表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AK  作者: 回収人の部屋
全国逃亡編
50/77

EP49:山梨県の物型霊

北西へと飛んでいったセルキは、山梨県へと到達した。セルキはいつものように「アビス、こっからどこにいきゃいいんだ?」と聞くと、「ああ、富士吉田市の方へと行ってくれ。」とアビスは答えた。セルキは富士吉田市へと向かっていった。

一方で、ゴーキンたちは、アビスが出してきた透明な箱を壊し中だった。剣道は『水炎爆流撃』を使い、大川は、攻撃技が範囲攻撃でゴーキンたちにも当たる可能性があるため、仕方なしにゴーキンたちのサポートをしていた。魔導は、『天地回帰ワールドリザレクション』を使って、壁を攻撃していた。ゴーキンはきぼうのちからを徐々に拳に纏わせながら、箱を攻撃していた。

「いいよ、ゴーキン・リカマラ。そのまま、徐々に慣れていって欲しい。絶望神にいさんを止めるために準備を。」とホーパーが言うと、「うん、わかってる。絶対に、セルキを止めてみせる。」とゴーキンは言った後、「ん?兄さん?」とゴーキンは首を傾げた。

一方で、富士吉田市へと着いたセルキは、アビスに山の近くまでと言われたので、山の近くまで行った。すると、そこに山梨県の物型霊がいた。「な、なぁ…これってよぉ、全部がそうなのか?」とセルキが聞くと、「ああそうだ。ここにいるやつ全部で一つの物型霊だ。」とアビスは答えた。

「いやいやいやいや、だってよぉ。どう見てもこれ、テーマパークだろ?」とセルキが聞くと、「ああそうだぞ?先に言うが、名前はF.J.ハイランドだ。」とアビスは答えた。

「は、はぁ?ふ、富士急かよ!?え、ちょっと待てよ…これ全部倒さなきゃいけねえってことはねえよな?」とセルキが戸惑いながらも聞くと、「ああ、そこは心配いらねえよ。今から来るやつを倒すだけでいいからな。」とアビスは答えた。

すると、セルキの股の間を通るかのようにレールが敷かれた。「な、なあ…これって…」とセルキが苦笑いをすると、「ああ、ジェットコースターのレールだ。『FUJIMIYA』のな。」とアビスは逆に満円の笑みを浮かべて言った。

「ざっけんn…グボラス!」とセルキは派手にふっ飛ばされた。下を見ると、『FUJIMIYA』があった。それも猛スピードでセルキに向かって伸び続けるレールを伝って。セルキは再び来る『FUJIMIYA』をなんとかかわした。

「おい、アビス!これ本当に倒せんだろうな!?めっちゃスピードあんぞこれ!」とセルキが叫ぶと、「ああ大丈夫だ。『FUJIMIYA』はおめえに向かってくるから、逃げずに対処すればなんとかなるぞ〜!」とアビスは軽く返した。

「かりぃなてめえ!他人事のように思いやがって!…って、うおっ!あっぶねえ!」とセルキはアビスに怒りながら『FUJIMIYA』をかわした。

「これ能力消す『絶舞』効かなくねえか?」とセルキが言うと、「なんでだ?」とアビスは聞いた。「いやいや、ただレールが出てきてそのレールに沿って向かってくるってだけだろ?どこに能力があるんだよ。」とセルキが言うと、「それもそうだな!」とアビスが言うと、「考えてなかったのかよ!」とセルキがツッコミをした。

「とりあえず、このスピードに慣れねえとな。」とセルキは言い、また突っ込んでくる『FUJIMIYA』をギリギリのところでなんとかかわす。セルキはすぐに攻撃しようとするが、やはり、セルキが懸念したとおりあのスピードですぐにセルキが攻撃できないところまで一直線に行っていた。

「これ、慣れんのに結構かかんぞ…なあアビス、あの結界みたいなもんはそれまで耐えれそうか?」とアビスに聞くと、「う〜ん、ギリギリってところだと思うぜ?だからよ、ちゃっちゃと慣れてちゃっちゃと倒さねえとま〜たあいつらに追いつかれちまうかな。」とアビスは答えると、「…ま、まじかよ…じゃあ、頑張るしかねえか…」とセルキはため息を付いたあと、また突っ込んできた『FUJIMIYA』と対峙した。

一方で、ゴーキンたちは徐々に箱を壊していた。剣道は全く刃が立たず、『天地回帰』もあまりだった。だが、明らかにヒビが入っていた。その原因はゴーキンだった。ゴーキンは体に慣らすためにきぼうのちからを拳に徐々に込めていたため、相反するものである希望と絶望の力が上手いこと中和されて、ヒビが入っているのだと考えられる。その音はゴーキンが拳に光を込めるたびに大きくなっていた。「もう少しだ、もう少しで…!」とゴーキンは言いながら箱を叩いていた。

さあ、セルキの方はというと、まだ『FUJIMIYA』のスピードに付いてはいけていなかった。ただ、最初の頃よりかは、突っ込んでくるタイミングなどには慣れて、かわせるようにはなっていた。後は、タイミングよく『FUJIMIYA』を真っ二つに斬るだけだった。

「よし、よしよしよしよしよし!いけるぞ!なんとかあいつらが来る前にはこいつを斬れそうだ!」とセルキは興奮気味に言った。「セルキ!次あたりで決めれるなら決めろ!殺れるぞ!」とアビスもウッキウキだった。

『FUJIMIYA』は、そんなふたりの事を見た後、出てきたレールに沿ってスピードを上げて突っ込んできた。セルキは少し驚きながらも、自分の股の間に出てきたレールを確認した後、深呼吸をして集中した。そして、そっと『黒炎邪剣』を出して『FUJIMIYA』の前へと突き出して構えた。

『FUJIMIYA』はもう止まることなくだんだんセルキの方へと近づいていく。セルキもまた、大きく振り上げて待っていた。そして、「行くぞ!『FUJIMIYA』!『仏断斬流』!」とセルキは『FUJIMIYA』が『黒炎邪剣』の範囲に入った瞬間に振り下ろした。『FUJIMIYA』は、急にスピードを上げて尚且、セルキの目の前というのもあって、振り下ろされた『黒炎邪剣』をかわすことが出来ず、ど真ん中からくらってしまい、セルキの狙い通りに『FUJIMIYA』は真っ二つにされてしまい、レールを外れ、他のアトラクションへと突っ込んでいった後、『FUJIMIYA』は消えていった。それと同時に、他のアトラクションたちもゆっくりと徐々に一個ずつ消えていった。

完全に全てのアトラクションが消えるまでかなりの時間がかかってしまった。その間にゴーキンたちが、山梨県に入ったことをアビスから聞いていたセルキは、すぐに飛び去った。

その後すぐにゴーキンたちは到着し、そのときにはいつもどおりもぬけの殻だったので、大川に頼み風の音を聞いてもらうと、「セルキは、南に行ったよ!」と言ったので、全員で南に向かった。

「で?次は何処なんだよ、アビス。」とセルキが聞くと、「ああ、次は静岡県だ。」とアビスは答えた。

F.J.ハイランド改め、FUJIMIYAの特性:空中にレールを敷き、そのとおりに動くただそれだけ。それでも、スピーぢは凄まじく、本気のときは車のMAXスピードと同じくらいのスピードを出す。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ