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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
32/77

EP31:日常編⑤後編

剣道はまっすぐに魔導の『魔水:大滝』で進んだであろう水跡を追って魔導を追いかけた。必死になって追いかけていたが、魔導が一向に見当たらなかった。それどころか、途中で魔導も水跡を追いかけて自分をタッチにしに来るかもしれないということに気がついたのか、『魔水:大滝』を跡が消えていた。

剣道は「ってゆうか、そもそもなんで魔導を狙う必要があったんだ?近くにいてまだ捕まえられそうなゴーキンか大川にしておけばよかったのに…」とかなんとか呟いていると、セルキが近くを通りかかり、「剣道、何してんだ?」と話しかけて近づいてきてくれた。剣道はこの好機を見逃すまいとおもむろに近づいてタッチした。

セルキは「……は?」と言っていた。そりゃそうだ。話しかけた相手がまさかの鬼で普通に何事もなかったかのように普通にタッチしてきたのだから。そして剣道はセルキに「セルキ、お願いなんだけどさぁ、俺とゴーキンと大川がさ、魔導のせいで鬼を変わり変わりで鬼をやらされてしまったんだ。だからさ、魔導を追いかけてきたんだけど…肝心の手がかりがたった今根絶しちゃって…だから、お願いだ!代わりに魔導をタッチしてくれ!頼む!」と言った。剣道の言っていることは半分本当で半分が嘘だ。

しかし、高圧的だが、友達とかには優しいセルキは、「…わーったよ。魔導の逃げた方向は分かってる。俺が行ってきてやるよ」と言った。剣道は「ありがとう、本当にありがとうセルキ。じゃあ、頼んだよ!」と言って去っていった。セルキは「さーてっと、そんじゃあいつの行った方向にさっさと向かうか」と言い、セルキは走り始めた。

一方で魔導はセルキから20.5km離れたところで立ち止まっていた。そして魔導は渡されていたストップウォッチを見て「今1時間半か…このままいけば、僕が罰ゲームを受けることはないだろう。にしても『大滝』をこんなふうに使えるのではないかとひらめいたときはよかったなぁ。戦っている時の移動手段にも使おっと。」と呑気なことを言っていた。言い忘れていたが、魔導の周りには『魔氷:氷壁』で囲まれていた。頑丈そうでなかなか壊せなさそうに見えているが、逆に見ればすぐにそこにいるとバレてしまうくらいに思いっきり目立っている。

魔導は、大川くんが追いかけに来てこれを壊せずに時間だけが過ぎていって、大川くんが罰ゲームをするんだろうなぁ。楽しみだ。などと思っていた。現在の鬼がセルキで現在進行形で魔導に迫ってきているというのにも関わらず…そこから15分がたった。未だに魔導のところに鬼が来ないので魔導は少しの間だけ寝ていた。

そこにセルキがやってきて、「ん?あの氷は…魔導の野郎だな。ぜってぇに油断しきって寝ているとかそこらへんだろうな」と魔導の現在の状況までも完全に当てていた。そして少しづつ本当にすこーしづつ近づいていった。そして魔導の『魔氷:氷壁』の近くに来るとセルキは『乱舞:鬼殺し』で破壊しようとするが、まだ破壊されない。次に『極舞:百手怨弾撃』で破壊しようとするが、少しひびが入る程度だった。やはり魔導の魔法も熟練度が増していっていることがよく分かる。最後の仕上げにセルキは『邪舞:黒炎邪剣』で人振り下ろして魔導の『魔氷:氷壁』を見事に焼き切った。

魔導はそのときに発せられた轟音に目を覚まし、目の前を見るとそこにはセルキがいた。魔導は「ど…どうも、セルキくん。」と平生を保っているが、実際にはなぜセルキがここにいるのかは察しがついている。セルキがおそらく鬼であること。そして、ここに来た理由はきっと大川の伝手だろうと。「き、きみがここにいるっていうことは…?」とセルキに聞くと、「察しがいいおめえならわかるよな?ってことでタッチだ。残り5分間で他の奴ら見つけろよぉ?『魔氷大滝』で」と言ってセルキは去っていった。魔導はかなりの焦りと動揺をして『魔水:大滝』を使って急いで他の人達がいそうなところへと向かっていった。大川は耳をそば立ててセルキが魔導をタッチした音を聞き、ゴーキンと剣道に伝えて一安心をしていた。残り10分、さすがに諦めるだろうと完全に油断しきっていた。

大川はもう一度耳を澄ますと猛スピードで何かが来る音がした。大川は「ふたりとも…何かがこっちに猛スピードで近づいてきてる!」と言うとゴーキンと剣道は目をまん丸くした。音の方向を見ると魔導が『魔水:大滝』で追ってきていた。

ゴーキンと剣道も魔導に気づくと三人は一斉に逃げ出した。魔導はその中で一番足が遅く、セルキに伝えたと思っている大川を狙っていた。すると、大川がタッチされようとなった瞬間にゴーキンが間に入り、ゴーキンがタッチされた。そして、そのタイミングで魔導が持っていたストップウォッチが鳴った。

罰ゲームをやるのはゴーキンに決まった。ゴーキンはしばらく沈黙を貫いていたが、いざやろうとした時「…ではいきます…そんなn」と最後まで言い切る前に剣道に止められた。さすがにそれは駄目だったらしい。こうして鬼ごっこは終わり、寮に戻っていった。

その晩、セルキは精神世界で謎の者と会った。セルキは「なあ、いい加減にさ、お前の正体を教えてくれよ。来たる戦いはまだ先なのか?」と聞くと謎の者は「ああ。あと1週間後になったらその日が来る。それまでは我慢だぜ」と言った。

セルキは「そういや、もう闇に慣れるのはやんなくても良いのか?」と聞くと謎の者は「ああ…やんなくても俺の力を100%使うには器がしっかりとしてきたからな。おめえももう分かってんだろ?自分の闇とすでに向き合えていることに」と言った。セルキはたしかにそうだといった表情を浮かべていた。

一方でゴーキンもまた謎の者と会った。ゴーキンは「ねえ、俺のその光?希望?っていうのってどうやったら溜まっていくの?」と聞くと謎の者は「君が『仲間を助けたい!』と思ったり『新しい技を使いこなしたい!』なんかプラスのことや希望を持つことを考えた瞬間に溜まっていくんだ。今君の希望パーセンテージは95%なんだ。もう少ししたら、僕の力を使うことが出来る」と答えた。

ゴーキンは「そうなんだ…ところで、君は本当に何者なの?そろそろ教えてくれても…」と言うと謎の者は「…答えるのはもう少しあとになると思う。そのときには包み隠さずにちゃんというから」と言った。ゴーキンはどこか腑に落ちない顔をしながら渋々納得した。

そのとき、レイ・グランティナスはNo.1に「あとすこしで私の計画を実行できる日がやってくる。君にはいや、君たちには時間稼ぎをしてもらいたい。もっとも、君たちには生き延びていてほしいけどね。」と言った。No.1は「おまかせくださいレイ様。我らが貴方様の理想郷をお作りなさるまでの時間を我々が稼いで差し上げてみせましょう」と言った。レイは「頼んだよ」とただ一言だけ言った。

No.1は戻っていく途中で「待っていろよ、クソ息子」と言っていた。

いよいよ最終決戦へ!

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