は出るんだよこういうところは特にな。」とアビスはいつになく冷たく言った。

「そう…だな…というか、俺はこん中に生身で行くんだろ?まじで危険ってことじゃねえか。」とセルキが言うと、「ああ、そうだな。ここには冥世こっちに来て凶暴になった肉食動物が多くいるからな。じゃあ、行くぞ『F.J.サファリパーク』に。」とアビスが言うと、「ああ。」とセルキは言ってサファリパークへと入っていった。

『F.J.サファリパーク』へと入っていったセルキは早速、ライオンに襲われそうになった。その目は鋭く、こちらを睨みつける、獲物を見ているかのようだった。そのライオンの奇襲を皮切りに、他の動物たちも集まりだした。「なあ、ここってまだ受付とか駐車場がある辺りだろ!まだ、入ってきてから1秒も経ってねえぞ!」とセルキが叫ぶと、「奥の方見てみろよ。」とアビスが言ってきたので、セルキは受付の奥を見た。すると、そこにあったのは完全に壊された見るも無惨な姿となってしまっていたゲートがあった。

セルキが声も出ず驚いていると、「ここにいる動物たちは、何年も何も食ってねえんだ。まあ、亡霊だから食う必要はねえんだがな、それでも、野生としての本能が戻ってきちまったやつらだ。そりゃ、暴れちまうやつもいるから、ああなっちまってるんだ。」とアビスは言った。

「そこまで分かってんなら、何でアビスがやらなかったんだ?」とセルキが聞くと、「言ったはずなんだけどな、俺は冥世ここじゃなくて、冥世ここより後の世界・冥界あのよにいたんだよ。知っててもな、行けなきゃ意味ねえだろうがよ。」とアビスは言った。セルキは「あ、そっか。そうだよなぁ。」と言った。

そうこうしていると、またライオンが襲いかかってきたので、セルキはこれを軽くいなすと、『聖舞:光明獄園』でそのライオンとライオンの直線上にいた動物たちを跡形もなく消滅させた。目の前で起こったことに対し、他の動物たちはオロオロとし始めるものが多く見られた。だが、その中で明らかにそれぞれの動物たちのリーダー的存在の個体は臆せずにセルキに威嚇していた。

「凄えな普通本能的に自分より強えやつには下につくと思ってたけど、ここにいるうちに仲間こいつらを守ろうとしてるのか。凄えな。いいぜ、とことん来いよ。」とセルキが言うと、言葉を理解したのかどうかはわからないが、それぞれのリーダーたちは一斉にセルキへと突撃し、それを見ていた他の仲間どうしゅも自分たちのリーダーについていくかのようにセルキへと突撃していった。

彼らはライオンを筆頭に、ヒグマやトラ、チーターにゾウにシロサイにバイソンと言ったかなり攻撃的な面々がセルキに一斉に突撃してきた。セルキは突撃してくる動物たちをかわしながら、タイミングがずれて隙が生じてしまった動物たちを少しずつ狩っていった。

だが、狩ったあとも攻撃は続くのでセルキも油断ができない。わざとタイミングを遅らせて攻撃当ててこようとするやつらもいる。それを主にやってくるのはライオンたちだった。その甲斐もあってか、セルキに少しづつではあるがダメージを与えることが出来ている。これにはセルキもやるなと感心する。

だからといって、セルキも負けてはいない。ライオンたちが主に行っている奇襲にもしっかりと戦闘の中で対策している。セルキはわざとタイミングを遅らせているやつに対しては、目には目を歯には歯を方式で同じようにタイミングを遅らせて対応している。それでも、ここにいる動物の数は異常だった。

ヒグマは、持ち前のデカさと鋭い爪でセルキと真正面から戦っていた。セルキの攻撃はくらってはいるものの、それに怯まずに惜しみなくセルキと対峙し戦っている。セルキは他の動物達に手を焼きながらも、正面にいるヒグマとの攻防にも引けを取らなかった。それは、『乱舞:鬼殺し』をかなりの頻度で使っているからである。こうすることで、ヒグマにも、多少周りにいる動物たちにもダメージを与えることができるからだ。

トラは、ライオンと連携してセルキへの奇襲を仕掛けている。ただ、それはセルキに対応されているので、あまり効果があるのかと言われれば、正直あまり上手くはいっていない。ライオンたちがタイミングをずらしての奇襲を何度もするもんだから、セルキはヒグマとやり合いながらも、ばっちり警戒している。

と言っても、どうやってライオンやトラの奇襲が分かっているのかというと、それはセルキが予め『絶舞:絶望と混沌に染められし棺』の鎖を引っかからない程度に足にかけているからである。こうすれば、わずかに左手の指から感じる動きで察知しているのである。…人間業じゃないですねw恐らく、現実では出来ないでしょう。

ゾウは、鼻や足を使って強力な攻撃を仕掛けてはいるが、その攻撃が当たるまでは、大きいこともあってか前隙きがかなりあるので、セルキは簡単に避けてしまう。ただ、それが何頭もしてくると面倒だと考えたセルキは、先にゾウは何頭か斬っている。

シロサイやバイソンはセルキが予想していたとおり、一直線に突撃してきた。ただ、これだけゴチャついていて且つ、その真ん中にセルキがいるので、その攻撃は当たらず、他の動物に当たってしまうのがオチだった。そういった状況が何十分と続き、とうとうこの攻防戦にも終止符が打たれてしまった。セルキは最初のライオンの奇襲、ヒグマからも多少は与えられたであろう爪の傷、今回の戦闘で久々に鎌を使い、そのときにぼろぼろになってしまった鎌の刃。その姿から、戦況がセルキに一方的に優勢だったとはいえしんどかった事がわかる。

そうしていると、セルキは『黒炎邪剣』の『仏多斬流』でF.J.サファリパークを横に斬って、急いで飛び去った。その間にF.J.サファリパークは徐々に消え始めていた。その時、一頭のシマウマが冥世こっちに来た。だが、そこにいつもあったであろう故郷は徐々に消えていっていることを感じたこのシマウマは悲観の叫びを上げた。

ゴーキンたちは、その現場に立ち会ってしまい、それがセルキの仕業とわかると、怒りをあらわにした。ただ一人、このゴーキン以外は。

セルキが「じゃあ次は…」と言うと、「次は、西…愛知だ。」とアビスは言った。

そして、大川もまた「セルキk…いや、セルキ・マッカントリーは西へと向かったよ。」と言うと、ゴーキン以外の面々はピリついた表情で向かっていった。

F.J.サファリパークの特性:特になし

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