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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
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EP26:弟弟子との対決

一方でゴーキンも進むと、そこにはゴーキンよりかなり小さい子供がいた。ゴーキンはその子供を見ると、「ねえ、君しかいないのか?北猛ホク・モー。」と言うと、「そうだよ。僕だけなんだよ。ゴーキン先輩」と言った。

彼の名は北猛。彼はゴーキンと共に超里のところで修行していた弟弟子の一人である。しかし、EP6で書いたようにゴーキンが暴走を起こしたかのように仕向けた張本人…そう、彼が超里の孫である。ゴーキンは「ねぇ、戦う前に一つ聞いていい?」と言うと、北は「どうしたの?先輩」と何を聞いてくるのかは分かっているはずなのに、しらばっくれていた。ゴーキンは「なんであのとき俺の秘密を知っていたの?」と聞くと北は「…それを知ってどうするの?」と聞き返すとゴーキンは「いやぁなんでかなぁって思って…」と答えた。

北は「はぁ、相変わらずですね先輩は。それだから、こうやって弟弟子に脅されてしまうんですよ。まあいいでしょう。教えます。あのときより前からずっと先輩は怪しかったんですよ。それに伴って爺ちゃんも怪しくなっているし…だから、先輩の後をつけていったんです。それが、知っている理由ですよ。」と言った。ゴーキンは「本当に?全然気づかなかったなぁ…ってことはさ、中身も見たの?」と聞くと、北は「ええ、もちろん。それが先輩の私物ってこともね。」と答えた。

「そっそれでも、人をそれも同じところで一緒に修行してきた人たちを殺したのはどうしてなんだ!」とゴーキンが聞くと、北は急に攻撃を仕掛けてきた。ゴーキンは「え!?」と言ったが、北は「質問は一つだけだったはずですよ?ってことは、もうやってもいいってことですよね?」と言ってきた。

ゴーキンは「ワンチャン、戦わないって選択肢にしようとしたけど…まあ、やるしかないのかぁ結局。」と言いながら構えると、「そんなわけないでしょうが!」と北はツッコんだ。

ゴーキンと北はお互いにすり足をしながら近づき、お互いの拳が届く範囲に入った瞬間に北は先制攻撃を仕掛けてきた。ゴーキンはその攻撃をかわし、カウンターを仕掛けたが、正面相殺をされた。そこからはラッシュで殴り合っていった。こんだけ殴り合っているのに、どちらも超里のところの弟子だったので全く同じ動き、同じ威力なので相殺されて当然、かわされて当然となっていた。二人はお互いに距離を取った。北は「やっぱり、先輩は強いですね…」と言ってきた。ゴーキンも「そっちこそ、全く衰えていないな!」と返した。北は「そりゃあ、あの世では暇なもんで、修行するしか無いんですよ〜」と答えた。

北は続けて「そういえば、僕がなんで死んだのか知らないんですか?僕が死んだときの現場に先輩、いたと思うのですが」と聞いてきた。ゴーキンは「知っているから、あえて言わないんだよ。」と返した。北は「先輩の優しさはつくづく腹が立ちますね。」と言うとゴーキンは「ああ、あいつらからもたまに言われてたわ。」と気楽に言った。

続けてゴーキンは「さて、お話はこの辺にして…そろそろ準備は出来たんだろ?北」と言うと、北は「ええ。あなたが時間を作ってくれたおかげであなたをやれる準備がね。『猛攻亥駄天爆撃』。」と言うと、北のスピードが早くなっていき、ゴーキンを翻弄した。ゴーキンも目で後を追おうとするが、全く何処にいるのかがわからない。北はその間にゴーキンの後ろに回り込み、一発入れた。

すると、殴ったところから爆発音が鳴り、ゴーキンは爆撃をくらってしまった。ゴーキンは北の攻撃方法を『秘拳:投影弾』で写し、反撃するが、北はスピードが相当早くなってしまっているので、簡単に避けられてしまっている。その間も北は右に左に上に下にと次々攻撃と爆撃を繰り返す。その間ゴーキンは自分のオリジナルの拳法で対抗しようとした。ゴーキンのその構えは牙のような構えであった。

ゴーキンはこのときー集中しろ。次に北が何処からどのタイミングで来るのかを神経を研ぎ澄ませて反応しろ!そこにこの一撃を叩き込むんだ!そう思って深呼吸をしていた。すると、ゴーキンの中の謎の者が「そのまま聞いてくれゴーキン・リカマラ。君は一体何をしようとしているんだ?」と聞いてきた。ゴーキンは「彼が動けないようにします。まあ、見ていてください。すぐ終わらせますから。」と答えた。

謎の者はその後はただじっと待っていた。北はしばらくのあいだ走り回ったあと、ゴーキンに突進してきた。その瞬間、ゴーキンの新たな拳法、『黃牙拳法』が炸裂した。「今だ!『黃牙拳法:身体粉砕弾』!」と叫び、北にその技を直撃させた。

直撃した北は体の骨全てがバキバキっと折れる感覚が一気に襲ってきたあと、何も出来ず、ただ座り込んでしまった。殴れない・歩けない・動けない・それ以前に立ち上がることさえも出来ない。「くそっ…」と北は声を漏らす。そこにとどめを刺しにゴーキンがやってきて「詰みだ、北」と言った。

北はただただ蹲り、「僕の負けですよ、先輩。」と言った。ゴーキンは「最後に聞かせてくれ。なんで、共に修行してきていた他の弟子たちを殺して、俺に罪をなすりつけようとし、さらには、あんな遺書まで書いて師匠の目の前で死んだのか。」と言った。

北は「質問の量が多いですね。」と苦笑いしたあと、こう答えた。「僕は爺ちゃんに『わしと一緒に空手の拳法をやらないか?』って聞かれたときに嬉しくなった。大好きな爺ちゃんと一緒にできるって思うと。けれど、そこにはすでに先客がいた。貴方達ですよ。僕と爺ちゃんの二人からだと思っていたのに、そこには抜群の運動能力と技術を巧みに扱うゴーキンと豹冷ヒュー・レイがいました。そこから必死になって修行した。貴方達二人には負けたくなかった。やがて、爺ちゃんは選りすぐりの人達を集めて道場を大きくしていった。僕も少しは慕われるのかと思ったら、そうなっていっていたのは貴方達二人だけ。僕には誰も目もくれていなかった。悔しかった。心から貴方達二人を恨んだ。そこで思いついた。ゴーキン先輩は一番弟子だと爺ちゃんから聞いていた。だから、ゴーキンを脅す材料が欲しかった。そして、見つけたあと、すぐにゴーキン先輩以外の弟子たちを皆殺しにした。…というのがあの事件の真相です。」と。

ゴーキンは「そうか…これから北、君は向こうでしっかり反省するんだ。どんな動機があったとはいえ、殺しは駄目だ。…本当は気づいてた。君が誰よりも努力家で負けないようにしていたことを。でも、それを皆に伝えれなかった。…いや、伝えなかったのほうが正しいのかな。君に追い抜かされるのが俺は怖かったんだ。だから、君がこうなってしまったのは俺のせいだ。北、ごめんな。」と言った。北は「…そうですか、結局、優しい貴方も人間ですね。」と言うとゴーキンが「ごめんな、本当に」と言ってきた。

北は、「いいですよ、もう心残りはありません。はやくやっちゃってください。」と言うと、北は涙を思いっきり流していた。ゴーキンが「じゃあ、そろそろいくよ。…『秘拳:貫通弾』。」と北の核を貫き破壊した。北は消えていく道中で何が見えたのかは分からないが、「ごめん、ごめん、皆ごめんなさい…!」と連呼しながら消えていった。

ゴーキンの中の謎の者が「しっかし、まさかあれがバレていたんだね」と言ってきた。ゴーキンは「そうですね…まさか、師匠と推しアイドルのグッズ紹介対決が見られていたなんて…!」と恥ずかしそうに言った。謎の者は「今もやってんの?」と聞いてきたが、ゴーキンは「あなたは中にいるのですから、今はそういうのをやめていていることは分かっているでしょう。」と言った。そう謎の者と言い合いをしながらゴーキンは先へ進んだ。

猛攻亥駄天爆撃 猪の突進のようなスピードまで上がり、小回りはあまりきかないが、自由にコントロールが可能。一発殴るごとに爆撃が発生する。正面突破はほとんど無理と考えても良い。

黃牙拳法:身体粉砕弾 両手を前に突き出し、獣の牙のような構えを取る。全集中をしてどこからどのタイミングで来るのかを察知しながら手を引き、そこに一気に突き出して骨を砕く。幽霊相手なので大丈夫だが、あまり対人戦向きではないのは確かである。

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