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AK  作者: 回収人の部屋
序章
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EP4:日常編①

「暇だな」「暇だね」「暇だ」「暇ですね」「暇かな」と五人は休日をもらっていたが、暇であった。ここにはゲームやスマホがないし当然娯楽施設もない。やることといえば、武器の手入れやトレーニングだが、武器の手入れはネフェリさんがやってくれるし、トレーニングも任務が始まる前に皆でやっている。

「俺らって暇な時、何やってたっけ?」とセルキ。「スマホゲーム」と即答する魔導。先程言ったが、ここにはスマホは無い。だからとても暇なのである。

「…しりとりでもするか?」とゴーキンが言い出した。他の皆は「まあ、暇じゃなくなるんなら」としりとりが始まった。尚、順番はセルキ→ゴーキン→剣道→大川→魔導である。

「しりとり」「りんご」「ゴマフアザラシ」「シャンデリア」「アメリカ」「カリオストロの城」「ロッキー山脈」「クロアチア」「アスモデウス」「スフィンクス」「ストロベリー」「この場合って『り』?『い』?」「『り』やろ」「『り』なら立憲民主党」「ウクライナ」「納豆」「ウーパールーパー」「ぱ?ぱ……パプアニューギニア」「アルデンテ」「帝国主義」「ギリシャ」「やだよな?………ヤンバルクイナ」「内緒」「四駆」「くなら…黒足の…」「剣道君。それは駄目なやつ。」と突っ込む大川。「やっぱりだめか。空母」「おいらか。ボルバチョフ」「大川、そんな人いないよ。」と魔導。戸惑う大川を尻目に「多分それゴルバチョフ」と魔導がとどめを刺す。「大川アウトな。じゃ、魔導。『ぼ』だ。」とセルキが言うと「ぼ…忘年会」と、しりとりが続いた。

7時間が経ち、残っているのはゴーキンと剣道だった。「キリマンジャロ」「ロナルド・ウィーズリー」「リン・ヤオ」とまだ続く。

その間に魔導は風呂へ、大川は曲作り、セルキは何処からか取り出したポップコーンを食べていた。「お前らよく続くな」と苦笑するセルキ。「オードブル」「ルドー」「ドル」「ルンパッパ」「もう隠す気ねえな」「パイの実」「美味かったなあれ」「ちょっと黙って!」「少し静かに」とセルキは二人に言われた。「ミリオネア」「アルマジロ」「ロガルフ」「蓋」「タキシード」「毒」「クリア」「あんこ」「声」「英知」「チリ」「リンボ」「ボート」「投下」「カウント」「トルコ」「コンドル」「ルクセンブルク」「クロアチア」「アクト」「搭載」「印象派」「肺」「いちじく」「クリミア半島」「羽毛」「運慶」「イシス」「膵臓」「雲母」「おいらはもうツッコまないよ」「まあ、結構な他作品出てるからな。作者もやばいと思ったのかもう修正してるし」「メタいよ、セルキ」「まだ続いているのですか?」と風呂から出た魔導が聞く。「そうだぜ魔導。」「もう19時なのによく続くよね」「そろそろ飯だぜ?いい加減終われよお前ら」「モノ」「ノースリーブ」「ブリタニア」「アーク」「クトゥルフ神話」「稚内」「生地獄」「クイズ」「寸胴」「ウール」…

結局このしりとりはゴーキンがもう出てこなくなって剣道が勝った。只今の時刻、22時。

始めてから10時間続けていたことになる。その間、三人は何をしていたのか。

セルキは委員会に事情を説明して、トレーニングルームに行っていた。理由は技習得の兆しをみるため。だが、結局その日はみれなかった。その代わり、攻撃速度はかなり上がった。

大川は変わらず曲作り。ボンゴで出来る曲を作って皆に披露しているのだが、今までの曲は全部微妙な空気になった。今度こそはといきこんでいる。

魔導は風呂から出たあと、魔術の研究をしていた。他の魔法の威力上げや、魔法の連射速度の向上を目標に練習した。その結果、威力はかなり上がり、連射速度もそこそこ上がった。「…俺達も早めに終わってたら、あんなふうにできたんかな?」「…トレーニングしたかったな」「だな」とゴーキンと剣道の二人は少し後悔した。

一方で、委員会の人たちも休んでいた。福田はストラックアウトをしていた。66歳だとは思えない送球でパーフェクトを取っていた。

中田は神に祈りを捧げていた。彼の家はもともと神主一家で彼はその長男だったこともあって1週間に一度浄化された亡霊たちに祈っている。

アルバンは趣味のあやとりをしていた。某国民的アニメのダメダメ主人公ほどではないが、かなり多くの技が使える。中田が「他に趣味ないの?」と聞くと、「いえ、実践でも使えるので」といった。

中田は最初なんのことかわからなかったが、少ししてから察した。神田は射撃をしていた。神田は死神になる前、射撃の世界選手でランキングは1位だったのもあったのかわからないが、200m先の目標も確実に当てていた。

ネフェリは研究室に篭っていた。彼は世界的化学者で、ノーベル賞受賞前に刺されて死亡して死神になった。死神は稀に死亡者から奇跡的になることもある。武器制作はもちろん、自分が扱う化学兵器の威力増強の研究もしている。このような感じで『AK』の初めての休日は終了した。

次回から『零』No.5との戦いです。

隠しているところは予想してみてください。

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