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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
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EP39:決戦!!レイ・グランティナス 前編

レイは「AK諸君…君たちは私には決して勝てないということを今此処で予言しておこう。君たちでは決して私には勝てないと」と言うと剣道は「…どういうことだ?」と言い、セルキは「『決して勝てない』だと?んなもんはやってみなきゃわかんねえだろ!勝手に決めつけるんじゃねえぞ!」と言った。その言葉にレイは高笑いした後、「君たちは亡霊たちが『自分たち死神が倒せて当然だ』って思っているだろうですが…違いますか?」と言うとセルキが突っかかって「あたりめえだろうが。そのための俺たち死神だろうがよ!」と言った。

レイは「そうか…なら、いいだろう。かかってくるといい。君たちが本当に私に勝てるというのならね」と言った。セルキは「当然だ!言われなくたって殺ってやるよ!」と言って、ゴーキンは「これ以上は好きにはさせない!」と言って、剣道は「俺の家族を駒のように扱ったことを後悔させるまで焼き尽くしてくれる!」と言って、大川は「あんたを倒す…それがおいらたちの役目だ!」と言って、魔導は「さあ、懺悔のときです」と言った。それに対しレイは「君たちがどんなに自信満々のことを言ったところで私には勝てないのだよ!」と言い、そして戦闘が開始された。

はじめはセルキかと思ったが、剣道が先導して攻撃を仕掛けた。自分の家族が自分を避けてきた父親が本当は自分のためにしてくれていたことに気づき、そんな家族を捨て駒のようにしたレイのことが許せなくなってしまったようだ。剣道ははじめから『火炎撃』・『煉獄殺』・『陽炎獄滅弾』のいずれかを放ってくるかと思ったが、怒り心頭でも冷静にまずは様子見として『清龍水』を放った。剣道の剣から放たれた二匹の水龍はまっすぐレイ目掛けていくが、レイはそんな剣道の『清龍水』を簡単に弾いた。そう見えた。

だが、剣道には違って見えた。剣道には水龍が斬られたように見えた。けれども、仮に斬っていたとしても、剣らしきものが見当たらなかった。困惑している剣道に代わってセルキが飛び出してきた。その後方には魔導が『雷雲陣』を準備していた。セルキは『百手怨弾撃』を放った。その瞬間に魔導の『雷雲陣』が発動し、レイに直撃した。

それでも、レイには傷ひとつすらついていなかった。レイが『雷雲陣』に当たってセルキへの意識が弱まった瞬間にセルキの『百手怨弾撃』が炸裂した。しかし、痛みを伴ったのはセルキの方だった。『百手怨弾撃』はセルキの腸なので痛みがあるのは当然なのだが、セルキへの意識は外れていたというのにとんでもない反応速度だった。だが、それでも痛みには説明がつかない。死神も一定の痛みは気づかないことだってある。

だが、この痛みは尋常ではなかった。まるで斬られたかのようなそんな痛みだった。だが、剣はどこにも見当たらないことをセルキも気づいた。次にゴーキンが飛び出そうとするが、レイが何やら剣を構えるかのような動きを見せたのでセルキは「ゴーキン!止まれ!」言った。ゴーキンはいきなり言われたが、なんとか留まった。

レイは「ほう。気づいたのか。いや、セルキ・マッカントリー君だけではなさそうだ。君も…いや、君のほうが気づいていたんだろ?剣道古次郎。」と言うと剣道は「ああ。あんたは剣を持っていないのにも関わらず、俺の『清龍水』やセルキの『百手怨弾撃』を何かで斬ったかのような感じだった。」と言うとレイは拍手しながら「素晴らしい!素晴らしい観察力だ!」言った後「ナンバースにもこれほどの観察力があるものがいればよかったのだけど…あんな自分の思想を重んじていた男からこんな冷静なのができるとは」と言った。

続けてレイは「その通り…私は確かに剣を持っていないように見える。だが、私達亡霊からはしっかりと剣が見えているのだよ。この剣の名前は『未怨剣みえんけん』。欲…つまりは現世への恨み・惜しみ等が一切ない無欲な亡霊の集合体の剣。現世にはびこる幽霊や、化けて出る妖怪なんかは欲を持つものだけなのだ。君たちが見えていないことこそが、君たちが生きている証拠となっている。さあ、果たして突破することができるかな?AK諸君」と言ってきた。

見えない剣…どこからとんでくるのかわからないものをどうやって攻略できるのあろうか?剣道や魔導は考えるが、セルキやゴーキンは無策にも突っ込んでいった。セルキは久しぶりに鎌を出して『乱舞:鬼殺し』を出すも、やはりレイの『未怨剣』に対応された。

その後すぐにゴーキンが『秘拳:貫通弾』、『秘拳:投影弾』を連続で放った。だが、これにもレイはしっかりと反応して避けていた。魔導は『暗極剣』を発射してレイの反応をそちらに向けた後、すぐに『火炎球』を発射した。レイには直撃したが、やっぱり傷ひとつつけられていなかった。だが、その間に戦闘センスだけはあるセルキとゴーキンはレイの『未怨剣』にも徐々に慣れてきていた。あとは、レイにダメージを与えるだけだ。

セルキは「やっぱ…これか」と言い、『邪舞:黒炎邪剣』を出した。レイは「あれが、負の感情を集めた邪の剣…あれにも順応していきたいものだね」と言った。そこからはレイとセルキの剣の合戦が始まった。セルキの剣技は完全に独学である。セルキにとって剣は鎌と同じような使い方をしていて振り回しながら素早く何度も斬りつける感じで戦う。レイは少し押され気味になりながらも反応している。セルキもまた段々とレイの『未怨剣』に反応できるようになってきた数分前までは直撃していたものの、今もかすりはしているが、全てというわけではなく、反応できるようになってきた。そうしてセルキとやり合っているうちにゴーキンが柄でもない奇襲を仕掛けていた。レイはわかっていると言わんばかりに反応して対応した。だが、その間にセルキに隙をつかれて『末多亡死』を叩き込まれた。

セルキは核を破壊した感覚がしなかった。核に触れた感覚はしたが、破壊まではいっていなかった。セルキは「どういうこった?」と思っているとレイは「君たちはこの長期に渡る任務の中である大事なことを忘れてしまっている。君たちは何時から私の恨みの対象が死神全体だと思っていた?私の恨みの対象ははるか前に死んでいったのだよ。」と言った。

セルキたちが思っていたことをずばり言い当てられ、そしてそれが間違っていたことまでも指摘された。そして、その対象はすでにいない…そう、『決して勝てない』というのはこういうことである。セルキたちは本当に最初から詰んでいたということなのだ。「それでも…まだ続けるのかい?君たちは」とレイが聞くと彼らは同時に「「「「「あったりまえだ!」」」」」と言った。レイは「そうか…ならば第二ラウンド始めますか」と言って何か呪文のようなことを言い出した。

未怨剣 現世に対して何の欲を持たない純粋無垢な亡霊の集合体。姿が現れることはないので透明になっていて見てかわすということができない。攻略法としてはレイの振る行動を見てどこに来るのかを見定めてかわすしかない。

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