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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
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EP33:道場破りとの対決

一方でゴーキンも進むと、そこには不動で堂々とした面構えで腕組をして待っている人がいた。その人はゴーキンが来たとわかるやいなやいきなり蹴りを入れてきた。しかし、ゴーキンはそれが分かっていたかのようにかわした。ゴーキンは「ここに来て早々に蹴りを入れてくる道場破りがいるかねぇ?」と言うと、その人は「細けえことはいいんだ!みんながみんな漫画みたいに『頼もー!』って言うわけじゃねえんだよ、ゴーキン・リカマラ」と言ってきた。

ゴーキンは「で?数多の道場を破ってきた人がなんで此処にいるんだよ、黒仁コク・ジン」と言った。この人、黒仁は昔はとある空手一派の後継ぎとして育てられたが、次第に自分の空手を独自に見出して自立し、いつの間にか道場破りをしていて、すくなくとも100個の道場は破っていた。

そんなときに、とある山の奥にある道場に興味を示し、いつもどおりにしようとしたが、そこにいたゴーキンに難なく倒されてしまった。自分の強さを信じていた彼にとってそれは許されざる状況だった。仁は去り際に「ぜってえにお前にまた会って必ず今度は俺が勝ってやる!」と言ったっきり来ることがなかった。

仁は「ここでようやく再会できたぜ。ゴーキン、俺はお前と再戦をするためにわざわざ亡霊になった。そして、お前に対抗できる『体術ちから』も貰ったんだ。これだけでも儲けもんだが、お前と戦えるんだったら更に儲けもんなんだぜ?」と高らかに話した。

ゴーキンは「…だったらさ、またもう一度、道場あそこに来たら良かったじゃないか。なんで来なかったんだ?」と聞くと仁は「あん時だ、そうあん時。お前のところに道場破りをして失敗し、その帰り道の時。俺は車数台に撥ねられてしまってさ、そのまま死んじまったって話だ」と言った。ゴーキンはこの話を聞きー仁は俺と戦うためにここまでして来たのか…なんか、そこまでしなくてもって思う反面、ちょっと嬉しいかもなって思っている自分がいるということで納得した。

仁は「どうしたんだよ、ゴーキン・リカマラ!はやく俺と戦おうぜ!」と急かしてきたのでゴーキンは「分かったよ仁。君からは恨みとかそんな感情はないのかだけ聞かせてくれる?」と言ってきて仁は「なんで今から戦う友人ライバルに対してそんな感情を抱くんだ?」と逆に聞いてきた。

ゴーキンは「分かった。君にそんな感情がないことが分かって安心したよ。さて、そろそろ始めようか仁」と言った。仁は「ああ、あの時の仮をきっちり返させてやるぜ!ゴーキン・リカマラ!」と言った。

そうお互いに言い合った後、仁とゴーキンは同時に間合いを詰めて一気に殴り合いにと連れ込んだ。突き・蹴りその繰り返しがしばらく続いていき、やはりというべきか、前述したとおりに若干仁のほうが押されておりところどころに傷がついていた。しかし、仁はそんなことをもろともせずにひたすらにゴーキンとの戦いを楽しんでいて、気にすることなくさらに間合いを全く開けることなく果敢に立ち向かっては殴られ蹴られの繰り返しがかなりの時間続いていた。

仁は時折「やっぱ、好敵手ライバルとの対決は楽しいものだなぁ!ゴーキン・リカマラ!」と言っていてゴーキンは「そうだな、ここまで根気強く俺と戦ってくれるやつは俺が出会った中で仁以外にはいないと思うよ!」と言っていた。

そんなことが続いていっていたあとに、仁がすこし距離をおいた。仁は「ゴーキン・リカマラ、少し右か左にずれて見ていてくれよ。この俺の貰った技を!」と言ってきたので、ゴーキンは仁の狙っている方向の直線上からはけた。仁は「いっくぜぇ!『黒天破壊爆撃』!」と言うと、放った方向の直線状が円のような形でえぐられて、壁にぶつかった瞬間にとてつもない爆音がゴーキンと仁の決戦場所に轟いた。ゴーキンは「すげっ…」と声を漏らした。

仁はその声を聞き逃さずに「そ…そうだろう、そうだろう!?とってもすっごいだろ!?俺の技!なぁ、なぁ、ゴーキン・リカマラ。お前の技も見せてくれよ!俺にお前の技を見せてくれよ!今の段階の最高火力の技をよぉ!」と言った。ゴーキンは「いいけど…『黄牙拳法:身体粉砕弾』!」と言い、壁に向かって殴ると、殴ったところに殴り跡が残っていた。その瞬間を目の前でみた仁はゾクゾクっと体が震え、息を漏らしながら興奮していた。

仁は「すっっっっっっっっっっっっげええええええ!何だ、なんだその技は!?やっぱりお前との戦いは最っ高だぜ!!!!…だがな、お前は更に強くなれると思うんだ。お前のその技に破壊の衝動ちからを習得して使いこなせれば、その技は進化できると思うぜ。ゴーキン・リカマラ、俺との戦いで俺の技の破壊の衝動ちからを少し混ぜてみないか?俺との戦いの中で吸収して更に強くするんだよ!」と言ってきたが、ゴーキンは「ごめん、悪いけど俺のこの拳法で使う技は俺自身の技術で完成させたいんだ。」と言った。

仁は「いいねえ、そういう考えは。けど、その進化した技の完成は俺との戦いの中でできるのか?」と聞くとゴーキンは笑みを浮かべ「もちろん、絶対にやってみせるさ」と言った。仁は「よっしゃっ!じゃあ、やってこうぜゴーキン・リカマラ!」と言った。が、ゴーキンはただただ一歩も進まず退かず動かなかった。

仁はお構いなしに進もうとするが、ゴーキンとの距離が5mに迫ったところで止まった。そこには誰も入れない領域。ゴーキンの極限まで高められている集中の壁で覆われたドームのような領域が仁には見えた。あそこに入ればゴーキンに危害が及ぶ…あるいは、自分がとそんな考えを巡らせていくうちにゴーキンの集中は解けた。仁は今度こそと進もうとするが、足がすくみ動かなかった。

上半身は今すぐにでもゴーキンのところに向かっていきたいのに下半身がその行動を拒絶している。ゴーキンはゴーキンで仁がこちらがわに来れないことを悟ると一歩一歩ゆっくりと仁にすこしづつ恐怖を与えるように近づいてきた。ゴーキンは「仁、これが俺の進化した技だ。行くぜ!『黃牙拳法奥義:金剛力神相殺弾』!」と叫び、限界まで後ろに引いた両手の拳を仁の核があろうところに目掛けて一気に突き出した。仁は動く手で『黒天破壊爆撃』を放つも、技の威力が吸収されるかのように消えていき、仁は『金剛力神相殺弾』を受けた。仁は受けた瞬間に自分の体の中に、核の目の前に何か違和感を覚えた。その次の瞬間にはなにかに噛み砕かれたかのような感覚が仁を襲い、仁の核は破壊された。

仁は消えながらゴーキンの方を向いた。ゴーキンはその視線に気づくと近づいていった。ゴーキンは「仁、これで良かったんだよな?こんな形での再戦でも。」と聞くと仁は「いいんだよ!細けえこと気にすんなよ!しおらしくなんじゃねえよ笑顔で見送れ!」と言ってきた。

ゴーキンは「なあ、仁。もし向こうで会えたらもう一度やり合うか?」とまた聞くと仁は朗らかな笑顔で「あったりめえだ!だがな、次はぜってえに俺が勝ってやるからな!それまで誰にも負けんじゃねえぞ!お前に一番最初に勝つのは俺だからな!」と言った。

ゴーキンは「ああ、約束だ。絶対に誰にも負けない」と言うと仁は「約束…か。……初めてだぜ、言われたの。ぜってえに守れよ。守れなかったら一発ぶん殴らせてもらうからな!」と言い残しながら消えていった。ゴーキンは「守ってみせるよ。俺もこれが初めての約束だからな」とボソッと言ってから先へ進んだ。

黒天破壊爆撃 直線距離の一定範囲の空間をえぐり取ってなにかにぶつかるまで止まらない空気弾を放つ。ぶつかったところに広範囲の爆撃を出す。下手をすれば灰の姿になる。

黃牙拳法奥義:金剛力神相殺弾 極度の集中と限界まで引き下げた両手の拳が発動条件で身体粉砕弾よりも厳しい。だが、身体粉砕弾よりもかなりの高火力を誇っている。引き下げた両手の拳を一気に出すことで溜めた力を一気に放つ。さらに、その技は名前のとおりで相手の技を消し去ることも可能。おそらく、最大まで強化できればレイ・グランティナスの技も消せると思うが、多分体の限界が来ると思われる。

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