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AK  作者: 回収人の部屋
本戦
25/77

EP24:日常編④

休日4回目、今回の休日は全員同じ考えをしていた。各々そろそろ鍛錬をしたほうが良いのではないのかと。ということで、セルキはトレーニングルームで、ゴーキンはトレーニングルームの隣に併設されている道場に行き、剣道は剣道場に、大川は寮で、魔導は普段ネフェリが使っている研究室をネフェリにお願いをして貸し切りにしてもらった。

セルキはトレーニングルームで鎌を振り回したり、昔ゴーキンから習っていた体術を磨いていたりした。そしてしばらくした後、休憩という名目で瞑想をし、自分の心の中で例の謎のものと対話をしていた。謎の者は「よく出来たな!セルキ・マッカントリー。これならば、次のステップにもすぐに行ってもいいだろうな。」と言うと、セルキは「次はどんくらいまでいきゃいい?」と聞いた。

謎の者は「まぁ、そう焦んなって!そうだな…次は80%くらいかな?お前には、次は『闇の力のみの闇純100%の黒剣』を作ってもらう。とりあえず、闇を80%まで耐えねえとな」と答えると、セルキは「分かった。」と言った。謎の者が指をパチンと鳴らし、闇を出した。セルキは「なあ、この闇ん中から小っせえときの俺の声が聞こえてきたんだが…どういうことだ?」と聞くと、「この闇はおめえ心の闇だ。俺は、自分の心の闇を使って力に変えて行使するやつだったのさ。お前の場合だと、過去の悲惨なあの事件が闇となって現れている。まあ、頑張れ」と謎の者は答えた。

セルキは「…やるか」とつぶやき、闇の中へと入った。セルキは50%のところから奥まで進んでいた。セルキが聞いてた声が段々と鮮明に聞こえてくる。そこからセルキは思い出す、セルキがトイレに行った後、同じ部屋で寝ていた姉が殺されていたこと。気づかれないように両親の部屋に行くも、両親はすでに殺されていたこと。現在75%のところまで来た。しかし、セルキの顔は憎悪の顔になっていた。セルキは「もう…少し…」と言いながら進んだ。セルキの息が段々と荒くなる。

すると、ミニセルキが「ねえ、なんでそこまで頑張るの?家族はもう戻ってこないのに。どうして?」そう言われたような気がした。セルキは黙りこくった。答えを出せずにいた。ミニセルキは「これより奥に進みたいなら覚悟していてね。」と言い、去っていった。

セルキが元の精神世界に戻ると80%を超えていた。謎の者が「どうだ?過去の自分に会った気分は」と聞いてきた。セルキは「わかんねえよ。」とそっけなく答えた。その後、「で、80までいったぞ。次はどうすりゃいい?」と聞くので謎の者は「あとは念じるだけだな。どんな剣にするのか」と答えたのでセルキは「亡霊を恨まれてる、恨まれてない関わらず、現世をはびこってるあいつらをぶっ殺せるような剣だな。」と言いながら念じると、黒炎を放つ剣が出来た。

謎の者は「あとは、それが現実世界で発動できるかどうかだな。」と言ったのでセルキは「そうだな。じゃあ、俺は行くぜ。また頼むよ」と言った。謎の者は「どうだ?楽しいだろ。何かをぶっ壊したいっていう衝動は」と聞いてきてセルキは「…ああ、最ッ高だ」と答え、精神世界から現実へと戻ってきた。

ゴーキンは道場で自分なりの拳法の編み出しに苦戦していた。どうすれば今まで見たことのないような物ができるか、どうすれば師匠チョー・リーのものを超えれるか必死に考えていた。必死に考えては納得しないで考えては納得しないでの繰り返しだった。そんなとき、また精神世界に呼び出された。

ゴーキンは「1週間ぶりに呼ばれたと思ったら、今度は何?今拳法の編み出し中なんだけど?」と言った。謎の者は「いやいや、ごめんね。君のその作り出そうとしている拳法のヒントになればいいかなって思ってさ。これを持ってきたんだ。」と言うと、光り輝く球が現れた。

ゴーキンは「これは?」と聞いてきたんで謎の者は「これは君が今までに感じてきた光…『希望の力』だ。この中に、君が編み出したい拳法に近づけるもの、ヒントになるものがあるはずなんだ。この中に手を入れて、希望を持つんだ。新たな拳法を編み出すにはどうすれば良いのかって。」と言ってきたのでゴーキンは言われたとおりにしてみた。

すると、かつての記憶が蘇ってきた。「ねえねえ、師匠はどうやったらそこまで凄い拳法ができるようになったの?」それはかつてゴーキンが師匠の超里に聞いたときのものである。超里は「そうじゃな…何度も、何度も苦難の続きじゃったな。よいか?ゴーキン。いつかお主も自分の辿り着きたい拳法を編み出したいときにこう思え。『編み出したいものは身近なものから出来るものである。』と。」と言った。

その後、元の精神世界に戻った。その時、光は若干大きくなっていた。ゴーキンは「どうして大きくなってんだ?」と聞くと、「君が希望を抱く度に大きくなるんだ。この光がある程度の大きさまでなると、君は僕の力が使えるようになるんだ。」と謎の者が答えた。

そして「で、どう?ヒントは見つかった?」と聞いてきてゴーキンは「うん、見つけたよ。すぐに身に着けれそうな気がする。」と答え、現実へと戻ろうとした。

その時、謎の者は「僕の正体はそろそろ明かす時が来るね。」とボソッと言った後「でも、辛いでしょ?新しいものを創造するのは」と聞くとゴーキンは「辛いけど、頑張らなきゃ」と返し現実へ戻った。その時謎の者は「…僕と同じか」と呟いていた。

剣道は剣道場で素振りをしたり、技の確認をしていた。そのときに『盗剣:火炎撃』と『盗剣:煉獄斬』の発動も試みていた。『盗剣:火炎撃』は発動できたが、『盗剣:煉獄斬』はどうにも発動しなかった。

その理由を考えると、剣道不落に対しての怒りが消えたからではないか?と剣道は考えた。

そして、こうも考えた。これ以上の怒りが来たら、『盗剣:煉獄斬』以上の技が出てくるのではないか?と。そして剣道は思った。怒りの感情の先に感情はあるのか、仮にあったとしてその感情とは一体何なのか?と。

しかし、今はそんなことは考える暇はない。たとえ、今まで以上の怒りが湧いたとしても乗り越えるだけなのだから。最終的にそう思い、剣道はまた素振りに戻った。しかし、まだ謎は残っていた。この刀…烏丸は一体誰が作ったのかということだ。そう考えつつ、素振りをしていた。

大川は部屋の中で『付加曲:弱体化』、『付加曲:強化』以外の技を使えるようにするために過去に父親から教わったリズムを思い出しながら一通り虱潰しにフレーズを叩いてみた。

だが、技の兆しは一向に現れない。なぜ大川は十分サポート役としては核の位置を性格に暴き出したり、味方を強く、敵を弱くしたり出来るのに何を望むのか。答えはシンプル、皆と戦いたいからである。

大川は悩んでいた。自分は戦闘ではあまり目立たないのではないかと。言われるままに弱体化や強化をしてそれで終わり。解除されるまで永久に続くので一回打てばあとは遠くから見守ることしか出来ない。何も出来ない…つまりは自分が狙われでもしたからには他の仲間に助けられたり、自分が狙われてしまったせいで仲間が危険な状態になってしまうといつも思っていた。

そんな非力な自分がずっと嫌だった大川は必死になって攻撃できる技を手探りで探していた。しかし、やはり一向に見つからない。ずっと集中して叩き続けていた大川の手は荒れていた。それでも、皆が帰ってくるまでずっと叩き続けていた。

魔導はネフェリの研究室で魔導一族の『夢』についての研究をしていた。一族の夢…それは、魔導家の初代に当たる当時の光・現代で言うところの天の力を専門に扱っていた者から抱かれ始めていった夢の内容は『九代目が私から八代目までが専門的に扱ってきた力を全て使いこなす魔道士となりて、その八つの力を併合・融合し、昔から見ても未来から見ても誰もなし得ない最高の魔法を見せる』というものである。

そう、その九代目というのが魔導術式である。魔導は今は亡き家族のため、そして一族のためにその夢を実現させるためにはどうしたら良いのかその答えを探すために研究をしている。

小一時間魔導宅が燃やされたときに持ち出した初代のライトナー・マジェスティックが著した本を調べるとその全貌が分かった。

まず、最高の魔法を作り出すのは九代目…つまり魔導術式ではないといけないということ。

次に、最高の魔法を作り出すには初代から八代目までが専門的に扱う魔法の技を必ず一つは習得し使えるようにすること。

そして最後にその最高の魔法は天地を揺るがすほどの巨大な力になること。

今現在、魔導が扱うことが出来ない魔法が2つある。1つ目は初代の専門分野である光…今で言う天の力である。そして2つ目は二代目の専門分野である闇の力である。

魔導は昔はできる寸前までいっていたのだが、今はどうやってそこまでいったのかが思い出せないのである。それでも魔導は必死になって研究を続けていた。そして、夜も更けて皆が寮に戻ってきた。その後、全員それぞれ眠りについた。

その頃、委員会は今回のメモを見ていた。内容としては『手順2:次に世界中の人々にある一つの問いかけを行う。その後、投票し結果で対応を決める』と書いてあった。福田を含め委員会全員が困惑していた。福田が「レイ・グランティナスは一体何がしたいんだ。わけが分からなさすぎる。神田はどう思う?」と神田に問うた。

神田は「私にもわかりませんし、みなさんも分かっておりません。彼は結局、現世とこの世界を繋げてまで何がしたいのでしょうか」と答えた。

中田は「あれか?もしかしたら世界全体の首相になろうとしてるんじゃないのか?世界中を一つの国にしてその長たる存在になろうとしている…とか」と言った。アルバンは「可能性としては捨てきれません。もしかしたら、部下を信頼しているのもその練習かもしれません。」と言った。

福田は「そういえば、ネフェリは?」と尋ねると、「ネフェリなら計画阻止のためにレイをどうにか出来ないかと画策中です」とアルバンが答える。「計画実行まであと2週間と少しだ。あの子達にも気張ってくれないとな。」と福田は言うのであった。

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