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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
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EP34:裏の人物との対決

一方、剣道が先へ進むとそこにはいかにもガラが悪そうな男性が立っていた。剣道はその姿を見るとゾッとするのと同時に驚きをあらわにした。その男性は「待ちくたびれたぜぇ?このクッソガキが」と言ってきた。剣道は「なんで…あなたが此処にいるんですか。剣道家裏の暗躍者、その実態は名前しか聞いたことないんですよ。剣道破滅さん」と言った。

破滅は「てめえら家族について言いてぇ事があんからなぁ」と言った。剣道破滅…この男は剣道家当主よりも強く、歴代でも三本指に入るほどの実力者。そのせいか、総本家を始めとする剣道家、分家の拳道家すべてを管理し、更には剣道家が刀を持っていても許されるように仕向けた男でもある現代の剣道家で最強の男がいま剣道の目の前に敵として現れている。

剣道は「俺たち家族って…どういうことですか?」と聞くと、破滅は「てめえら兄弟の親父…剣道不落は総本家の意向、ひいては俺の意向に背いて、総本家が決めた結構相手と結婚せずにどこぞの馬の骨と結婚しやがったんだよ!だから、俺たちゃ不落を消そうとしたが、あいつはどこかに逃げ隠れやがったんだ。分家の拳道家の一部を連れてなぁ。見つけたときにゃ、もう死んでるし肝心の子供、てめえら兄弟に関しては兄は死んでっし、弟は行方不明って…てめえらは親子揃って俺をコケにしやがって!そうキレ散らかしてる間に俺ぁ死んじまうしよぉぉぉぉぉ!俺はてめえらが今までの中でいっち番許せねえんだよ!だから、ここにいる。不落と穴熊はこっちでたっぷりしごいたからなぁ。あとは、古次郎てめえをしごいて冥界むこうに送りゃ、俺はスッキリするし、『神』もスムーズに進めやすくなるしなぁ。」と言った。

剣道は「その神ってまさか…」と言いかけると破滅は「うっせえ、てめえは喋んじゃねえよ。てめえは大人しく俺に殺られりゃいいんだよ!」と斬りかかるも剣道はいともたやすく避けた。破滅は「だ・か・ら!手間かけさせんなっつってんだろうがよぉ!あったま来た!てめえは原型がなくなるまでぶち殺す!」と言うと剣道は「俺は負けるわけにはいかないんで。来い!剣道破滅!」と言って二人は構えた。

まず仕掛けたのは剣道の方だった。『水砲斬』、『清龍水』、『火炎撃』の三連技を出して初っ端から飛ばしていった。だが、破滅の元に届く前に消え去っていた。

ーこれが、破滅の力なのか…と剣道は思っていた。破滅は「無駄なんだよぉてめえの技は俺に一切届かねえんだよ!届く前に俺が『破壊』してっからなぁ」と言った。剣道は『破壊』の意味がわからなかった。力を使っているということはわかるのだが、どうやって『破壊』しているのかまではわからなかった。

そう深く考えている間に次は破滅が近づいてきて刀を一振りした。剣道は避けるが、破滅の攻撃頻度は凄まじく、一度振り終わったと思った瞬間に二度目がやってくるという感じで空きに付け入る瞬間がなかった。

更には、その名前の通り振ったあとに地面にたたきつけられるのだが、その地面が悲鳴を上げるように盛り上がった。

一旦体制を立て直すために距離を取ろうとしてもなかなか離れてくれない。獲物を取り逃すまいと殺意むき出しで追いかける猛獣が如くのしつこさがあった。なんとか距離が取れたと思ったらすぐ後ろは壁だった。剣道はこのときこうやって敵を追いやって殺っていたのかと思っていた。破滅は一気に詰め込んでくるが、剣道は横に避けて中央付近まで距離を取って戻った。

破滅は「だぁぁぁぁぁ、うっぜぇ!まじでうっぜぇ!なんで思い通りに行かねえんだよてめえラ親子はよぉ!…もういい。てめえは本気で俺に殺られてえみてえだな。こっからは俺もガチでいくぜ?」と言うと、周りの空気が一気に淀んだ。その空気は瘴気に変わったのではないのかと言うほどまでに重苦しかった。普通の人だと、まず立ってはいられないだろう。だが、剣道も負けるわけには行かないので、気合で耐えていた。更に剣道は密かに個人修行をし、自分の怒りの力をコントロールできるようになっていた。

剣道は怒り100%を開放して周りに淀んだ瘴気を燃やした。破滅も「それがてめえの本気か…おもしれえ、確かに弱えままでぶっ殺してもおもんねえからなぁ。いいねぇ、その本気になって目の前の敵を倒そうとするその目。…だが、そこまで長くは維持できねえんじゃねえのか?まあ、その時間が来るまで耐えりゃいいだけか。かかって来いや!クズ野郎のクソガキ、剣道古次郎!!」と言った。剣道は「じゃあ、早速行かせてもらうぞ!」と言い、『煉獄殺』を放って距離を詰め、斬りかかった。

破滅はかわすも、右腕を斬り落とされていた。破滅は「いいなぁ、その技。傷をつけられたのは何時ぶりだろうなぁ。」と声を漏らしていた。剣道は手応えを感じ、もう一発行った。すると、破滅は前とは違い刀を構えた。剣道は破滅の刀と剣道の刀の間合いの範囲内ギリギリのところで踏みとどまった。

破滅は「ちっ、感がいいなぁ」と言った。剣道は牽制のつもりで『火炎撃』を放った。破滅は「ぬりぃなぁ」と言い、刀を一振りした。すると、『火炎撃』は簡単に消えていった。ーこれが、破滅の技…と剣道は思った。剣道はこのモードが切れるまでに与えれるだけのダメージを与えようと『陽炎獄滅弾』を放った。

破滅は「すげぇな!てめえの技はよぉ!じゃあ、そろそろ技を使うかぁ」と言った。この時剣道は驚いた。当然だ。今まで消えていたのは技を使ったからだと思っていたが、全く使っていなかったのだから。破滅は驚く剣道を尻目に「消えろ、『滅攻・破式』ぃ!」と言うと、刀からなにかセルキの黒さとはまた別格のドス黒い衝撃波が飛び出してきた。次の瞬間、剣道の『陽炎獄滅弾』が1秒も経たずに消えた。そのまま破滅は剣道に近づき、『滅攻・破式』を打ってきた。

剣道は反応して避けたが、剣道の後ろにあった壁はえぐり取られた跡のように消えていた。破滅は「なんんんんんんっっっっっっっで早く死なねえんだよぉぉぉ!ああ、イライラするまっじでイライラするぅぅぅぅぅ!てめえの親父もそうだ!負けても負けても何度でも這い上がってきやがる!うっぜぇぇぇぇぇぇんだよ!ただの『出来損ない』で総本家から追い出された身でよぉ!雑魚の身で反抗してくんなってんだよ!」と言った。剣道の怒りはまた頂点に上がりそうだった。そう、不落のことをひどく言われたからである。剣道は父不落の真意を知ってからというもの、不落を無意識のうちに嫌いから慕うようになっていたからだ。

剣道は「…黙れ」と静かに言った。破滅は「あ?」と言うが、剣道は「お前に父の何がわかる!『出来損ない』?だったら息子の俺も出来損ないになるってことでいいんだよなぁ?だったら、その出来損ないに負けないんだよなぁ?」と徐々に喧嘩腰になってきた。破滅は「なんだぁ?急に口調変えやがって。まさか、出来損ないの息子が俺に勝てるっていうのか?冗談は寝てから言いやがれガキ!」と言った。

すると、剣道は「剣道破滅、人はなぜ怒る?」と聞いてきた。破滅は「決まってんだろ?怒られたやつがゴミ虫みてえなことをしたからだよ」と言った。剣道は「そう、それも一つの答えだ。だが、俺はこう思う。人が怒るのはその裏に『悲しみ』という感情がある時だと。」と言った。

破滅は「てめえ、それぁ人情深ぇやつだけがやるもんだ。それとも何か?それが不落の信念とでも言いてえのか?」と言うと剣道は「ああ、そうだ。そして俺は今悲しんでるんだよ剣道破滅、お前に対して。剣道家のトップが総本家がこんなにクズの集団だったということに」と言った。破滅は「屑だぁ?いいか、ガキ。俺たち剣道家は強えやつが上で弱えやつが下なんだよ。俺たちはそういう運命なんだよ!」と言うと、剣道は「そうか…ならば、俺の悲しみで『元凶』である剣道破滅、お前を倒す。」と言った。

この時破滅はーあぁ気に食わねえ、気に食わねえ!なんだぁ?こいつは。急に怒ったと思ったら冷静になって悲しいだぁ?それに…こいつの声は不落に似ていて余計に腹が立ってきやがる!と思っていた。破滅は「ぜってえに俺の手でぶっ殺す!『滅攻・破式』!」と勢いよく破滅しようとしたが、剣道は「『水姿体ー反射の構えー』。」と冷静に言うと、剣道は破滅の攻撃を食らったのにも関わらず、破滅しない。

むしろ、破滅がダメージを受けた。破滅は「…は?んだよそれふっざけんじゃねええええええええよ!」と言った。剣道はそれでも冷静に「『炎道楽』」と言うと、破滅がいらつき動かないすきに破滅を取り囲むように円を描き、「解。」と言うと、破滅の周りを炎柱が囲みダメージを与えた。

破滅は「…クソがァァァァァァァァ!」と見境なく『滅攻・破式』を放つも、剣道には当たらない。剣道は「終わりだ、剣道破滅。『水炎爆流撃』!」と言うと、水の斬撃が5回出てきた後、激しい炎光線が破滅を包みこんだ。終わり破滅はまだ核が破壊されてはいなかったが、もうすでに満身創痍だった。剣道は「さよなら、剣道破滅。地獄むこうで先に反省していてください。」といつもの口調に戻りながら言い、『陽炎獄滅弾』で破滅を焼き、灰にした。

その間も破滅は「このっ、クソガキがァァァァァァァァァァァァァァァァァ!ぜってええええええに許さねねええええからなああああああ!」と叫んでいた。剣道は「地獄むこうで更生してくれることを願います」と言い、先へと進んだ。

滅攻・破式 あらゆる物・物体・技を虚空へえぐり取るように破滅させる技。その技はレイ・グランティナスも恐れるほど。レイも一回は技をえぐり取られたのかも?ただし、水だけはどうしても不可能だった。


水姿体ー反射の構えー 剣道:悲しみの時に発動可能。剣道の体を水のようにして攻撃を防いだ後に攻撃する反撃技。水が弱点の滅攻・破式でも防げない。


炎道楽 剣道:悲しみの時に発動可能。対象の敵の周りを円で囲み、「解」の一言でその円から炎光線が飛び出し、すごいダメージを追わせる技。また、この技は相手が自分を恨んでいればいるほど・または円の長さが短ければ短いほど威力が上がっていく。


水炎爆流撃 剣道:悲しみの時に発動可能。水の斬撃5回で少しづつダメージを与えた後に『炎道楽』以上の炎光線で致命傷を与える。

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