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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
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EP36:決戦!No.1(ネンダク・ザ・マジェスティック)

このことに対して念濁は「私が…お前みたいな『欠陥』を…恐れる?ふっ、ふふふ…ふははははははははははは!そんなことがあるとでも!?私がお前を恐れるはずがないのだよ!そんなことを言っていられるのも今だけなのだよ!お前はそこまでしてまで私に倒されたいのですか?ふふふ…ならばいいでしょう。私の本気をね!」と言うと、黒いモヤが出現していた。

「私の黒いモヤは運命から見放され、自分の運の無さ、そしてお前への運命に選ばれしものであるお前への復讐心からなっている!そして、そうなった私の名は一族の運命を終わらせるために祖先の名を賜った名…私の名はこれから『ネンダク・ザ・マジェスティック』となるのだ!」と言うと、体から渦を巻いたような模様が出てきた。

魔導は「あれが父上の、恨みや後悔…そこまでしてまで僕を倒したいのですか!」と言っているとネンダクは「ああそうだ!私は、お前が生まれぬように必死に抵抗を試みたさ!だが、妻は私の真鍮を察せず、わざと子を身ごもるように仕向けたのだ!だが、あのときはまだお前に魔導書の類を見せなければよいと考えた。だが、そんな考えをしていたのが間違いだったのだ!そんな甘い考えを私はしてしまったからこうなったのだ!そんな後悔を、そしてお前に対して積みに積み重なった恨みをお前にぶつけ二度と魔術が使えなくなるまでにお前を痛めつけてやろう!さあ、来い!このネンダク・ザ・マジェスティックの餌食となりて、レイ・グランティナス様の崇高で素晴らしい世界平和を謳う最高の計画を向こうの世界から拝ませてあげますよ!」と言った。

セルキは「んなことには俺たちがぜってえにさせねえ!」と言い、ゴーキンは「今ここであなたを止めて、レイの計画も止める!」と言い、剣道は「魔導君のことはもう『欠陥』とは呼ばせない」と言い、大川も珍しく「かかってこい!」と言っていた。ネンダクは「威勢のいいことだけ言っても駄目なんだよガキンチョ共よ。私がこの姿になった瞬間に君たちは詰んでいるのだからな。それでもかかってこれるのなら来たまえ!」と言った。

そのあとはいつもどおりの動きだった。セルキ、ゴーキン、剣道が前衛で攻めて大川がサポート、魔導が後衛の援護をしていた。一方でネンダクは、今まで空中にいたのに、急に下に降りてきた。これで攻めれるようになったかと思うと、彼らは一向にネンダクに近づけなかった。決して『念玉の砲』をくらっているわけではない。なのに、進んでも進んでも一向に進んだ気がしないし元の場所に強制的に戻されているかの感覚だった。今度はゆっくり進んでみたら、ある程度魔導に近づいたところで何やら不思議な重力がかかって元の場所に戻っていた。

ネンダクは「ほう…ようやく気がついたのか?この現象に。」と呑気に言っていた。すると大川は「ねえ、みんな…ここ縦横高さだいたい10mの立方体の箱のような感じの重力の流れになっているんだけど…まるでここだけその変な重力に囲まれた部屋の中のように」と言った。

ネンダクは「あ、君はなかなか耳が良いようだね…そう、これがこの私ネンダク・ザ・マジェスティックになった私の技『強制念動不動室』。言ったはずだよ…『君たちは私がこの姿になった瞬間に詰んでいる』と…この発言はそういうことだっていうことが分かったか?」と言い、続けて「その部屋からはもう決して出ることはできない。出れる方法は外からのダメージのみ…もちろん、私達以外は誰もいない。そして、重力の流れは私が決める。これからお前たちは縦の重力に潰され、ずっと動けない状態になるのだよ!さあ、ぶっ潰れなさい!」と言った。

よく見ると、うっすーい本当にうっすーいミラー仕様の壁が見えた。すると、その壁の模様に矢印が出てきてその矢印は下に向いていた。すると、セルキたちに重力がかかっていて、動けなくなった。セルキは「くっ…そ、がっ!」と叫ぶが、それは負け犬の遠吠えのようにネンダクには聞こえていた。

次第に、セルキたちは言葉を発することもできなくなっていたことにネンダクは「ははは!どうだ?動けなかろう!ただ、恨むのなら私の本気が見たいと言い出した術式を恨んでくれよ…早めに決着をつけていればこんなことにはならなかったものを…まあ最も、最初はなっからそのつもりだったのだがな。遅かれ早かれお前たちは詰んでいたのだよ!」と言っていると、「…へえ。じゃあ、僕が喋れているのも詰みだというのですか?父上…!」と言う声がした。

見てみると、魔導がなんとか耐えている状態だった。ネンダクは「な、なぜだ!?なぜお前が立っていられるのだ!?私の最高の魔法が、こんな『欠陥』に耐えれるはずがないのだ!なぜ!?なぜなのだ!?答えろ!愚かな息子よ!」と叫んだが、その後すぐにネンダクは気づいた。魔導の周りの重力の方向だけ下ではなく斜めになっていることに。

ネンダクは「まさか、この一瞬で私の技の一部をコピーしたというのか!」と言うと魔導は「ええ、なんとか間に合うことができましたがね。父上のよりは微弱ではありますが…7種類目の魔法、『魔念:念動』がやっとできました。」と言った。ネンダクは「だ、だがお前は言ったはずだ。『前々から準備していた』と。私の魔法を独自に考えていたと。あれは嘘だったのか!?私を惑わすための!?」と言うと魔導は「そうでもないんですよね…確かに前々から準備していたのは事実です。ですがそれは父上、あなたの専門分野の『念』魔法じゃない!もう一つできていなかった『天』の方なんですよ!そして、その魔法が今、こちらに向かっています!」と言った。ネンダクが空を見上げるとネンダクに向かって隕石のようなものが降ってきた。魔導は「これが『魔天:怒号天石』です。」と言った。

ネンダクは「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!こんなことをしても…私のこの『念玉の砲』で軌道を変えさえすれば意味がないのだよ!」と言って『念玉の砲』で軌道を変えた。だが、その後魔導の方から光が出現し、見るとそこには巨大な魔法陣が現れた。魔導は「…完成、しましたよ。僕らの家系の初代様。これが、あなたが予言をし、そして僕の先祖様たちがそうなるように目指していった魔法です。」と言った。

ネンダクはーまずい!忘れていた!こいつの魔法陣が、運命が今完成してしまった!と思いながら焦っていた。魔導は「父上、これが『最後の魔:天地回帰ワールドリザレクション』だ!」と言うと、『強制念動不動室』の外から大地の巨人が出現した。ネンダクは「ははは!それが私達の運命だったのか!こんな土塊が私達の運命など笑わせてくれるな!くらえ!『念玉の砲』!」と言い放った。

しかし、大地の巨人は跳ね返した。そのとき魔導はー感じる…こいつと俺の魔力が繋がっていることに。一心同体になっていることに。こいつの中にあるのは8つの属性が混じり合っている…技のレパートリーが増えそうな気がする!と思っていた。

魔導は大地の巨人の力を使って最初に『魔念』と『魔闇』を混ぜた『自動暗極剣オートダークネットソード』にして放つと、ネンダクの両腕を切り落とした。ネンダクは「ば、馬鹿な…この私がこんな土塊に…ましてやあの『欠陥に』負けるなどありえんのだよ!腕はなくとも、まだ戦えるのだよ!死ねぇ!術式ぃ!」と叫びながら突っ込んでくるが、魔導は『魔電』と『魔炎』を混ぜた『大雷豪炎陣』を放ち、ネンダクに想像を絶するほどの痛みと苦しみを味合わせて再起不能にして、最後は『魔地:大地の棘』で核を破壊してとどめを刺した。

ネンダクは地に背を向けて倒れていた。そこに魔導が近づいてきた。ネンダクは「術…式…これが一族の運命に囚われた私の運命なのか。私の…」と言っていた。魔導は「そうですね。僕も、あなたも。」と言うとネンダクは急に「ははははははははははははは!」と狂気的な笑い声を出した。

その行動に魔導もぎょっとしていた。ネンダクは続けて「私がお前と悲しいお別れをするとでも思っていたのか!?私はそんなことは決してしない。私の役目はあくまで時間稼ぎだ!お前たちは今日が何月何日なのかわかるか?」と言ってきた。

セルキが「こっちはなんにも変わらねえ環境、同じことの繰り返しで日にちの感覚がほぼねえ状態なんだよ。それがどうしたってんだよ?」と言うとネンダクは「まだわからぬか?今日は1月1日…この日をお前達はわからないのか?」と言うとセルキたちは必死に思い出そうとした。すると思い出した剣道が、「ま、まさか…レイ・グランティナスの計画、実行日…」と言うとセルキたちはハッとした。

ネンダクは「ああ、そうだとも。私はレイ・グランティナス様の『現冥:リセット計画』実行までの時間稼ぎだ!おっと、今から止めに行こうとしてももう遅いよ。すでに準備は整い、あとは実行だけなのだ!これでレイ様の理想郷が完成するのだ!はははは…ははははは…はーはっはっはっはっはっはっは!」と言いながら消えていった。

完全に消えたことを確認すると同時にドゴーンという音が聞こえてきたので、セルキたちは急いで大川が聞いてあてた正確な場所へと向かっていった。

強制念動不動室 空気と同じくらいの薄さで厚さも薄い壁の中に相手を閉じ込める。壁に描かれた矢印の方向に強制的に重力を動かして相手の動きを止める。


魔念:念動 ネンダクのより威力の弱い念動力。威力は低いが、ネンダクの念動力に少し耐性がつく。それ以外ではほんの近くのものを動かせる。


魔天:怒号天石 空高くから対象に向かって落ちてくる隕石のような小さな石。小さいからと言っても、威力はかなり高め。鋭い石が落ちてきたら体を貫通することも。


最後の魔:天地回帰ワールドリザレクション 大地の巨人をいつでもどのタイミングでも召喚して使役することができる。魔導の場合は一身一体になって大地の巨人の魔法と魔導の魔法がリンクして技の威力が大幅アップしたり、魔法の混合が可能になったりする。とにかくすべてが規格外の力を発揮する。尚、倒れても土に戻るだけなので、少し時間をおけばまた使うことができる。

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